鳥羽井沼管理釣り場へご一緒に
エノさんからお誘いを頂きまして鳥羽井沼管理釣り場へ行ってきました。
朝6時30分の開場に着くと、お客さんはそれほど多くないようで、桟橋の上に7~8人といったところでしょうか。キーンと冷え込んだ釣り場の様子を写真に撮ってみました。
中央の桟橋の様子(6:49)
(横長の写真はクリックすると拡大します)
ご覧の通り、岸側は誰もいません。釣り座は選び放題です。自販機前、桟橋から4席めにエノさん、5席めに僕にしました。釣り座のスノコには霜が降りていて、昨晩の冷え込みが強かったことが分かります。
一服しながら、今日の釣り方はどうしようかな?と思案します。とりあえず竿は極軟9尺を使いたいな…と思っていると、手早く準備を終えたエノさんが早速竿を絞っています。
エノさんはダイワの赤備9尺で底近くのチョウチンウドンセットで始めているようです。僕は段差の底釣りにしようと準備を始めました。早速今回の課題極軟9尺はどこまで細ハリスが使えるのか?を試してみたいと思います。
道糸が東レ将鱗へらスーパープロプラス道糸0.4号、上ハリス0.3号10cm、下ハリスは東レ将鱗あゆSUPERミラクルフロロカーボン水中糸0.125号45cmです。ついに鮎用の釣糸にまで手を出してしまいました(笑)。上ハリが改良ヤラズ6号、下ハリは同1号です。ウキはへきしゅう水凪8号です。
バラケは先週調子の良かったブレンドをそのまま使うことにしました。粒戦:水を100:150(単位はcc)で吸水させ、段底:セット専用バラケ:鬼バラを200:200:100で作ります。食わせえさも同じく魚信半袋に味の素少々、水50ccで作ってラップ包みのポンプ出しです。
時間が掛かっても底ダチをちゃんと取って、えさ落ち目盛りもキチンと合わせます。特に透明な目盛りのあるこのウキは勝負目盛りが水面に出ないと小さいアタリが取れませんから注意します。
ウキ下は3目盛りズラシに設定し、下バリにウドンだけを付けて確認すると、勝負目盛りが水面上に出ないもののウキがモヤッと動きます。どうやら底にへらがいるようです。
ウキ下を2cmほどズラして再び下バリにウドンだけを付けて振り込むと、今度は勝負目盛りが水面上に出てきました。よしよし、これで大丈夫だな?と思っていると、ツン!と目盛りが引き込まれました。
慌てて合わせるとギュン!と魚が竿を絞ってくれます。え~!?まだバラケ打ってないんですけど…。
さすが魚影豊富な鳥羽井沼です。バラケを打つ前に魚が釣れてしまいました。両ウドンの底釣りにした方がいいのかな?と思いましたが、せっかく仕掛けも作ったことですし、寄りがキツくなって釣り難くなるまでは段底でいこう、とバラケを付けて釣り始めます。
釣り始めたのが8時と遅くなってしまいましたが、サワリもアタリも程良く出て、8時30分までに4枚と上々の滑り出しとなりました。
この4枚めはハリを口の中の奥の方まで飲み込んでいました。そのためハリスを切ることになってしまったのですが、この4枚を釣るまで0.125号は一度も切れませんでした。スゲーな、0.125号&極軟9尺。
このまま0.125号を使い続けても良かったのですが、0.3号に替えることにしました。恐らく改良ヤラズ1号という小バリは軽く、ハリス0.125号では細すぎて違和感無くへらぶなの口の中に吸い込まれてしまうのでしょう。さらに味の素入りウドンは吐き出されにくいのではないかと思います。これではへらぶなへのダメージが心配になってきます。ちょっとやり過ぎましたね。とにかく0.125号までは充分使えることが分かったので、激シブの時に使うことにしてテストは終了とします。
その後9時までに7枚としたものの、ピーカンの晴天になってしまい、サワリは出るもののアタリが出なくなってしまいました。ツン!とアタってもカラツンです。下ハリスを35cmに詰めて、これで釣れ続くようならバランスの底釣りか両ウドンに替えようと思ったのですが、今度はアタリが出なくなってしまいました。
8枚めが釣れたのは9時44分でしたので、一時間ほど穴が空いてしまいました。サービスタイムは既に終了していたのですね。
上ずったかな?とウキ下を底チョイ切りのチョウチンウドンセットにしますが、これもまたアタリが出ません。
10時半過ぎ、バラケえさを打ち切ったタイミングでメーターウドンセットに切り替えます。竿はシマノ朱紋峰本造り13尺、道糸0.6号、上ハリス0.4号10cm、下ハリス0.3号40cm、上ハリ改良ヤラズ5号、下ハリ同3号、ウキはリコーサーバンス社のさみだれハイテクトップ浅ダナ用8号です。
