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初めての釣り場へ行ってみる 隼人大池

自己記録の更新ができました

2007-07-21

 今回は埼玉県白岡町にある隼人大池にへらぶな釣りに行ってきました。これまで行ったことのない所に行って経験を増やそうとアレコレ物色していると、週刊へらニュースの7月13日号の裏面に隼人大池で130枚という記事が出ていました。
 130枚とはいかないまでも30枚くらいなら僕にも釣れるかも知れない、と自己新記録の更新を目論んで、行ってみることにしました。

 池に着いたのは7時過ぎになっていました。細かい雨が降って見通しの悪い霧のような天気です。これではあまりお客さんはいないんだろうなぁと思って、中に入ってみると事務所近くには結構人が入っています。邪魔にならないように…と空いている大きい新池の奥の方に歩いていき、釣り座を決めました。

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新池の奥の方は人がいませんでした

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事務所近くは結構入っていました

 230番の釣り座に入って準備を始めると、足元からポコポコと音がするのに気が付きました。循環用の設備があるようで、何やら水がモヤモヤと流れ出しています。釣りにくくないかな?もしかしたらイイ場所かも知れないしな?ととりあえずココでやってみることにします。

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230番のプレートがある場所に入りました

 今週もあまり天気が良い日がありませんでした。昨日金曜日に少し晴れ間が出たくらいでしょうか。ということで今回も浅ダナ1mの両ダンゴで釣りを始めます。数を釣るにはこの釣り方の上達が不可欠なんだろう、と最近取り組んでいます。
 8尺の竿に仕掛けを作ります。道糸0.8号、ハリス0.4号で20-27cm、えさは前回と同じくガッテンを使います。ガッテン:水を4:1(単位は100cc)で作って、えさ打ちを始めたのは7時30分を回った頃でした。

 えさを打ち始めて10投くらいすると、ウキがモヤモヤと動き始めました。普段ならビデオ撮影を始めるところですが、霧のような雨が降ったり止んだりなので、今回の撮影は諦めました。
 一発で食ってこい!とやや小さめにえさを付けて投げ入れると、ウキがナジみ切る直前にスコン!とウキが沈んで第1号ゲットです。

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よっしゃ~第1号(7:47)

 続けてえさを打ち込むと、今度はウキのボディの付け根でフカフカ動きます。たちまち上ずってきちゃったかなぁ?とえさを念入りに丸めて表面をツルツルにして、落ちていく途中のえさが溶けないようにしてみます。えさ落ち目盛りが沈んでからのアタリを狙って、ウキがツン!と入ったところをあわせると2枚めが釣れました。ヨシヨシ。こういう調整ができるようにならなきゃね。

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課題であるえさの付け方の調整で2枚め(7:58)

 しばらくえさを念入りに丸めて投げ込むと、次第にすんなりウキがなじむようになりました。3枚め、4枚めを8時08分、12分に連続で釣れたのですが、後が続きません。なじみ切ってからしばらく待つといいアタリが出るのですが、あわせても空振りのカラツンになってしまいます。
 これではイカン!とまた、えさを柔らかくして魚を寄せるようにすると、ウキがナジまなくなってきます。そこでハリスを3cm詰めて17-24cmに変更して、落ち着かせるように表面を丁寧に丸めたえさを投げ込むと5枚めをゲット。う~む、どうやら慌しいえさ調整が必要な予感がする…。

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上げたり下げたりで慌しい5枚め(8:28)

 えさを柔らかく→へらが寄ってウキがフカフカ→えさを丁寧に丸める→釣れる→次第にサワリが無くなる→えさを柔らかく、の繰り返しで8時41分に6枚め、9時6分に7枚めを釣ったのですが、欲を言えばもうちょっと早いペースで釣りたいのです。へら入門以来、3投連続で釣ったことがないので、パカパカ釣る感に物足りなさを感じているのです。

 そこで、柔らかいえさでへらをもうちょっとたくさん寄せてから、えさの一部を小分けにして揉み込んで粘りを出したもので試してみると9時23分に8枚め、9時30分に9枚め、9時36分に10枚め、9時40分に11枚めと、釣るペースが上がりました。おほほ~!下手な考えもなかなかやるジャン!

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ツ抜けとなった10枚め(9:36)

 ところがここからカラツン地獄が待っていました。粘りを出したえさを打つとツン!といいアタリが出るのですが、ことごとく空振りするのです。少し水を入れて柔らかくしても、えさを小さく付けても掛かりません。一体どうやったら釣れるのだろう…

 とはいえ全然釣れないわけではないのです。ただペースが物足りないのです。贅沢を言ってるとは分かっているのですが、パカパカ釣りたくてやっているのですもの。もっともっとと欲張るのが釣り師の常じゃないですか、ねぇ。

枚数 時刻 枚数 時刻
12 10:08 18 11:32
13 10:21 19 11:39
14 10:51 20 12:14
15 10:56 21 12:21
16 11:18 22 12:37
17 11:23 23 12:46

 どうにかこうにか自己新記録の23枚にまで漕ぎ付けました。いつもそうですが、この間ウキが動かない投入ってないし、ほとんどがアタリだ!と思ってあわせているのに、このペースでしか魚がハリに掛からないのです。
 これがカラツン?どうやったらいいの?と悩みながらも1投ごとにえさを小さくしたらどうか?柔らかくすべきか?など試行錯誤したため精神的にすごく疲れました。数釣りってタイヘンだぁ。

20070721
自己新記録更新!の23枚め(12:46)

