港の岸壁からサビキ釣りを体験
今年のGWは島旅をしました。南の島に行きたいとの希望で彼女自ら選んだ先が八丈島。このセンスが非常にナイスです。
しかも釣りの案内をしてくれるガイドサービスがあるみたいと自ら見つけて僕に教えてくれるではありませんか。いい娘さんに育ってくれてオジサンはとても嬉しいのであります(笑)。
かくいう彼女は海釣りの経験が一回しかありません。2005年3月21日に三浦半島荒崎近辺にウミタナゴを狙いに行ったのですが、小さいフグが一匹釣れたのみ。帰りは渋滞につかまり、イマイチ感が残る釣行でした。
なにぶん僕自身が埼玉県民となって以来、次第に海から遠ざかっております。釣りをしない人に朝日の昇る海を見てみないかい?といくら小粋に誘ってみても、やっぱり遠いところは遠いし、眠いものは眠いのであります。
ところが八丈島なら宿泊先からすぐに海に着きます(当たり前ですね)。これは海釣りの良い機会かも知れません。せっかくの旅行ですから朝から晩までビッチリやるのは却ってもったいない。ちょこっと海釣り体験ができれば良い思い出になるかもね?と彼女の提案にホイホイと乗ってしまうのでありました。
今回ガイドサービスをお願いしたのはWe-ingというツアーコーディネーターです。
早朝5時30分に宿泊先のホテルの玄関で今回お世話になる長岡さんと待ち合わせ、車に乗って出発です。道中釣具店でオキアミコマセを購入し、神湊(かみなと)港へ到着しました。
準備して頂いた道具は長めのスピニングタックルを用いたサビキ釣り仕掛けです。岸壁からムロアジを狙います。
サビキ釣りに挑戦編 1min49sec
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長岡さんにはアミコマセを逐一入れてもらっての大名釣りです。こんな贅沢な釣りしたコトない…。コマセを振り出すと、初めは小魚が寄ってくるだけでムロアジはいないようです。
しばらく頑張ってコマセを振り出していると、大きく長細い魚の影が見え始めました。寄ってきたか?と期待していると、彼女に小ぶりながら初モノが掛かりました。
チャンスタイム到来!と撮影も忘れてサビキ釣りに熱中します。パカパカ釣れる…とはいかず、なかなか食いついてくれません。長岡さんによると港外から入ってきたばかりの新しい群れならすぐに食いつくんですが、何度か狙われている群れはなかなか食いつかないんですとのこと。
地元の方と思われるおじさんが釣れますか?とやってきたので回ってきましたよと返事をすると、昨日の午後はダメだったから今のうちに釣ってしまいなさいとつきっきりでアドバイスをしてくれました。
水面近くがいいかな?底近くがいいかな?とタナを変えて探ってみると、底近くで僕に一匹めが掛かったのですが、後が続きません。どうやら底を取って仕掛けを止めたら食った?と思い立った時、長岡さんからあまり動かさない方がいいみたいですよとのアドバイスが。おお、やっぱりそうか?
その後、止めて食わせるようにすると2匹キャッチ、1匹バラシと続いたのですが、早々に群れが散りがちになって尻すぼみになってしまいました。あれ?もうお食事タイムは終了?
群れも時折見えるし、中には40cm近いんじゃないか?というイスズミらしい魚もウロウロしているのですが、食いついてきませんでした。
オキアミコマセがなくなってサビキ釣りは終了です。正味1時間ほどで4匹の釣果でした。タイミングよくムロアジの群れが回ってきてくれてよかったです。
最後に足元でアイスジグをチョンチョン煽ってみましたが、反応する魚はいませんでした。粘っても仕方がないようなので、朝ごはんに間に合うよう早めに終了しました。
イベントの最後は美味しくいただく!です。ホテルまで送ってもらい、長岡さんからホテルのフロントの方に話してもらって、2本は塩焼き、2本はお造りにしてくださいとお願いすると、朝食に出してくれました。こういうサービスがホテルのアクティビティ提携ガイドのメリットですね。
想像以上にサイズが良かったので、4匹は朝食に追加してもらって食べる分として、ちょうど2人の胃袋のサイズにピッタリでした。これ以上釣れちゃうと消費できなくなりますね。
この時期のムロアジは大きくて、刺身にしても良し、くさやの素材としても最高だそうです。少し小骨が多く、脂が少ないせいか釣り人にはイマイチ人気がありませんが、2時間前には海を泳いでいた鮮度抜群の魚がまずかろうはずも無く、たいへん美味しく頂きました。
彼女の感想は短時間だったけど島の人ともちょっと話できたし充実して楽しかった。何より僕が彼女に付きっきりで自分の釣りができなくなるという状況じゃなかったのが良かったとのことでした。
本当は釣竿からガイドまで全部セットになってるのを選んだので、僕の準備の手間も省けると思ってたけど、しっかり自分の竿を持って来ているあたりがやっぱり…と思ったそうです(笑)。
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