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川越FCに行ってきました

アトリエの前に午前中だけのへらぶな釣り

2009-12-23

 2009年12月23日のOld River Kawagoeでのフライロッド製作活動は午後からでしたので、午前中はアトリエ近くの川越フィッシングセンターに行ってきました。
 ここは以前へらむぎさんから100匹釣り男を目指すには良いところだよと教わっていました。ところがなかなか釣行できず、年の瀬も迫ってきて100匹釣り男を目指すには時季を外してしまいましたが、せっかくの機会ですので一度行ってみようと思い立ったのでした。

 7時開場には間に合わず、現地到着は8時を回っていました。事務所で料金を払うとおじさんが20日に新べら入れました。宙でも底でも釣れていますよと嬉しいお言葉を頂きました。
 期待を抱きつつ入場すると、既に3号池と5号池の間には例会組を含めたお客さんが大勢入っていました。その他の場所にはお客さんがまばらだったので、邪魔にならないようにと5号池の奥の対岸(西岸)に行くと北岸沿いの隅に一人居るのみです。背後の樹の無い中央やや北側へ釣り場を構えました。

いい天気に恵まれました
釣り座からの風景

 短時間の釣りなのでのんびりと釣りたいなと、極軟の9尺竿を取り出します。釣り方は冬らしく段差の底釣りにしました。
 道糸0.6号、上ハリス0.4号12cm、下ハリス0.3号50cm、上ハリは改良ヤラズ6号、下ハリはアクト3号、ウキはへきしゅう水凪の8号です。12日の例会の帰り道に購入したこのウキを使ってみたかったのです(笑)。
 バラケえさは粒戦50ccを水100ccで吸水させた後、段底300ccとパワーX100ccを入れてかき混ぜたもの。食わせえさは力玉を使いました。

 底を取ると竿先からは50cmほど余りましたので、本当は8尺の方が良いのでしょうが、使いたい竿優先でいきます。あれこれと手間取り、釣り開始は9時になっていたでしょうか。
 えさ打ち開始後3投めでウキにサワリが出たかな?と思ったら、ツン!とアタリが出て第一号が釣れました。う~ん真冬でもウキが動くのって素晴らしい。

川越FCのへらと初対面
第一号が釣れました

 よしよし、続けて…と思っていると、たちまちウキがピョコピョコと動き出します。あれれ?こんなに活性高いの?続けて2枚スレ掛かりしてしまったので、いきなり上ずっちゃったと、底休めを兼ねて、下ハリスを40cmに詰めて、再度底を取り直します。
 下ハリスを交換した後は小さいものの、鋭いツンとしたアタリが出て2枚めを掛けることができました。

ゆっくり段底やりたかったんです
ヨシヨシ!この調子!の2枚め(9:18)

 ここのへらぶなは型が小さいものの数が多いので数釣りに最適と教わった通り、小さいへらぶなが元気にウキを動かしてくれているようです。
 ところが数投するとへらぶながワサッと寄ってくるようで、たちまち糸擦れが出てしまい、段底では釣りにくくなってしまうようです。
 スレで掛かってはハリスを30cm、25cmと順次詰めていきましたが、風の無い穏やかな快晴の天気の影響か、へらぶなの元気はどんどん上がっていき、足元にもへらぶなが浮いてくる始末です。

一時間近く釣果がありませんでした
ハリスを詰めてなんとか3枚め(10:02)

 こんなに良い活性なら段底では却って難しい、とウキ下を浅くして、そのまま浅ダナのウドンセットに移行することにしました。本来ならばチャカ(小さい)ウキを使うのでしょうが、全長15cm以上という規定がありますので、仕掛けはそのままでいきます。えさも段底用のものが残っていますから、無くなってしまうまでは使わないと勿体無いし、小さいウキではたちまち沈没してしまいそうです。

 ウキ下を80cmくらいにしてえさを打ち始めると4~5投でサワリが出始めます。お!早速寄ってきた!と喜んでいると、スコン!とアタリが出て4枚めを釣りました。

やっぱコレなの?
浅ダナのウドンセットに変えて程無く4枚め(10:36)

 風も無い晴れた穏やかな天気だからコッチの方がいいのかな?と思っていると、42分、47分、51分、57分、11時02分、11分とヒットが続き、あっという間にツ抜けになってしまいました。やっぱり最初から浅ダナだったか…。

極軟の竿でも結構やれました
調子が上がってきてツ抜けとなりました(11:11)

 水面直下には黒い魚影が見えるようになってきました。段底用のバラケえさが無くなってきたので、浅ダナ用のえさに切り替えます。粒戦50ccを水100ccで吸水させ、パワーX200ccとプログラム100ccとBBフラッシュ150ccを入れてかき混ぜたものです。スレもカラツンも多く、かなり揉まれているので、えさ持ちを重視した配合です。

最初から気合を入れてやるのもなぁ…と思ってました
11枚め(11:23)

 29分には12枚めを釣ったのですが、良い日差しのせいでえさの乾燥が早く、粘りが出てしまいました。手水で柔らかくしても麩の粒子が目詰まりしたようで芳しくありません。えさ付けの圧力を弱くして、えさの量でウキのなじみを稼ぐ大きめポハッとにしないとアタリはおろかサワリも出ないようになってしまいました。やはりここでもバラケのタッチが肝要なのですな。

 手直しの方向性を思案し、ようやくサワリが復活して41分に13枚め、51分に14枚めを釣った後、フル先生から何時頃来ます?のメールが届きました。

これが最後になろうとは…
最後の一枚になった14枚め(11:51)

今、川越FCに来ています!
途中経過報告の図(11:54)

 13時頃お伺いすることになり、それまで釣果が伸ばせるか?と頑張ったのですが、残念ながらスレ掛かりのみでした。バラケえさがなくなってしまった12時過ぎ、良い頃合と納竿しました。

 箱池と呼ばれるような小規模な釣り堀は道祖土園か衆楽園くらいであまり経験が無いのですが、冬場でも活発にウキを動かしてくれるのは楽しい限りです。ただ魚影が濃すぎるくらいですので、活性が高い時には寄せ過ぎない、上ずらせないという贅沢な悩みがついて回ることを実感しました。
 アトリエに向かう途中で上州屋川越店に行き、へらぶな入門当初にあれこれと相談に乗って頂いた五十嵐さんを訪ねました。冬場の箱池の寄せ過ぎ防止策といえば両ウドンの釣りと思い当たり、基本的な点を教わりました。
 幸い自宅の近所には弁天閣中の島センターもあることですし、この冬は箱池の釣りもやってみようかな?と思っています。

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