想定外の低活性に苦戦しました
道満へら鮒会4月例会は三国池で行われましたので、参加してきました。
今回は予定が合わず、試釣には行けませんでした。当日までの一週間は桜の花が一気に開いて散ってしまう程、暖かい穏やかな好天が続いていましたので、両ダンゴでバクバク食ってくるだろう、と暢気に出かけて行きました。
天候はこの週を締め括るような快晴です。釣り座はめいめいに選んで良いとのことで人が少なそうな場所まで歩いて行き、事務所正面対岸の57番に入りました。
釣り場は一席あけて満遍なく人が入った状態です。一席あけた右隣のO氏は9尺を繋いでメーターの両ダンゴでスタートしています。浅い釣り場ということもあって僕は竿を11尺にして、今シーズン初のメーター両ダンゴで始めます。
仕掛けは道糸0.8号、ハリス0.4号22-30cm、ハリは改良ヤラズ4号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用7号です。えさはガッテン:GTS:水を4:1:1(単位は100cc)で作りました。
6時頃に準備が整って釣りを始めます。一足先に始めた隣のO氏はおかしい。予定では10投めまでに一枚釣るはずだったのにサワリが出ないと首を傾げます。
僕の方もウキの動きが芳しくありません。両ダンゴであればなじむ途中にウキが止まったりしないとペースが上がらないのに、すんなりなじんでしまいます。今週一週間の天気ならもっとサワってもおかしくないのに…。
一ボウル打っても釣果なし。次のえさを作ろうとすると、ガッテンが無くなってしまった(買い忘れてた)ので、天々:GTS:水を4:1:1(単位は100cc)のブレンドに変更します。
O氏がえさは軽いもの。ボソはだめ。水分のあるやわらかいものをチモトだけ抑える感じですよと教えてくれました。さっそく実践してみるとフワフワとサワってドスン!とウキが消えました。
O氏のアドバイスのおかげで初モノにありつけました。その後は軽くやわらかく…と呪文のように唱え続けますが、後が続きません。
9時前になっても2枚めが釣れず、日も上がってジリ貧です。なんだかおかしい。これでは手に負えないと両ダンゴを見切ってメーターウドンセットに替えます。
上ハリスを0.5号7cm、上ハリを改良ヤラズ5号、下ハリスを0.4号35cm、下ハリを改良ヤラズ3号に作り替えます。
セットのバラケ専用エサは持ってこなかったので、バラケマッハ:白べら:水:軽麩を2:2:1:1で作って即席バラケにします。食わせは力玉大粒です。
バラケはこの3か月シットリめでジワジワ溶ける感じ、バラケが残っているうちにアタリが出る傾向があったので、シットリめで作ってみました。
ウドンセットにすると、早々にサワリが出ます。これは…と思うとツン!と強いアタリが出て、2枚めが釣れました。
さらには17分にも3枚めが釣れて、明らかにウドンセットの方が反応が良い。う~んこの時期で…?と腑に落ちないところが残ります。ところがこの後が続きません。カラツン、スレが多く、10時39分まで4枚めが釣れませんでした。
この原因は好天の日差しですぐにバラケが乾いてしまうことでした。濡れタオルをボウルに被せて直射日光と風が当たるのを防いでいたのですが、やはり気温が高かったせいか経時変化が速かったです。
水分が無くなったボソだとアタリをおろかサワリも出ないのです。水が多いめのしっとりタッチにするとサワリが復活します。ジャミだったのかも知れませんが、サワリが出ないとへらも釣れなかったので、やっぱりボソがダメだったのでしょう。このバラケのタッチが重要だと気づくまで時間が掛ってしまいました。
というのも下ハリスの長さで迷ったのがまずかったのです。あまりに釣れないから、と下ハリスを35cmからスタートしたのですが、この時期のこの気温ではあまりに長いだろうと思っていたのです。
カラやスレが出始めると、これは下ハリスが長い?と思って、30cm、25cmと詰めていきました。ところがバラケが乾いていったせいかも知れませんがアタリが出なかったのです。
11時になると食堂での昼食のアナウンスが流れ始めました。注文されていた方は釣りを休んで食事に行きます。みんなあまり釣れていないので、ぞろぞろ釣り座を立って行きます。下手くそはこの時にこそ釣らないと他に釣るチャンスがありません。
ここで下ハリスを35cmに戻すと、人が減った効果と相俟ってサワリが出てきました。バラケのタッチもシットリめに修正するとようやく釣れました。
さらに下ハリスを40cm、最長45cmまで伸ばしながら、12時19分までで5匹とようやくツ抜けに届きました。この日釣れたのは35,40,45cmの3種のみでした。やはり異常なまでに活性が低かったのでしょう。
隣で見ていたO氏もその下ハリスは長いよ?と言ったのですが、この長さじゃないとアタらないんですと答えた僕も嘘偽りナシの感想だったのです。
この日のアタリの傾向は、ウキが消し込むくらいの力強いアタリのみハリ掛かりして、小さいアタリは一枚を除き全てカラでした。このアタリがバラケが落ちたか少し残っているかくらいの遅いタイミングまで出ません。バラケを落としてしまう、いわゆる抜きの傾向の日だったのかも知れません。
この3か月、引き誘いの効く日に当たらなかったのですが、この日はかなり効いてました。カラが多いとはいえ誘い直後のアタリが多かったです。
しかしいつまでもチャンスタイムが続くわけもなく、会の人達が食事を終えてのんびり帰って再開すると、案の定アタリが遠くなってしまいました。
そこで両ダンゴでのえさの感触が軽いえさをやわらかくだったのですが、えさが重くなっても集魚効果を…と、粒戦細粒を入れることにしました。
バラケマッハ:白べら:粒戦細粒:水:軽麩を200:200:25:100:100(単位はcc)のブレンドにして試してみると、ウキがなじむようになった分、サワリが出て釣りやすくなりました。
午後になると次第に風が強くなってきました。14時過ぎには波にもまれてウキのサワリは分からず、消し込みアタリでしか釣れなくなってしまいました。1,2,3月ときて、ついに4か月連続で強風の例会です。風神様は一体誰だ?
14時30分頃バラケが無くなってしまったので、少し早いですが納竿の時間としました。検量すると13枚で7.2kgでした。優勝者は26.0kg。またもや半分どころか1/4程度の釣果になってしまいました。
終了後、会長からの挨拶の中で池のおかみさんによるとちょうどハタキ(産卵行動)に入っちゃって食い渋っちゃったとの一言が。あらら~道理で良い天気なのに食わないわけだよ…。ハタキのことをすっかり失念していました。まだまだ経験が足りませんなぁ。
もう来月5月ともなれば両ダンゴで釣れるでしょうし、風も吹かないでしょう。5月も強風ならもう絶対うちの会のどこかに風神様が紛れ込んでるに違いない(笑)。
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