再び弁天閣へ行ってきました
ここのところ興味津々の両ウドンの底釣り。また行きたいなぁと前夜に天気予報をチェックすると快晴微風とのことですので、ご愛用の極軟9尺を持って弁天閣に行ってきました。
この日は午前中だけの釣りにも関わらず、出遅れてしまって現地に到着したのが7時頃でした。料金を払って釣り場に入ると、既に西側の26~50番には人が入っていますが、東側には誰もいませんでした。今日は東側でも大丈夫でしょう、と17番の釣り座に入って、開店準備を始めます。
竿は極軟9尺。道糸が東レ将鱗へらスーパープロプラス道糸0.4号、ハリス上下とも東レ将鱗へらスーパープロプラスハリス0.2号30-37cm、ハリ上下とも改良ヤラズ3号、ウキがリコーサーバンス社のさみだれウドン用ソリッドトップ1号(トップ塗り替え)です。
ウドンえさは魚信半袋に水50ccを電子レンジで作ってノズル径4mmポンプで絞ったもの。まぶし粉は野本釣具店のM.V.Pと粒戦細粒、エノさん特製まぶし粉。さらに菅原商会のドロを準備しました。
ウキ下を調整しているとどうもしっくり来ません。トップを塗り替えたからなのか少し自重が重くなったような気がします。先週の鳥羽井沼ではそんな風に感じなかったんだけどな…。トップの細いウキですからバランスが微妙になってしまうのでしょう。えさ落ち目盛りを4目盛り沈めに再び調整し、ウキ下を測ると約2m足らず。上バリトントンから始めます。
始めに寄せ効果を狙ってM.V.Pをまぶしてえさを打っていきます。10投くらいするとウキがもやっと動き出し、そろそろかな?と思ってたら1目盛りほどチク!と入りました。よし!とあわせると元気なへらが竿を絞ってくれました。
よしよし。良い出足だね…とニンマリしていると、程なく再びツッ!と引き込まれて2枚めゲットです。よ~し、やはり目盛りを小さくしたら使い易くなったなぁとご満悦です。
続けて2枚釣れたのでまぶし粉をいろいろ試してみます。粒戦細粒やエノさんパウダーを使ってみますが、少しウキが静かになってしまうようなので、まだ寄せが足りないか?とM.V.Pを打ち続けると、再び反応が出ます。今日はこれがいいのかな?
連続ヒットで4枚めを釣った時までに傾向として感じたのは、左側の竹枠のあたりでポコポコと湧き出している水に近い方がアタリが多い?ということでした(前掲写真参照)。ここはやや手前になるので8尺くらいがちょうど良い位置なのです。
手前の水の吹き出し付近にえさを振り込むと少し浅いのかウキのナジミが浅くなります。竿から沖いっぱいに振り込んだところでウキ下を合わせたので、ちょっとズラシが入っているようです。そう考えると小さいアタリも納得がいくのですが、振り込みの位置がずれにくい沖いっぱいで底を取って釣りたいのです。
しかも水の吹き出し付近は水が右へと流れていくようで、早いタイミングでアタリが出ないと仕掛けが流されてシモります。テンションが掛かっているのか延々待ってもアタリが出ないのです。
どうしようかな?沖打ちにするか?水の吹き出しを狙うか?と打ち込み位置とウキ下をあれこれ迷いながらチョコチョコ変えていると、さっぱり釣れない時間があっという間に過ぎてしまいました。スレ掛かりが数回あっただけでなんと2時間!が経過してしまいました。
その間ウキにはモヤモヤとサワりは出ているんです。それだけにハマってしまったみたいで、気付かないうちに大ブレーキとなってしまったようです。
これではイカン!もしかすると只のサービスタイム終了だったのかも知れない!とふと気が付いたところで、基本に立ち返って、最初の底取りからやり直します。
ウキのナジミ幅が少し大きいような感じなので段差を小さくします。その際今日の目的の一つであった0.15号ハリスを使ってみることを思い出し、DUELのX-TEXへらハリス0.15号30-35cmとしました。
全て整えて釣りを再開すると、程なくツン!と1目盛り綺麗に鋭く落とすアタリが出て、早々に釣れました。やっぱり底釣りは基本が大事だよねぇ~と感心しながら、2時間ぶりのへらぶながやってきてくれました。長かったぁ。
0.15号は大丈夫かな?と不安だったのですが問題なく釣れました。最近の糸って強いのねぇ、と感心しながら次を振り込むと続けてツッ!とアタリが出て連続ヒットです。
やはりこの次が続きません。なぜか2枚まではポンポンと釣れるのですが3枚めが遠い日でした。小さい群れが回ってくる…ってな釣り場じゃないでしょうに。何故なんだろ?
この日も天気予報通りに快晴微風ですが、少し左から風が吹きます。そうなると極軟の竿では振り込みが難しくなります。まっすぐ前に振り切ってしまえると良いのですが、底釣りでのピンポイントの振り込みは苦手です。竿先の落とし込みでさえ左右にフラフラしてしまいます。
そのせいかウキのなじみが一定しません。想定以上にえさ落ち目盛りから2つも返してきたりして、どうなってるんだ?と思ってカラ合わせするとへらが食ってました。あ…食い上げだったのね(笑)。
お昼ゴハンのアナウンスも流れ、そろそろ終了にしなければいけない時間が近づいてきました。なんとかツ抜けしたいなぁ…と思ってはいるのですが、この頃にはカラツンが出るようになってきました。5mmずつくらい微妙にウキ下を深くしてみるのですが、どうして掛からないかな?というくらい見事なカラツンを食らったりします。
時折上ずってるのかな?と粒戦細粒をまぶした後にドロをまぶして試してみましたが、次第にサワリもアタリも減ってしまいました。やはりタナかな?
これまで使ってきた魚信は粘りの強いタピオカウドンなので2mを切るくらいの深さではまぶし粉がかなり持っているような気がします。明確に上ずりを感じることはありませんでした。次はワラビウドンを使ってみようと思っていますので、その時にはドロが必須アイテムになりそうな気がします。
なんとかツ抜けまで行きたいなぁと思っていたのですが、えさを振り込んで時計を見てみると既に12時になっていました。この一投でもう終わりだな、とアタリが出るまでひたすら待ちます。時折誘ってみるのですが、この日は誘い後のアタリが全然出ませんでした。
誘いを諦めてひたすら待っているとモヤモヤとサワリが出て、お願い!と念じていると1目盛り鋭く落とすアタリが出ました。ハッシと合わせて良かったぁ、これで帰れるよと竿を絞ってくれたへらを無事取り込んでアガリ一枚としました。
釣れても釣れなくても楽しい時間はあっという間だね…と後片付けを始めると、釣り場のご主人がハカリを持って検量してくれました。重量は3.7kg(フラシ込みだと思う)でした。参加賞の缶コーヒーを頂いて釣り場を後にしました。
この日のお題だった0.15号ハリスは5枚釣って、スレ取りが2枚あったのですが、ハリス切れは一回もありませんでした。充分使えます。しかし細糸だから釣れるというわけでもないようです。そろそろ釣果に直結するかどうかはさておいて、極軟竿でどこまで細い糸が使えるのか?という実験(意地?)になってきました(笑)。
しかしながらおそらくへら用ハリスでこれ以上細い糸は無いんじゃないか?と思います。次は0.125号か0.1号となると渓流用ハリスが鮎用水中糸になってくるでしょう。もうさすがにダメだというところまで試してみたいと思ってます。
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