 この後も記録更新!と釣り続けて行き、どうにか今日の目論見である30枚が見えてきたかな?と思い始める26枚まで釣果を伸ばすことができました。

枚数 時刻
24 12:56
25 13:09
26 13:11

 ところがこの26枚めをシオに、ツン!と引き込む力強いアタリが少なくなってきました。10時くらいから時折晴れ間が見えていたりしたのですが、13時を回って天気が良くなってきたことも影響しているのかも知れません。
 ここでえさを大きく変更してみることにしました。ボウルにあるえさの一部にGTSを振りかけてボソッとした感じにしてみます。これを大きめに付けて、魚を寄せに掛かります。
 ウキのボディの付け根でフカフカするくらいになったところで、えさを小さく硬めに丸めて投入すると、ツン!とウキが引き込まれて27枚めが釣れました。

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27枚め。えさの大幅手直しはずっと躊躇っていたけど釣れました(13:35)

 ところが落ちていく途中で溶けるえさを使ったせいか、ウキがなじむ前にフカフカ動くケースが目立ってきました。残しておいた粘り気のあるえさを打っても、ボソッとしたえさを小さく硬く丸めてもカラツンがおさまりません。水を打って柔らかくしてもハリに掛かりません。30分ほどアレコレえさの感触を試すのですが、効果がありません。う~ん。ちょっと後の続かない手だったかな?

 時計を見ると14時を回っています。終了の16時までは2時間を切りました。このままではあと3枚が釣れないまま終わってしまう可能性が高くなってきました。実際ここ数回、自己記録を更新できなかったのは、終盤釣れない時間帯を作ってしまっているからだ、と強く後悔してきたところです。
 これではイカン!なんとしてもあと3枚を釣る!という意気込みで、ここからは総力戦で挑みます。

 次にトロロコンブを投入します。バラけるえさを打ったことだし、漂う粒子を食ってるかも知れません。とにかく僕の持つ食い渋りに対応できるかも知れない唯一の手段で挽回を…と、とりあえず仕掛けは変更せずに投入すると、1投めでツン!とウキが沈んで、魚がギュン!と竿を引き絞ります。

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よし!コレかぁ~!の28枚め(14:15)

 これなら30枚もイケルかも知れない…と続けて投入しますが、その後が続きません。ツン!というアタリがなかなか出ないうえ、良さそうなアタリが出ても空振りします。トロロセットを30分程続けてみたところやっぱりダンゴを食いに来ているようだ…との印象を持ちました。

 両ダンゴに戻すと明らかにへらのサワリが多く、力強いアタリが出ます。しかし問題は両ダンゴだとあわせても掛からない点です。次なる一手はハリの変更です。ガマガツの改良ヤラズ5号から細く軽いカイト5号に替えて祈るようにえさを投入します。
 シズシズとなじむウキを見つめると、今日何度空振りしたか分からないツン!というアタリが出ます。ハッシ!とあわせるとズン!と重みが掛かって、へらぶなが走り出します。良かった~!ハリに掛かったよ~!

20070721
ハリを替えたら掛かってくれた29枚め(14:46)

 これで30枚にまであと1枚です。いざ!と振り込むも次の1枚が釣れないのです。またカラツンになってあわせどあわせどハリに掛かりません。キー!オマイら1投で学習しちゃうのかよぉ!天才か!

 再び時計を見ると15時を指しています。ボヤボヤしてるとマジで1時間無為に過ごしかねないとの危機感が襲ってきます。よし!1mのタナのへらぶなは天才だ。見切る。もう手に負えない。ウキ下を下げて素直な魚を相手にしてもらおうと、ウキを上げて竿先から30cmくらいのところに移動します。8尺の竿ですので2m超の水深を釣ることになります。

 チョウチンは長いハリスで釣るのが定石のようですが、深いタナに魚がいるのか、触ってくるのかの様子を見るつもりでハリスの長さは変更せずに、とりあえずそのままえさを振り込んでみます。
 どうかな~?サワリくらいあるかな~?とウキを見ていると、ナジミ切ったあたりでいきなりズコン!とウキが消し込みました。慌ててあわせるとズシ!と魚の重さが掛かります。深いタナの魚の方がいいじゃん!とニコニコ顔で目標の30枚めを取り込みます。

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即席チョウチン釣りできた30枚め(15:05)

 その次の2投めでもナジミ切る頃にスコン!とウキが入ったのですが、空振りでした。なんだ、チョウチンの方が魚が素直なのかな?と続けて釣るのですが、次第にウキの動きがモヤモヤし始めます。
 ナジんでいく途中に止まったり、ナジミ切ってもなかなかスコン!とはウキが入らなかったり…、どうやら深いタナでも魚が寄ってくると一筋縄ではいかないみたいです。
 結局即席チョウチンでもパカパカ釣るとはいかず、2枚めを釣ったのは30分以上経ってからでした。

20070721
最後の一枚になった31枚め(15:46)

 16時になるまで粘ったんですが、釣ることができず終了です。結果は釣行前の目論見を果たして31枚と自己記録を更新できました。とにかくえさの付け方丸め方などをアレコレ考えて、途中でダレないように釣ったので、精神的にすごく疲れました。
 工夫が奏功したと言えるのですが、最後はいろんなことをしても1枚ずつ拾うようにしか釣れなかったので、まだまだ手管が足りないなぁと実感したのも事実です。
 特にチョウチンはちゃんとやったことがないし、梅雨明けしたらへらぶなのタナも下がるでしょうし、浅ダナ両ダンゴと違う強みを持っていそうです。今後挑戦してみたいですね。

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