風が吹かなくてラッキーでした
先週の半夜メバルに続いて今週のカサゴ釣りも台風の影響で出船中止になってしまいました。やっぱり海釣りの仇を何かで討ちたいと考えました。とはいえ台風4号が近づいている中、当然海釣りは不可。川も雨で水かさが増しているだろうし、大きい湖も荒れると危ない、いうことでまたもや道満河岸釣り場に行ってきました。ここは南北に細長いので、東から東南の風の予報でも何とか釣りになるかも知れないなぁ、との思惑です。
しかし次第に雨風が強くなるのは間違いないところですので、おそらく午前中くらいが限界でしょう。終わりが早いなら開始も早く、という魂胆で朝7時30分頃にのこのこ出掛けていきました。ところがこんな天候だというのに同じような阿呆が結構釣り場におりまして、自分のコトを棚に上げつつアンタも好きねぇなどと呆れる次第です。
東から東南の風を背中の木々で遮られるよう、釣り座を東桟橋の中央桟橋よりに決めました。テントを借りて釣ることになるので、あまり事務所から遠いと運ぶのが億劫で…。
ここのところ梅雨前線の影響で曇天もしくは雨が続いています。太陽の照り込みが足りずにへらぶなもウキウキ…じゃなかった浮き気味になっているだろうという予想の元、今日も超浅ダナの宙釣りで始めることにします。
今週もまた凱(かちどき)のブラックカッツケ2の3番サイズを購入して、ついにカッツケ用ウキ3サイズを揃えてしまいました。このウキの使い分けが今日の課題です。ああ、やっぱり道具が増えていく症候群に罹ってる…。
えさは前回と同じGTSと特Sのブレンドで始めます。ここ2回の釣行から良い感触を得ている粘りを出した硬めのえさの検証をします。GTS:特S:水を2:2:1(単位は100cc)で作って、10回ほど練り込んでからGTSを2入れます。
このえさからスタートし、先日購入したガッテンが軽いえさだということですから、これとの使い分けも考えておきます。へらぶなを浮かせてしまってもヨシ。水深60cm辺りから水面直下までをウキの使い分けとえさ合わせで釣っていくことを今日の課題とします。
ウキ下を50cmくらいに調節してえさを打っていくと早くも3投めでウキがもやもやと動き始めます。シメシメと期待して待っていると、ジャミがつついているようでへらぶならしいしっかりとしたアタリがありません。へらが寄ってないのかな?とえさの感触を硬め柔らかめや大きめ小さめなどいろいろ試してみると、水を含んだやや柔らかめの少し大きめで待望のツン!というアタリが出ました。
1枚めを釣るまでに1時間程掛かってしまいました。続けてもっと…と思うもなかなかへらぶなのアタリが出なくて続きません。2枚めを釣ったのは、さらに1時間後の9時49分でした。
ここでちょうど最初に作ったえさが無くなってしまいました。釣れた2枚のえさの感触が少し柔らかめだったこともあり、打開策としてえさをガッテンに変えてみます。
袋に書いてある通りにガッテン5に水1の単品で作ってみると、思っていたより黄色いえさでした。匂いが少しスパイシー。胡椒みたいな成分でも入っているのでしょうか?
えさをガッテンに替えると、早々にツン!と気持ち良いアタリがきて、3枚めが釣れました。なかなかいいのかな?このえさ?と思っていると、10時36分・40分に4枚め・5枚めと連続で釣れました。おお?今日のえさはこれか~?
