トップ釣行記

BS入門を控えて
予習に行ってみた

朝霞ガーデンで底取りの練習

2007-12-16

その2

 ここ朝霞ガーデンはご存知の通り、住宅街の中にある小さな池です。都心から近いこともあって人が大勢やってきて非常に混みあいます。BSは少しずつ移動しながら広く探っていける釣りですが、狭くて混雑する管理釣り場では気軽にポイント移動できない場合がほとんどです。さらには遠投すると対岸の釣り人とオマツリすることさえしばしばです。

 ここでの釣りの実際は、放流している大量の魚は岸際のカケアガリに付いているので遠投の必要は無く10mも投げれば釣れると言うか10m沖辺りが一番釣れるので、狭いスペースで充分釣りになるのです。しかしトラブルが多くなるため、釣り人の雰囲気は決して良くありませんけどね。

 実は朝霞でBSの練習をやるには9mのシューティングヘッドは長すぎるのでは?と懸念していました。岸から近いところが狙い目なので、シューティングヘッドとランニングラインのつなぎめをトップガイドの中まで引き込むまで引っ張り続けると、このつなぎめがガイドにコツコツ引っ掛かって不快なのです。
 とはいえ引っ掛かるところがあるから底の状態を感じ取れるのがBSの最重要点です。そこでシューティングヘッドを短くしてみました。

 以前サケ釣り用の12番のタイプ4ヘッドを切った余りのラインを使います。長さが約3m、重さが約10グラム(150grain)で5番と6番の間といったところです。
 シューティングヘッドの沈んでいく速さは切って短くしてもそんなに変わらないでしょうし、遠くに投げれば投げる程、水深が深ければ深い程、底を取るのが難しくなるでしょうから近くて浅い所から練習するのがいいんじゃない?と勝手に解釈します(笑)。

 そしてヘッドが短いのでバックスペースの狭い所でもキャストし易くなります。混雑する釣り場ではどうしても投げ難い所しか空いてなかったりしますので、そんな所でもなんとか釣りができれば…という考えです。
 3mのショートヘッドによる管理釣り場用BSシステム。とりあえずお手軽BSとでも呼びましょうか。本格入門する前に亜流を作っちゃうのもどうか…と思うのですが、狭くて混雑する釣り場ならではの苦肉の策です。

 とりあえずシューティングヘッドだけを替えて6番ロッドで投げてみます。ちょっと軽いかなぁ…?と思っていたのですが結構投げられます。
 手前までフライを引っ張ってきてもフォルスキャストでシューティングヘッドをロッドティップから出す作業が必要ありません。
 ロールキャストで沈んでいるポリリーダーを水面まで引き上げてからバックキャストします。3mのシューティングヘッドは簡単にトップガイドから出てしまうので、即シュートします。池の半分チョイくらいまで飛べば充分です。早いテンポで打ち返せるのが気に入りました。朝霞仕様として使えるなぁ。

 肝心の釣果ですが、赤のテルチャンをアワセ切れしてしまったのが1回きりで、芳しくありませんでした。白のテルチャンにはアタリもなし。トホホ…。
 ヘッドが短いせいかリトリーブスピードを速くすると底が切れ易いような気がしました。まだちゃんと底が取れていないだけかも知れませんけどね(苦笑)。

 アッという間に13時になってしまいました。最後に新しいフライをデッチあげたので、フルラインに変更してテストします。前述したハリ掛かりの悪いラビットファーマツーカの改良を目指したものです。BSラビットのベースでもあります。

 フックの廻りでラビットファーが揺れるようにシャンク(ハリの軸)の途中をペンチで曲げたベンドフックにしてキールスタイルで巻き、尻尾のラビットファーをスプリット(二つに裂いている)にしてあります。これは新潟・荒川サケ釣りの際にffmediaメンバー伊東さんのストリーマーを見てヒントを頂きました、というか真似しました(笑)。
 さっきのBSラビットはこれのボールチェーンアイをフォームシリンダーに変更しただけ、という安直な発想だったのです。

これなら?
新作!ベンドフックマツーカ
Hook: TMC300 #8
Thread: UNI 6/0 Red
Body: UNI Fross Red
UnderRib: Danvil FlatTinsel 1/12
OverRib: RoundTinsel Silver
Wing: RabbitFur
Eye: BallChain

 これをシンキングラインでピュッと引っ張り、ストップした瞬間にふわっとラビットファーの尻尾が揺れます。その動きに誘われた魚がカプッ!と…ってな感じで妄想しながら、早速キャストを始めます。

使用タックル


 このテストで確認すべき点はちゃんと魚を誘えるのか?ハリ掛かりする確率が上がるのか?の2点です。
 ところが14時まで投げて引いてを繰り返したのですが、コツッと岩だか魚だか分からない感触が1回あっただけでした。無念。

今日の反省と課題

Copyright (C) びぃ,2007-12-16,All-Rights Reserved.