トップ釣行記

岡山よいとこ一度はおいで

爆釣の湖よ、再び

2003-09-13~15

13日(再会)

 ニュージーランドへ旅立った同級生、F夫妻が3年ぶりに帰国し、奥さんの実家へ行くことになりました。今回の帰国は『旦那が倉敷で行われる国際会議で発表をする』というのが主な目的だそうです。これにかこつけて以前、岡山で爆釣した湖を再度訪れようという話をしていたら、同級生Aくんが宇和島から参加することになりました。

 Aくんと僕は二人とも、とりあえず岡山の最寄駅を目標にカーナビ任せでとりあえず出発!『行き当たったらバッタリ着いてしまう』方針は、学生時代から全然変わっておりません。(当時は綿密な予定をしっかり立てていたんですよ。)

 Aくんは朝イチに出て13時30分頃に到着。四国を頻繁に運転しているせいか以外とすんなり来れたようです。僕は前日0時頃に出て途中仮眠を取りながら13時過ぎに到着。二人ともちょうど良い頃合に着きました。しかし夫妻は何やら買い物に行って渋滞に捕まっているとのこと。すんなり集合、といかないのは相変わらずのことですね。

 「やぁやぁ久しぶり」と顔を合わせて、Fくんの奥さんの実家でゆっくり休憩。お茶など頂きながら近況を報告しました。日が傾いてきた頃、めいめい竿を持ってテクテク歩いてご近所の用水路から笹ヶ瀬川へとおかっぱりに出掛けました。これはお散歩程度に留めて、翌日行く予定のダム湖へ行って様子を見ることにしました。

 車で30分程走ったでしょうか。夕暮れが迫る頃にお目当ての黒谷ダムに到着しました。僕の記憶ではもっと小さいダムだったような気がしていたのですが、数年前の記憶なんてアテになりません。翌日の期待に胸を膨らませつつ、帰りました。
 この後、遠来の二人は岡山市内へビジネスホテルを探しに行き、難なくチェックインした後は3人で再会の祝杯をあげました。翌日は7時に出発と決めて早めに切り上げて寝ることにしました。

14日(爆釣の湖再び…?)

 翌日の朝7時前に集合。前日長距離ドライブ&酒盛りをしたにも関わらず時間よりやや早く集合しました。自分でも驚いてます。「釣りじゃなかったら絶対起きない。」(^^;)

 いざ黒谷ダムへ到着するとA、F両氏はカヌーに乗って出撃です。僕はフロートチューブを膨らましてゆっくり入水します。Fくんはご愛用のバトラックス+2500Cでトップオンリーの様子。Aくんはラバージグやワームを投入してそつなく釣っていく模様。僕はというと#6のフライロッドを持ち出してバスバギングをすることにしました。まさに三者三様というやつで相変わらずバラバラです。

イイ天気でした
黒谷ダムのダムサイト

 後から釣り始めた僕が、他のフロートチューブ+ルアーの先行者にあったので話し掛けてみると他のところをまわって2ヶ所めでここにきました。3年くらい前はよく釣れていたんですけど、最近はダメですね。とのこと。嗚呼、爆釣の湖は昔話になってしまったのね。

フロートチューブから
黒谷ダムの上流

 携帯電話でカヌー組に連絡を取ってみると、Aくんはワームとラバージグで数本を獲ったとのこと。Fくんにも2発バイトがあったということですが、あまり好調とは言えない様子。僕のバスバグにも2発ほどバイトがあったのですが結局フッキングできませんでした。

爆釣の湖はもはや無かったか…
黒谷ダム

 その後お昼前に落ち合って「他の場所へ行ってみようか」と話が決まり岸へ上がることになりました。撤収して黒谷ダムを後にしました。

 昼食は美味いラーメン店教えてもらっていたのでその店へ行きました。この店へ行く途中にも池がいっぱいありまして、岡山はまさに野池天国。その中の一つ冠光寺池というのを地図で見つけまして、様子を見ることにしました。

 この頃から風が強くなってきましてライトリグでは釣りにくいかな?という状況。めいめいが散らばって様子見ということで陸っぱりで挑戦し始めたのですが、Fくんが勢い良く先へ先へと進みます。するとどうやら岸の木の枝にルアーを引っかけてしまいました。ここでひと声「カヌー出すぞ。」と回収を決意。
 車を回してカヌーを下ろし、引っかかってしまった木を目指します。この段階でAくんはほったらかしにされてしまいました。ごめんなさい

