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第2回全日本タチウオ選手権(笑)
に参加しました

ナニワっ子のタチウオへの想い

2004-06-24

ああタチウオ

 東京へ来た19歳の時からナニワ男としては秋の食卓にタチウオが無いのは寂しいと感じていました。大阪に居た頃は年に何度も食べていたわけではないのですが、無ければやっぱり寂しいのです。

 というのも、その19歳の秋に住んでいた近所の商店街のスーパーでタチウオの切り身を買ってきて、一人暮らしの家で焼いて食べたことがありました。しかしその味はひどいもので東京では上物のタチウオは食べられないのかな?とガッカリしました。それ以降避けてきたので余計に寂しさが募るのでした。

 3年ほど前に駿河湾にシイラ釣りに行った時、海況が悪くてタチウオ釣りになったことがありました。その時は同行の人に急遽スーパー銭湯の駐車場で捌いて貰って、ホンの一切れだけ食べたのですが、久しぶりのタチウオの刺身は妙に懐かしかったです。タチウオを食べたハッキリとした記憶はそれくらいかな?

 大学3年(当時22歳)の実習で千葉の富浦に聞き取り調査に行った際、話を聞いた漁業者が曳き縄でタチウオ漁をやっていました。東京湾でタチウオは珍しいですね?と聞いたらあまりタチウオ漁をやる人はいないね。市場からの引き合いの多い魚じゃないからね。でも魚はいっぱいいるよ。と言っていたのが思い出されます。
 その時はそうかぁ。いっぱいいるのかぁ。釣れたてだったら旨いかなぁ?釣らせてくれる船はないのかなぁ?と思っていました。

 するとここ数年、東京湾でもタチウオ釣りが盛んになってきたようで、魚屋さんにあまり並んでなくても釣れれば食べられそうになってきました。嬉しい状況というより、旨い物を知らない東京モンが漸く気付いたか?というのが本音に近いところです。人気が出てきたということは東京湾モノも釣りたてならきっと旨いに違いないのです。

 という訳で7月24日に行われる第2回全日本タチウオ選手権(笑)に参加表明をしました。お世話になっている先輩が店長を務める店のお客さん達に声を掛けて、船を借り切ってのジギング大会開催が決定したものです。本当は秋のモノが旨いと思うのですが、ちょびっと我慢できませんでした(笑)。
 大阪に居た頃は高校生で、お金が無い分海が遠くタチウオ釣りが出来ませんでした。東京湾で初挑戦です。選手権(笑)優勝などと贅沢は言いません。胃袋分くらい釣れれば上等です。そして釣り上げた魚が旨いことだけを切に願っているのです。

2004-07-24

第2回全日本タチウオ選手権(笑)

 今日は第2回全日本タチウオ選手権(笑)に行ってきました。船は川崎の中山丸です。
 参加総数22人で、僕の結果は3匹でした。お土産に40cmくらいのサバが1匹混じって、今回は4匹以上釣った人から検量対象にしたので順位は不明です。
 最多尾数は7匹でしたが、総重量による検量のため優勝者は6匹でした。5:30出船、14:00揚がりの釣りとしてはシブめで、なんとかボウズの人が出なかったというのが正直なところでしょうか。
 優勝した人はジグの色やしゃくり方を色々探っていたそうなので、マメな工夫がここでも大事なのね、と改めて実感しました。

 タチウオのサイズ自体は指3本程度なのでやや不満が残ります。もうちょっと肉厚なのがいいなぁと思っても、夏の時期では致し方ないところです。秋にデカくなったところをもう一回釣りに行きたいですね。

 表彰式の後、優勝者が持ち寄った賞品のG-Shockを巡ってジャンケン大会になりました。ここでジャンケンの神様が降りてきて、後輩との最終決戦を制して、何故か勝ってしまいました。こんなジャンケン大会で勝つなんて生まれて初めて。僕が供出したのは桜のリキュールとツナ缶とカニ缶だったので、随分得した計算になります。わらしべ長者ですね。

 肝心の味はというと、家に着いたら結構疲れてとにかく捌いて冷蔵庫に入れておくのが精一杯でした。落ち着いてから食べてみようと思います。

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