見知らぬおじさん、ありがとう
さて手前桟橋の中程に移動して、再び準備を始めます。風が右から強く吹いてきたので、竹枠の左側そばに釣り座を決めました。これで風による水面のさざなみに邪魔されずに釣れるといいなぁ。
午前中の釣りを反省すると、底を取ってウキ下を合わせても、仕掛けを振り込む位置がずれてしまっていました。特に浅いところに振り込むとウキ下が長くなり、糸が弛んでアタリが出ないということがしばしばありした。
そこで竿を上下して水深を測ったのだから、竿を上下して仕掛けも投入すればイイじゃんと、振り込まずにそーっと竿下に仕掛けを下ろすことにしました。8尺の竿先の足元でも魚は寄ってくるんだから、これで大丈夫と自分に言い聞かせます。ついつい沖に投げたくなるのよね。
次の工夫はえさを柔らかくすること。午前中は乾燥するにまかせてドンドン硬くなりましたから、今度はドンドン手水を打ってえさをかき混ぜて、作った時の柔らかさを維持するようにしました。かき混ぜるとえさが揉まれて粘りが出るため、最初に作った時より更に柔らかくしました。
上記2点に気を付けて釣り再開です。えさを10投ほど打ったら、ウキがモヤモヤと動き始めました。こちらの釣り座では時折プクッと泡付けが出てきます。午前中の東桟橋の釣り座ではほとんど泡付けが出なかったので、もしかしたら手前桟橋の方がいいのかな?3回程の経験しかないのですが、泡付けの数から言えば今日に限らず東桟橋より手前桟橋の方が多く見かけます。午前と午後の違いかも知れませんが。
しかしウキがモヤモヤ動く中、なかなかいいアタリが出ません。こちらもジャミが寄ってきたようです。ジャミから逃げるために底釣りにしてるのに…。
ジャミのアタリを我慢しながら待っていると、ズボッと押さえ込まれたアタリが来ました。あわせるとギュン!と魚がひきます。よっしゃ~。ここから追い上げだぜぃ。
これでバタバタと釣れ続くかと思ったら後が続きません。ウキは相変わらずモヤモヤと動くのですが、なかなか分かり易いアタリが出ないのです。
スレでハリスを飛ばされたり、糸が絡んだりと気ばかりが焦ります。上手くいかないと段々釣りが荒くなってしまいます。ようやく6枚めが釣れたのは1時間以上経った頃でした。
次第に閉門時間が迫ってきます。時計を見ると16時。残り1時間を切りました。ピタリと合えば4枚は釣れない数じゃないけれど、ハリスが絡んだりして予備ハリスがなくなってきました。釣り場でハリを結ぶと時間のロスです。こういうところがピタリと合わない原因なんですね。手際の良さも腕の内。
待望のアタリはしばらくしてやってきました。竹枠の方へに流されていったウキが力強く押さえ込まれたところをあわせるとへらが元気良く横に走ります。
そろそろお帰りの支度を…という場内アナウンスが流れて、やっぱりダメかなぁと思い始めた頃に、チク!とウキが押さえ込まれてハッシ!とあわせます。こちらはやや元気がない感じですが、それでも右へ左へ走ります。
どうにか1枚でも多く…と思って、なくなったしまったえさを少しだけ作ってでも最後の1投に賭けてみたりしたのですが、やはりここで終了になってしまいました。今日も結局前回と同じ8枚でした。午前中にほとんど釣り上げることができなかったことを考えれば頑張って追い上げたのですが、逆に言えば午前中順調に釣っていればツ抜けも見えてくるのに…と悔やまれます。
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