狭山へら鮒センターへ行ってきました
夏休み最後の一日となった18日、Old River Kawagoeへ行き、その後帰省する予定を立てましたので、午前中しか釣りができません。川越方面でどこか…と探していたのですが、当初候補にあげた川越フィッシングセンターは金曜定休でした。
ここのところずっと宙での釣りが続いていましたので、底釣りがやりたいなぁと思っていました。そこで底釣り専門池(一部自由釣りエリアあり)の狭山へら鮒センターに行ってきました。
開場となる6時半に到着し、受付で半日料金1,300円を支払います。受付の女性の方に9尺で底釣りをやりたいんですが、どの釣り座が届きますか?と聞くと社長さんを紹介してくれました。
社長さん曰く9尺だったらどこでも大丈夫。釣り座は居着きのサイズに違いが出る程度だよとのことです。
さらにうちはへらの量が多いから難しいよ。へらの経験は?3年め?分からないことがあったら聞いてくださいねと言って頂きました。む~難しいのか。
中に入って見回すと平日だけあって人はまばらです。池中央の島に渡って右奥の突き当たりの奥向きまで歩いて行きました。南に向かうので日焼けしそうだけど、木立が水面に映っているためウキが見やすく、人が後ろを通らないので静かにやれるかな?と。
まずは9尺竿を出して底をとります。竿先から30cmほど残して底が取れたので釣り座は確定です。
仕掛けは極軟9尺、道糸0.8号、ハリス0.4号30-35cm、ハリ上下とも改良ヤラズ5号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ底釣り用13号です。
えさはダンゴの底釣り夏50cc:ダンゴの底釣り冬50cc:バラケマッハ50ccを水65ccで作るところを間違えて水130cc入れてしまいました。慌てて再びダンゴの底釣り夏50cc:ダンゴの底釣り冬50ccを追加し、真底50ccも入れて作ってみました。ハッキリ言って作り過ぎの大失敗です。一日分以上の量になってしまいました。
エサ落ち目盛りの調整、底タテとのんびり手順をこなしていたら、釣り開始は7時30分頃になっていました。えさを振り込んで行きますが、さっぱりウキが動きません。底付近に居ついていないのか?寄せを重視しないとダメか?とえさを軟らかく手直しします。
オモリに引かれて沈んでいくえさが糸を引くように溶けて、漂った粒子をへらが食べに浮いてくるくらいのえさにしたところ、ようやくウキにサワリが出始めました。
ウキのトップがなじみ切るまでに少し止まったりして、なじみきった後にもモヤモヤとサワリ続けます。どうだ?と待っていると、トップが返り(浮き上がり)ながらチクッとアタリが出ました。久しぶりの底釣りのアタリですが、ちゃんと合わせるとしっかりハリ掛かりして竿を絞ってくれました。
やはりある程度粒子を伴ってバラけるようでないと魚の反応が鈍いです。えさ落ち目盛りを過ぎてえさが落下していく時に誘う必要がありそうです。従ってなじみ切るまでにウキが動くようにえさを柔らかくします。
とはいえ落ち込みの釣りは禁止とのことですから、トップがなじみ切ってから返すまで待ってから合わせます。普段は上ずり防止のためあまり早いアタリはとらないのですが、待ってもいいアタリが出ません。基本的に底に着いていないのか、はたまた底に着いたえさは警戒されているのか、このあたりが底釣り専用池のクセというものでしょうか。
しかしえさの特徴でしょうか、はたまた良くなった天気のせいでしょうか、えさがすぐに乾いてしまいます。これではえさの粒子がバラけにくくなり、すぐにサワリがなくなってしまいます。手水を打って柔らかくしていきますが、なかなかちょうどいい柔らかさになってくれません。
思い切って柔らかくすると、サワリから早いアタリが連動して出て、やっぱりこれなんだろうな?とへらが竿を絞ってくれました。
状況と釣り方の対策は次第に見えてきたような気がするのですが、最大の難関はすぐに乾いて粘りの出るえさです。手水を打って水気を全体に行き渡らせようとすると、えさ自体にますます粘りが出てきます。宙釣りのダンゴえさと変わらない程の注意を強いられるのは厳しいなぁ。
やはりえさを作り過ぎてしまったのと、乾いては手水を打って、の繰り返しでドンドン粘りが出てしまったようです。ダンゴの底釣り夏はグルテンが入っているのか、経時変化の激しいえさだと感じています。これを手水で軟らかくして使っていたのですが、硬いとアタリが出ず、うまく軟らかくしてもカラツンばかりになってしまいました。
ウキ下を少し下げてズラシ幅を大きくするのですが、これでは対応できずスレ掛かりが出るようになってきました。本当はえさを新しく作り直すのが良いのでしょうが、生来の貧乏性ゆえたくさん作ってしまったえさを捨ててしまうのは勿体無いとの気持ちから、なんとか手直しで使い切りたいのです。
どんどん柔らかくすると、今度は食い走りが出てきました。ウキが立つまで視線を切っていると、竿が引かれて慌てて合わせると言った具合。これは釣果にカウントすべき魚ではないよね…と取り込みます。
続いてトップがなじみ切る前に出たツンのアタリで思わず合わせてしまって釣れました。これでは落ち込みの釣りになってしまうのでしょう。これも釣果にカウントしてはいけない魚だね…と取り込むと、バッチリ上顎中央にハリ掛かりしています。やはりハリス分の落ち込みで誘って底へ追わせる方向性は合ってるんじゃないかな?
えさが少なくなってきましたので、手水を打ってかなり柔らかくしておいてバラケマッハを追い足して、粘りをとる方向で手直しをしてみます。するとバラケ性が強くなり過ぎたのか、糸ズレやえさ切り後のスレ掛かりが出るようになってきました。底より上の位置に粒子が舞って上ずりを起こしたようです。この手直しは失敗かな?
終了時刻が近づいてきて、再びえさを重くするべく手水を打って真底を追い足す手直しをしますが、粘り解消には繋がらないようでカラツンが止まりません。やはり手水で柔らかく…と調整していくとまたもや食い走りで釣れてしまいました。
落下中の食い走りには、ウキを大きくしてオモリを多くしないといけないんでしょうね。
結局最後もカラツンを食らって11時過ぎに終了にしました。7枚のうち3枚はカウント不可と考えると実質4枚です。やはり難しい。
次はえさを少しずつ作って粘りが出ないようにする、あるいは粘りの出にくいえさを使おう、もうちょっと何とか攻略したいなぁ、と反省しきりです。このままでは終われません。また挑戦したいなぁ。
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