これでバクバク釣れるのか?と期待するも、そううまくはいきません。それでも少し時間をおいて、11時ちょうどに6枚め、11時23分に7枚めを釣ると、8枚めは時間をおかず11時31分に釣れました。これでドンドン釣れるかな?と思ったのですが、またツン!というアタリが出なくなってしまいました。もうこの繰り返しばかりです。
常にウキがモヤモヤ動くのですが、やはりジャミのようです。へらぶなが釣れるときはジャミのアタリが少なくなる傾向にあるので、ジャミが多くてへらぶなの寄りにムラがある?と思い、12時前にお昼ご飯にして、少しえさ打ちを止めてみます。これでジャミが散ってくれれば好転するかな?との目論見です。
ポイントを休めて再開早々の12時26分、ズバッ!とウキが引き込まれて9枚めをゲット!ヨシヨシ作成成功!とご機嫌で釣り続けると、1投おいた12時30分に10枚めが、連続で12時33分に11枚めがギュン!と竿を絞ってくれます。絶好調じゃ~ん!
しかしまたもやジャミが寄ってきて、ツン!というアタリが続きません。両ダンゴで釣っているからジャミが寄りすぎてしまうのかも?と考え、下バリにトロロを掛けてトロロセットに変えてみます。これがジャミを寄せ過ぎずにへらを寄せたのか、替えてすぐの12時49分にズボッとウキを引き込んで12枚めが釣れました。
トロロセットでは12時55分に13枚め、13時5分に14枚めと何か変えるとパタパタと釣れる効果が出たのですが、やっぱり釣れ続きません。13時21分に15枚め、13時25分には16枚めとこの日3回目の連荘がきたのですが、釣れる時と釣れない時がやたらはっきり出る傾向がますます強くなってきたようです。
この後さらにジャミがますます寄ってきます。朝からとにかくジャミとの戦いで、ウキが沈むようなハッキリしたアタリをあわせてもクチボソが掛かってきます。この日は軽く10匹以上掛けました。
なんとクチボソくん2匹掛け。へらでも一荷で釣ったこと無いのに
ウキ下を深くしたり浅くしたり、とにかくジャミの猛アタックをかわしてへらぶなが寄ってくるタナを探しますが、上から下までジャミだらけです。多分へらぶなもいるとは思うのですが、どうにも食わせきれません。
あれこれ試したものの、試すほどペースダウンしてしまい、17枚めが釣れたのは1時間ほど経った14時20分でした。
次第に雨が強くなってきますが、ときおり空が明るくなったりして、どうにもよく分からない天気です。風は一向に強くなる気配がありません。台風接近前、釣り人も少ない、ときたら大釣りができるかな?と思っていたのですが、そううまくはいかないのですね。
勢力が強くなるのはジャミの方ばかりで、休憩を入れても猛攻は止まりません。1時間以上経った15時44分になんとか18枚めを釣ったのですが、どうせジャミなんだろうなぁと思ったカラあわせでへらが掛かってくる始末です。本当は場所移動をしたかったのですが、雨の中テントを移動するのも大変だしと億劫がると、本当に打つ手がなくなってしまいました。
とうとう終了時刻が近づいてきました。もう集中力も切れてしまってヤケ気味にわんさかいるジャミの下にはへらぶながいるかもしれないと、ウキ下を深くとって底にえさを付けて狙ってみようと調節します。本当はカッツケ用のウキから変更する方がいいのだろうけど…と思うのですが、すっかり心が折れてしまっているものですから、底取りゴムを付けずにえさで底取りをする、いい加減なウキ下調節のみです。
ところが1投めにウキがズボン!と沈んで、ズシン!と重い手応えが掛かります。しまったぁ!やっぱりもっと早く底釣りをちゃんと試しとけば良かったか?と反省しつつ、タモに入れるとエラくデカい。メジャーで測ってみると36cmもある立派なへらでした。
19枚め。底に陣取って落ちてくるえさを待ってたんでしょうね(16時35分)
他にもへらが底に陣取っているかもしれないと3投ほど試してみたのですが釣れませんでした。閉門の時間になってしまったので、雨の中道具を片付けて帰ります。
結局最後まで風が強くなることはありませんでした。思っていたより台風のスピードが遅かったようです。1日目いっぱい楽しめたのはラッキーでしたね。
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