 カヌーを出してルアーを救出した以上、そのまま陸にあがるはずもなく、池の奥へ奥へと進んで行きます。細い流れ込みの脇で僕のビッグバドにまずバイトがありました。なんだ。いるんじゃん。と投げ続けていくと、Fくんの庚辰(Ormitte氏ハンドメイド)にもヒット。小さいバスが興味を持ってつつきに来ているようで、ピチャとかパチャと小さいバイトが頻繁にあります。
 Fくんは庚辰がいたく気に入った様子で「これはいいよ。」とドンドン投げます。最後には「これを投げて出なかったら魚はいない。」という最大級の誉め言葉まで出てきました。

出てくるバスはみんなこんなサイズでした
冠光寺池でバスをゲット

決定的瞬間を収めた写真はこれが初めて?
庚辰でゲット!

 夕暮れが迫ってくる中、Aくんのことも心配になってきたし、風も出てきたので風裏側を回ったところで上がりました。気になっていたAくんに携帯で連絡を取ると、他の池に移動して結構釣れているとのこと。
 そちらに移動するともう夕暮れ時でAくんが上がってきたのですが、小さいバスを5匹ほど釣った。活性はなかなかいいようだとの感想でした。

 こうしてこの日の釣りを終えて、夕食は奥さんの実家でご馳走になりました。お酒も美味しく頂いて、調子にのった我々は先輩S氏に電話まで掛けてしまいました。すると先輩は三島ダムで夜明かし中とのこと。東京に戻った際の再会を約束して、ホテルへと戻ったのでありました。

15日(新たな湖を求めて)

 15日はAくんが午前中で釣りを終えて、宇和島へ向けて帰ります。そのためにも7時前とやや早めに奥さんの実家に集合しました。今日の行き先をどこにするかと思案したところ、黒谷ダムのやや奥にある鳴滝ダムに行く事にしました。

 着いてみると青少年向けの施設が湖畔にあるけれども他の先行者がいないようで静かなところでした。今日はカヌーにFくんと僕、Aくんは自前で持ってきた10feetのジョンボートで出船です。

 カヌー組はトップのルアーを延々投げまくり。10時頃まで音沙汰が無いまま、Aくんと落ち合うまでは辛い釣りになってしまいました。Aくんはワームやラバージグで小さいバスを5匹程釣ったとのこと。出だしは良かったがギルが突ついているようだとの感想でした。
 それでもカヌー組の目の前で35cm程のなかなかのサイズを釣って見せたりして、ちょっといいトコ見せて頂きました。

おぉ~
目の前で釣り上げたバス

 カヌー組はその後、Fくんのホッツィートッツィーに1発出ただけで午前中を終えてしまいました。陸に上がって片付けの後、道の駅でお昼を食べて、Aくんとはここでお別れになりました。

おぉ~
道の駅で記念撮影

 その後、昨日Aくんが最後に釣りをした池に行き、1時間ほどカヌーを出して最後の釣りとなりました。Fくんが17時に岡山駅前に行かなければならない、とのことで小さい池を駆け足でくるりと一周しました。
 途中、一人釣り人が来て、遠目に見るとAくんに良く似ていました。「まさかね?」「まさかでしょ。これでホントに彼だったらマジで釣りド阿呆だよ。」と二人で話しながら釣り続けると、やっぱり別人でスピニングタックルを使い5本程釣っていました。結局二人とも1発出ましたが、共に釣り上げることはできませんでした。

 その後、Fくんを岡山駅前まで送った後、ホテルにチェックイン。休憩してシャワーを浴びてF夫妻とともに夕食。落ち着いた豪奢な雰囲気の日本料理店でとても美味しかったです。奥さんのお父さんにご馳走になりました。ありがとうございました
 偶然にもこの時間、阪神タイガースが18年振りのリーグ優勝を決めていまして、はからずもトラキチである奥さんのお父さんに祝杯をご馳走して頂きました。

16日(Go East)

 最終日は9時頃、奥さんの実家に集合しまして、顔を合わせるやタイガース優勝の話題でご挨拶。二人の荷物を車に積み込んで、東京のFくんの実家を目指します。
 途中、お土産の和菓子を買い、10時開店前に釣具屋さんに寄り、さらには電器店に寄ったりしてから山陽道~中国道~名神道~中央道とドライブ。Fくんと運転を代わってもらったおかげで、僕は高鼾で寝ておりました。ありがとうね
 むしろ中央道を降りてからが大変でした。中央線にトラックが突っ込んだ(缶コーヒーを買っている間に車が動いちゃった)事故の影響で大渋滞の中を運転することになりました。

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