トップ釣行記

ワカサギ釣り初体験

彼女とドーム船に乗ってきました

2010-01-02

 へらむぎさんの山中湖旅行&ワカサギ釣行記を見て、僕も行きたい、やってみたいなぁとすっかり感化されてしまいました。
 彼女にドーム船での釣行なら暖かいよ。ワカサギ美味しいよ。どう?と声を掛けると、非常に興味津々な様子ですが、虫エサが苦手なので躊躇っていました。
 ところがマルキユーから紅雪(べにゆき)というワカサギ専用生分解ワームが発売されていることを調べ、これならウニョウニョと動かないから大丈夫!とGo!サインが出ました。

 事前に二人であれこれと調べ、白羽の矢を立てたのは山中湖畔のボート屋しゅうすいやです。新年1月2日に予約を入れ、紅雪を購入し、2010年の初釣りはワカサギ釣りと相成りました。

 いつも通りののんびり釣行プランですので、出発は朝8時です。関越道→圏央道→中央道と走って、山中湖畔に着いたのが10時過ぎでした。渋滞を予測していたので、船の予約の時間は12時としていたのですが、予定より随分早く着きました。コンビニで食料を調達して、しゅうすいやに向かいます。

後ろに見える建物がしゅうすいやの事務所です
到着しました

 事務所で随分早く着いちゃったんですが、今から大丈夫ですか?と尋ねると、問題なく沖に停泊しているドーム船へ送迎してくれるとのこと。レジャーのお客に柔軟に対応してくれるのが有難いですね。
 料金を払って入漁証、予備の仕掛けとえさの紅サシを受け取ります。出船準備の間、湖畔を少し歩いてみると、何と湖岸の水が凍っています。さすが富士の麓の山上湖です。いったいどれだけ寒くなることやら。

数年に一度は結氷するとか
湖岸の様子です

 桟橋からボートに乗って沖に停泊するドーム船へ渡してもらう間だけは外気にさらされます。山中湖の寒気を甘くみていた僕はとても寒い思いをしました。

防寒対策はしっかりしましょう
ウヒョー!寒い!

あそこまで行けば…パラダイスが…
沖に浮かぶドーム船です

 ドーム船の中に入ってしまえば、上着を脱げるほど暖かい空間が待っていました。30人ほどが座れる座席の奥に我々の釣り座がありました。周りの人の小さなバケツを見るとたくさんのワカサギが入っています。うむ。調子は良さそうだな。

 船宿のお兄さんからレンタルの竿を受け取り、仕掛けを繋いで釣り方の説明を受けます。彼女が紅サシを触れないので…と持ってきた紅雪を取り出すと、久しぶりに使いますね。釣れないことはないけど、数は伸びないですよとのことでした。小さく切ってチョン掛けにし、多めに誘って下さいね、とのアドバイスでした。

 彼女の仕掛けを準備し、いざ投入すると、さっそくワカサギが釣れました。船宿のお兄さんも紅雪、釣れますねぇと想定外の好感触に多少驚いています。

初物釣れました
やったね!ワカサギ初ゲット!(11:03)

 僕も準備が整い、釣り開始です。底にオモリをつけて少し誘うと、竿先がぷるっと震えて、軽くあわせます。掛かったかな?と聞いてみると、プルプルとワカサギが暴れる様子が分かって、回収します。おお!これはなかなか面白い!と二人で釣りに夢中になっていました。

 傾向としては、オモリが着底した直後にアタリが多く出ました。下から2番目や3番目のハリに掛かることが多く、泳層(タナ)は底近くと想像されます。
 やはりえさは紅サシの方が味・匂いともに強烈なのか、紅雪よりも釣れるようでした。7本くらいあるハリに1本だけ紅サシ、他は紅雪という組み合わせを試してみたら、紅サシだけに釣れてきた、というのが3連続でありました。
 やっぱり紅サシの方がいいんだよ~と彼女に見せると、随分悲しそうな顔をしていました。出だしは好調だった紅雪は次第に当たらなくなってきたと見えて、彼女は頻繁に誘いを繰り返して、ワカサギを釣っていました。こういう工夫を何も言わなくてもやっちゃうところがセンスなんだよなぁ。

 その後、僕が紅サシを付けて竿を渡すと、すぐに釣れてきて紅雪との差を感じていたようでした。おそらく紅雪に付いている味や匂いが紅サシに比べて長続きしないようです。頻繁にえさを付け替えないといけないようなので、その分手返しが遅くなるから数が伸びない、ということなんじゃないか?というのが、彼女の使ってみた分析結果です。

