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道満河岸釣り場でへらぶな釣り

へらウキの動きを撮って勉強してみました

2007-06-03

その2

 結局、昨日は撮影に夢中になってしまったので、翌日改めて一人で釣りに行ってしまいました。のんびり起き出して、再び道満河岸釣り場にやってきました。日曜日とあって駐車場は満車、10分程空きが出るのを待ったため、事務所に着いた頃には12時30分頃になってしまいました。

 桟橋に入るとやはり昨日よりも人が多いです。空いているかな?と不安になったのですが、偶然にも昨日釣座に決めたところが空いていましたので、今日もほとんど同じ場所で釣りを始めます。
 昨日気になっていた水深を測ってみるとやっぱり浅い。8尺の竿でも底が取れます。とりあえず底が取れているんだろうという前提で釣りを始めてみます。

 いざ釣り始めてみると3投目くらいでウキがモヤッと動き始めます。今日も昨日と同じ感じでいいのかなぁ?と思っていると、分かり易くウキが沈んで早々に1匹目が釣れてきました。

いいねぇ
おほ~。釣れるジャン

 こんな分かり易いアタリで釣れ続いてくれると嬉しいのだけれど…とハッキリしたアタリだけを待っていると、スレの1枚を挟んで2枚目が釣れてきました。

頭が小さい
背中の張った男前

 これは幸先が良い、もしかして念願のツ抜け(10枚以上)ができるかも…と思ったのですが、ここで若干の不満が出てきました。それはアタリが出るまで結構時間が掛かること。仕掛けが沈んでウキが馴染んで、しばらくしてからモヤモヤとウキが動き始めます。それを我慢して辛抱強く待っていると、分かり易い大きい目のアタリが出る、といった具合です。昨日からもう焦れてしまって、早い釣りに飢えているのです(笑)。

 そこで少しずつウキ下を浅くして宙釣りにしてみました。段階的に試してみるのですが、えさが底を離れるほどアタリが遠のいていきました。う~む。もしかしたらへらぶな達は中層にブラ下がる餌を警戒しているのかも知れません。

 続けてえさを打ち込んでいくと、ようやくウキがモヤモヤ動き始めます。ところがモヤモヤばかりでなかなか分かり易いアタリが出てくれません。宙の方が難しいなぁとモヤモヤ動くアタリの中、ハッシとあわせると今日もちびっこがご挨拶してくれました。

今日もこんにちは
クチボソ…かな?

 どうやらへらぶな以上に他のちびっこが我先にえさをつついているようです。これではえさを底に落ち着かせた方がへらぶなだけを選んで釣れるし、そもそもアタリが分かり易い、と再び底釣りに切り替えることにしました。
 この際ですから少し底取りの練習もしようと、ケースの中から底取りゴムを取り出して水深を測ってみます。ところが振込みが右や左、奥や手前にずれると結構ウキの目盛りが変わってきます。これはなかなかに難しい…。

 とにかく底に着いているだろうとやや長めのウキ下で釣りを始めると、やはりウキの動きが微妙です。とにかく我慢我慢と目を凝らして待ちますが、なかなかこれ!というアタリが出ません。
 もっと分かり易いアタリを!とハリスを25,30cmから20,25cmに詰めます。ピョコンと沈むアタリが出たと思ったら、胸鰭の辺りに掛かるスレでした。

 スレで掛かるということは…え~っと?
 糸が弛んでいるからちゃんとアタリが出ない
  ↓
 魚が糸に当たった動きであわせてる
  ↓
 胸鰭に掛かる?

 ってことはもうちょっとウキ下を浅く…と調整をしますが、今度はアタリが少なくなってきます。アタリが出てもハリ掛かりしません。

 アタリが少ない、あわせても掛からないということは…え~っと?
 浅過ぎて餌が底から離れてる
  ↓
 アタリが少ない(へらぶなが警戒してる?)

 底には付いているけど、糸が張ったりしている
  ↓
 糸の感触が伝わって魚が食べ難い
  ↓
 ちゃんと食べてないからあわせても掛からない?

 じゃ今度はウキ下を深く…と、もう釣りをしているのやらウキ調整をしているのやら分からない状態になってしまいました。そもそもちゃんと一点に振り込めないから、毎投ごとにウキ下の深さがバラバラになってしまっているのです。分かっちゃいるけど振り込めない…まだまだ修行が足りませんなぁ。

 そんなこんなで格闘しているうちに、どうにか1枚掛けることができました。一応底釣りやるぞ!と思って釣った初めてのへらぶなです。(ちゃんと底が取れているのか甚だアヤしいのではありますが)

狙い通り
よっしゃぁ~!ちゃんと口に掛かったぞぉ

 結局この日も閉園ギリギリまで粘って頑張ったのですが、ツ抜けはおろか3枚こっきりで終了です。トホホ…。へらぶな釣りって難しいなぁ。いったいいつになったらガバガバ釣れる日がやってくるのやら。

 帰りに上州屋浦和店に寄り道し、店員の方に相談してみると底釣りではアタリは微妙になります。ウキが横に動いたり振れたりしますので、そういう動きもあわせて下さいねとのこと。そうか~。やっぱりそういうものなのね。
 これまで中層を泳ぎ回るへらぶなを何故底で釣るのか、いまいちピンとこなかったのですが、餌が底に付いているとチヌが警戒せず太ハリスでも食うとソルトワールド64号『ハリ屋が語るハリの話』の中でも紹介されていました。同様なのか底だとへらぶなが警戒せずスポッと餌を吸い込んでくれる?と感じたのは収穫でした。今後も底釣りに挑戦してみたいですね。

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