彼女の竿おろしにかこつけて兎谷津HCで例会試釣
道満へら鮒会の6月例会は来る14日(土)、兎谷津へら鮒センターで開催される予定です。ここも今まで行ったことがない釣り場なので、迷子にならないよう事前に一度は行っておこうと思っていました。
所在地を調べてみると、彼女の家からわりと行きやすいところのようです。先日彼女にプレゼントしたへら竿をまだ使っていませんので新しい竿に魂を入れてみませんか?とお誘いしました。
12時に集合し、道中でお昼ゴハンを食べて池に向かうと、三国池に続いてまたもやカーナビが狭い道になると案内をしなくなる仕事放棄をやらかしました。周辺をウロウロすると13時を過ぎてようやく到着できました。やはり事前に行っておいて良かったです。
池の様子を見ると結構な数の釣り人が入っています。昨日までとうってかわって良い天気になったせいでしょうか。道路を挟んで大池と小池がありますが、例会が開催される小池の脇に車を停めます。
事務所に行って釣り料金を支払いますが、午後からなので料金は@500円です。二人で1,000円ナリ。安いですねぇ。これなら子供でも来れるよねと彼女が言っていた通り、小学生3人組が入口脇で釣りをしていたのが印象的です。
事務所側の入口から浮き桟橋に入り、渡り桟橋との中間あたりに釣り座を構えます。風が大池の方から吹き始めたので、大池を背にして二人並んで準備を始めます。
彼女の仕掛けは竿がシマノ慶匠8尺、道糸0.8号、ハリス0.4号15-20cm、ハリは上下ともアスカ5号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用6号をタナ80cmの位置にセットして、浅ダナ両ダンゴで始めます。
エサはガッテン単品。いつもの通り、粉:水を5:1の袋書き通りで作りました。いつも釣った魚のハリを外すのに苦労しているので、タマ置きを使って試してもらいます。
準備を終えて第1投を振り込んだのは13時40分でした。
彼女の釣りが始まったので、今度は自分の準備に取り掛かります。仕掛けをどうしようかな?彼女と同じ8尺にしようかな?でも仕掛け作らなきゃいけないしな…と悩んでいると、いきなりビシッ!とあわせる音が!
振り返るときたきた~とへらぶなを寄せる彼女の姿が…まだ3投くらいじゃないの?早っ!
どうやら浅いタナに元気なへらぶながたくさんいるようです。型が小さめ(というか他がデカ過ぎ)と聞いていたので、柔らかい9尺の竿で楽しもうと取り出します。
道糸0.8号、ハリス0.4号15-20cm、ハリは上下とも改良ヤラズ5号、ウキはリコーサーバンスのさみだれPCトップ浅ダナ用5号です。えさは彼女と同じガッテン単品。ウキ下も同様に80cm程度にして、早いタイミングでアタリが出るかを探ってみます。
準備をすすめていると隣の彼女は順調にへらぶなを釣っていきます。魚影の濃い池ですねぇ。
ようやく僕の準備が整ったのでえさを打ち始めると、3投くらいでサワリが出ます。やはり浅いタナにへらがいるんだな、とフカフカ動くウキを見ると、スポン!と入ります。あわせるとへらが小気味良く竿を絞りますが、これは残念ながら顔へのスレ掛かり。続けて2枚アッパーといきなりスレのラッシュでした。
かなり魚が湧いているのかな?とえさをしっかり大きめに付けると、今度はカラツンが続きます。なかなか難しい?
またまたスレで、開始から4枚連続でスレ掛かりになってしまったのを機にへらがダンゴえさを食いきれてない?と判断し、ハリを改良ヤラズ4号へとサイズダウンします。
隣でアレコレ悩んでいるうちに彼女は次々とへらぶなを釣り上げていきます。ハリストラブルを直しながらなのに、ちょっとペース早いんじゃないの~?
状況は申し分なし。そろそろ僕にも…と思っていたら、ようやく口に掛かってくれました。
ところが次第に風が強くなってきて、浅いタナに魚が薄くなってきたようです。サワリが少ないので、えさに手水を打って柔らかくしてバラケを促進するとなんとかサワリが出るのですが、ウキを落とすいいアタリが少なくなってきました。あれれ?
彼女は只でさえ照り付ける日差しで暑いのに、どんどん硬く締まっていくえさの手直しを知らないので、サワリもアタリもなくなって集中力が切れていったようです。
風が吹いて浅いタナの魚の活性が低くなった?と推測し、純トロを取り出してトロ掛けを試すもアタりません。水面が波立ってPCムクの細いトップでは見難くなってきたので、リコーサーバンスのさみだれPCトップ浅ダナ用6号に変更し、底チョイ切りの深いタナに替えて探ってもサワリも出ません。
とうとうロクなサワリもなくなってしまうまで、1時間以上も無為に過ごしてしまいました。やはり魚は上にいるようだとウキ下を80cmに戻し、ハリスを20-25cmへ伸ばしてみます。
む~アタらないなぁと竿を上げたら、魚の感触がぐぐっと伝わります。あれ?食ってた?
魚がいるんだかいないんだかさっぱり分からない…と続けてえさを打つと案の定、ウキには動きが出ません。終了時刻が迫ってくるので、ひと思いにウドンセットに切り替えます。
上バリが改良ヤラズ6号、下同3号、ハリス0.4号8-30cmに替えました。バラケえさはパワーX:特S:水を3:2:1、食わせは力玉です。
風はどんどん強くなり左後ろから吹くのですが、流れが起きているのかウキは右から左に流れます。どうなっとるんだ?
さらに傾いた太陽の光が水面に反射してウキが見難いのです。偏光サングラスを持ってきたのに、コンタクトレンズを忘れたのが悔やまれます。
強い日差しにまいっていた彼女も終了まで30分を切って、釣りを再開します。僕はなんとか彼女と同数くらい釣りたいなぁと頑張っていたのに、再開後すぐにこの娘は釣ってしまうのですよ。勝負強いんだから、もう。
僕はというと終了の放送が掛かる17時前までバラケえさを打ちまくって、モヤッと1回サワリがあったのみでした。無念…。まぁ今日のところは道を把握しておいたのが収穫ということで(笑)。
午後からの短時間の試釣でしたが、やはり浅いタナに魚が集まっているように感じました。しかし風が吹くと浅いタナは魚の状況がガラッと変わってしまうようです。当日の天候次第ですが、底釣りや深いタナでじっくり時間を掛けて時合を作っていくか…はたまた浅いタナで食わせる工夫を繰り出すか…悩ましいところです。
周りを観察してくれた彼女の報告によると、風の中たくさん釣っている人の様子を見ると、ウキからハリまでが短いカッツケもしくは浅ダナの人もいれば、ウキからハリまでが長い底釣りもしくは深宙(といっても2mちょいだけど)の人も居たようです。
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