 ひとしきり釣っていると、お昼時になりました。周りのお客さんが昼食のカップラーメンを作り始めると、ドーム船の中には美味しそうな匂いが広がります。
 これまで夢中になっていた二人も顔を上げて、ゴハンにしよっか?と休憩します。

なかなか良かったですよ
ご当地インスタントカップうどんの吉田のうどんです

 のんびり食事の時間をとるのも楽しい釣りの重要なポイントですね。周りもお昼ゴハンを食べていますから、食事抜きでガリガリ釣る雰囲気でもありません。コンビニで買ったデザートまで頂いて、一服してから釣りに戻ります。

 食事後もワカサギのアタリは引き続き出てくれました。えさが何度も齧られてしまうとアタリが出なくなってくるので、程よいタイミングでえさを付け替えます。
 次第に風波が出てきたのか、船の揺れが大きくなってきました。ちょっと釣り難くなってきたな…と思っていたら、時折ドーン!と波がドーム船の舷側に当たっているようです。
 13時30分には船宿のお兄さんがすみません。風と波が強くなってきたので、申し訳ありませんが、安全第一で早アガリにさせて頂きますとアナウンス。これにて終了となってしまいました。

結構釣れました
僕の釣果です

やっぱり僕より多いなぁ…
彼女の釣果です

 帰りはドーム船自体が移動して桟橋に到着しました。あがってみると横風が強く、桟橋上に波飛沫が掛かる程でした。それでも船自体はさほど揺れていなかったので、船酔いしにくい船だと思います。

うおぉ!すごい強風!
富士の高嶺の雪も吹き飛ばされています

 実は乗船前の受付時に事務所窓口のガラスに貼ってあったチラシを目ざとく発見していました。

食いしん坊二人が見逃すハズもなく
なぬ!すぐに料理してくれるとな!

 紅富士の湯という日帰り温泉施設内のレストラン四季彩では今年から釣りたてのワカサギを持ち込むと料理してくれるサービスを始めたんだそうです。
 料金は600円でワカサギのフライとイタリアンフライ(フリッター)の2品を作ってくれるそうです。材料は100gとのことで、果たして二人でどれくらい釣れたのかを勘定してみると、合計126匹でした。
 果たして足りるのか心配していたら、送迎してくれた船宿のおじさんがあれからの時間でそんなに釣ったの?とサービストークをしてくれました。とはいえトップの人は400匹超ですから、どこにでも達人はいるものです。

 さっそくこのワカサギを持って紅富士の湯へ向かいます。レストラン四季彩に持ち込むと200gありますよ。どうされます?と言われたので、100gだけ料理してもらい、残りはお土産にしました。
 暖かい室内でのんびりと待つこと数分(十数分かな?)で美味しそうなワカサギ料理が出てきました。

ど~ですか?みなさん!
じゃ~ん!美味しそうです!

アツアツのサックリです
ワカサギフライです

フワフワのホコホコです
イタリアンフライ(フリッターのドレッシングソース掛け)です

ワカサギフライが少なくなっていることに気づいた人は、きっと食いしん坊さん(笑)
並べてみました

いい笑顔でしょ?
いただきま~す

獲物を狙う鋭い目でしょ?(笑)
いただきま~す

 さすがに釣りたてのワカサギ料理です。ワカサギフライはサックリした食感で非常に美味。間違いの無いおいしさです。ワカサギフリッターはフワフワの食感とドレッシングソースが合って、こちらも非常に美味しゅうございました。
 釣りをしてても暖かく、上がってからも暖かいところで美味しい料理を出してくれるとは。今回の釣行には二人とも大満足です。さらにひとっ風呂浴びてから帰れるなんてもう素敵!と彼女も大絶賛しておりました。

 難点を言えば、帰りの中央道がとても混雑することでしょうか。渋滞の名所小仏トンネルを頭に25kmと聞いて国道20号線を通って帰りましたが、こちらも交通量は多くあまり時間短縮になりませんでした。

 お土産となったワカサギは翌日さっそくフライになりました。

写真を撮る前にかなり食べちゃった
自宅で作ったワカサギフライ

 エノさんから頂いた魔法の粉を下味に使い、片栗粉をまぶして揚げただけの簡単な料理ですが、これがまた美味でした。
 彼女にまた行きたい?と訊くと、うん!と答えが返ってくるかと思いきや、しばし沈黙…。あれ?と思っていたらウニョ(虫えさ)さえ無ければ完璧なんだけど…とすごく残念そうです。画竜点睛を欠くとはこのことでしょうか。虫えさの壁は絶品の味覚ワカサギをもってしてもやはり高いようです。

Copyright (C) びぃ,2010-01-08,All-Rights Reserved.