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びん沼観桜記

へらぶな激戦区さいたまの聖地を巡礼

2008-04-06

 今日も日頃の疲れが抜けず、やっぱり遅く起きたので遠出はできませんでした。近い所で…とびん沼に行ってきました。

 びん沼は河川改修によって旧川になった荒川の名残です。頻繁にへらぶなの放流が行われていて人気の場所であると同時に、堤防に桜の木が植わっていて、へら入門当初に買った雑誌に鮮やかな桜並木の写真が載っていたことを覚えています。
 以前より行ってみたい場所ではあったのですが桜の見頃としてはおそらく今日が最後の機会だろうと思い、これを幸いと嬉し恥ずかし初釣行です。

 お花見気分でのんびりと12時前に自宅を出発し、途中のコンビニでお弁当を買って、船渡橋に着いたのは12時30分を回った頃でした。近いですね~。

すごい人
船渡橋右岸から。こんなに人いるの!?(12:39)
(横長の写真はクリックすると拡大します)

 着いてビックリ!さいたまにはこんなにへらぶな釣り師がいたのか?と思うほどの人出です。もちろん河川敷でのんびりお花見の人も居るのでしょうが、川岸に貼り付いている人影を見ても、釣り台が置ける間隙があるのかな?という混雑ぶりです。

 駐車スペースを探してウロウロしながらびん沼橋を渡って桜の多い左岸(大宮側)へ。堤防の道を入っていくと車がビッシリ並んでいます。うへ~。

風情あります
大宮側(左岸)の墓場前の道路は桜のトンネル(12:46)

 墓場の先、天理教の建物の手前のカーブ付近にぽっかり1台分の駐車スペースがあったので、これはラッキーと車を停めて、早速堤防の桜の写真をパチパチと撮影します。綺麗だねぇ。

綺麗
天理教下の堤防から上流(びん沼橋)方向へ(12:47)

良い桜
振り返って下流、砂塚橋を見る(12:47)

 もちろんここも釣り人がいっぱい入っていて、釣り台を置くスペースも選ぶ余裕が無いのですが、天理教前に若干空いているところがあります。何とか釣りができそうだなと車に帰ろうとすると、車の脇に立っていたおじさんからこんにちはと声を掛けられました。

桜だけでも見応えアリ
お手洗いのあるカーブのところから。路肩はず~っと駐車中(12:49)

 あ。こんにちはと返事すると、分かりませんか?中華料理屋のおやじですよと仰るではありませんか。良く見ると自宅近所のよく行く中華料理屋さんのご主人でした。(僕が店に来るお客だと)よく分かりましたねぇと関心していると、お客さん、よく店でへらぶな雑誌読んでるでしょ?とのこと。どうやら目を付けられていたようです(笑)。
 実はお店の壁には北魚さんのウキが額装されて飾ってあり、僕の方でもご主人もへらぶなやるのかな?などと思っていたのでした。

 ここには毎週来てますよと笑うご主人はちょうど釣りを終えて帰るところだそうです。釣果を伺うと9枚とのこと。なかなか厳しいようですが、目の前のポイントが水深が2.5~3mくらいとこの辺りで一番深い所であることや、宙釣りで釣っている人が多いこと、少し流れがあって釣り難いことなど、色々情報を頂きました。ありがとうございました。
 いや~。しかし色々釣りやってるとどこかでどうにか繋がっちゃったりするんですね~。これだけたくさんの人が居るところでこんな偶然あるものかしら?


釣り座から振り返ると桜が満開(13:49)

 さて車に戻って花見をしながらお弁当を食べ、荷物を持って堤防を降りて川岸へ向かいます。ちょうどご主人が釣っていたところが空いていたので両隣にご挨拶して入れさせてもらいます。


水面にも桜の花びらが流れています(14:33)

 釣り台を設置し、13尺の竿を継いでウドンセットの仕掛けを作ります。道糸1号、ハリス0.4号15-50cm、ハリ上改良ヤラズ5号、下同3号、ウキはリコーサーバンス社さみだれハイテクトップ浅ダナ用9号です。タナは1.5mから初めてみました。
 えさはこのところウドンセットで使っているへらむぎさんブレンドのパウダーベイトスーパーセット:パワーX:特S:水を2:2:1:1(単位は100cc)の配合でバラケを作り、食わせは力玉の大粒を使います。

 セッセとえさを打ち返すのですが、さっぱりサワリが出ず時間が過ぎていきます。1ボウル打ったところでサワリもアタリも出ません。なのに出て欲しくない風が左から強くなってきました。ここでウキ下を2mにして2ボウルめに突入します。
 ところが2ボウルめを打ち切っても、モヤッと動いたかな?というサワリと確信できないような動きが1回あっただけです。右隣に入ったおじさんが上だと魚がいるけど食わせられないねぇと話をしているので、ウキ下を1mに変更し、下ハリスを40cmにして、3ボウルめへ行きます。風がどんどん強くなってきたので浅いタナは風に流されるんですけどねぇ。

 タナ1mにした2投めにサワリが少し出ました。やっぱり浅いタナなんだなぁと思ったものの後が続きません。3ボウルめを打ち切る直前にツン!と鋭いアタリが出たもののハリ掛かりしませんでした。
 防災放送が17時になったので良い子は帰れとアナウンスしています。このままでは帰れない悪い子(笑)の僕は当然、4ボウルめに突入します。風がどんどん強くなり、ウキは右へ右へと流されます。マジで全然アタらないので下ハリスを50cmに戻し、少しでも風に負けないように下ハリを改良ヤラズ4号に変更します。

 しかし、このセッティングでもアタリは2回出ただけでした。いずれもハリ掛かりせず。何故か結んだハリが抜けてしまうというトラブルが2回続いたところでココロが折れてしまいました。終了です。既に河原には人影が少なくなっており、打ちひしがれて後片付けに取り掛かります。


夕暮れの桜堤。人気も無くなって寂しげです(17:43)


桜と菜の花と落日と(17:55)


すっかり車のいなくなった堤防の道(17:55)

 そんなこんなで今日は魚の写真は無し。まるっきりの丸坊主(釣れる気配すら無い→ケが無い→毛が無い)です。まぁ桜を見に来たと思えばヨイかな…。

 帰りに上州屋浦和店に寄って、今日盛大に撒いてきたえさを調達します。へら入門以来何かと相談に乗って頂いた店次長の五十嵐さんにびん沼に行ってきたんですと話すと、今、ちょうど活性の上がる前でハリス60cmとか70cmまで伸ばさないとなかなかアタらないんですよとのこと。むむ~そうだったのか…。しかし風が強くなってきた中での長ハリス使用は躊躇われるところです。

 これまでアレコレとアドバイスを頂いてお世話になってきた五十嵐さん。来週から上尾店に異動になるんですとのこと。出会いあれば別れありってヤツでしょうか(上尾店ならそんなに遠くないけど)。嗚呼、桜の花咲く春なんですねぇ。

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