バラケはエノさん秘伝のペレット:水を50:100で吸水させ、セット専用バラケ:プログラム:鬼バラを200:150:50で作ってみました。食わせはそのままです。
準備を終えてえさを打ち始めると、ゆっくりなじんでゆっくりウキが返ってきます。悪くない…と思っていると、肝心のウキがさっぱり動きません。これはおかしい?こういう時は柔らかくして探っていくのが経験上、良い気がする、とややボソっとしたタッチのバラケに手水を打って柔らかくしていきます。
11時になってエノさんが昼食で席を離れた時に、かなり柔らかくシトっとしたタッチになった途端、ウキが動いてズバッ!と引き込まれました。
エノさんが昼食から帰ってきて一枚釣れましたよと報告すると、ツ抜けの一枚が釣れました。隣で見ていたエノさんがその竿、結構先調子だねと感想を言ってくれます。本造り13尺は慶匠に比べると胴から曲がるのかな?と思っていたのですが、それでも結構先寄りのようです。20年程前の古い竿と聞いていますが、扱いやすく気に入っています。
このあたりでどうやらメーターのタナにへらぶなが薄いと思い、ウキ下を1本分下げてタナを探ります。さらにサワリが出てもクチボソらしい、と気付き、ヤワシトのえさをジャミに落とさせて、ウドンだけで待って、明確なアタリを待ってみることにしました。
ツン!とハッキリしたアタリを取って竿を絞ってくれたのは尺絡みの良型でした。うん、少し考えて釣った甲斐があったワイ…と満足したところで、午前の部終了。お昼ゴハンにしました。車からカセットボンベ式のコンロと鍋を持ってきて、準備に取りかかります。
お昼ゴハン準備中
鍋の中身はスーパーで買った調理済みおでんでした。袋を開けて鍋に入れて火に掛けるだけの簡単料理ですが、2008年11月に江戸川の河川敷で一度やった時以来、寒いへらぶな釣り場でやりたいなぁと思って暖めていたネタだったです。
この日は快晴無風の良い陽気でしたので、おでんの暖かさが冷えた体に有難く染み渡る…という程では無かったのですが、このアイディアはなかなかヨイ、と思っております。例会の最中にやるほど余裕は無いのですがね。エノさんにはびぃちゃん、意外と凝り性だね。今度はバーベキューでもやるかい?と気に入って頂けたようでした。
さてお昼ゴハンの後は、メーターウドンセットで2枚を釣ったものの、いまいち気に入りません。というのもやっぱりジャミがうるさく、アタリが出るのが遅いことが気になります。結局14時前に13尺竿のまま沖段底に替えました。
下ハリスを0.3号45cmに、ウキをへきしゅう水凪10号に変更し、再び底ダチを取り直します。この日は事前準備に時間の掛かる日になってしまいました。
13尺竿での沖(と言ってもちょっとだけど)の底にはやはりへらぶなが居るようで、えさ打ち早々からモヤっとしたサワリが出ます。ジャミのチョッカイも少なくなり、俄然釣り易そうです。やっぱりジャミ対策には底なのかな?と思っていると、フッ!と勝負目盛りが消えて、ハッシ!と合わせるとちゃんとへらぶながハリを咥えて上がってきました。
エノさんも14尺竿で底を探っていたのですが、二人に共通した感想は沖の魚は型が良いことです。肩が張ってお腹周りもでっぷりとしており、一方で8~9尺ラインの魚は何度か釣られているようなガサベラでした。例会なら重量が倍くらい違ってきそうなほど、沖狙いの方が圧倒的に状態の良いへらが釣れてきました。
最後の最後に一番良さげな釣り方に行き当たってしまい、ついずるずると引っ張ってしまいました。15時になってもアガリ一枚を狙って粘ってしまい、結局18枚を釣ったところで終了としました。
ウキが頻りに動くので単純に楽しいなぁと思っていましたが、その正体のほとんどがジャミだった、その中にへらが混じってくるので気が抜けない、と分かってくると、この中で釣果を伸ばす釣りを本気でやったらどうなるだろう…?この釣りは釣れども釣れども新しい宿題を頂いて帰ることになりますね。
なんだか暖季の道満河岸へら釣り場を思い出しました。そういえばしばらく行ってないなぁ。
あっと言う間に時間が過ぎ去るものの、この日もまたたくさん遊びました。エノさんと楽しいひとときを一緒に過ごさせて頂きました。ありがとうごさいました。
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