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道満へら鮒会4月例会へ
参加しました

三国池はまるで釣れませんでした

2010-04-10

 4月の道満へら鮒会例会は三国池が舞台となりました。桜の開花も見頃を迎えた今月からは夏時間。5時集合に合わせて行ってまいりました。

 最も遠い会場の一つである三国池には試釣に行けませんでした。釣り場に着いてから聞いた会員の方の話の中でも釣況に触れている話題は無し。皆さん忙しい時期でもありますので、事前の情報はあまり無い様子です。
 そんな中O氏の見立てで入った事務所東脇の10番から16番の釣り座には会長さんが釣り座を構えています。先週に行われたシルバー大会では優勝者が出た場所とのこと。有望ポイントを見立てるとはさすがです。

 最初は底釣りで様子を見るというO氏。僕もここ最近は修行中ですので同じように底釣りから始めます。
 竿はシマノ惜春18尺、道糸はDUELのSMOOTHへらPE0.5号、ハリス0.4号33-40cm、ハリ上下ともアクト4号、ウキはへきしゅう水凪11号にしました。と言っても仕掛け巻きについていた両グル底のものをそのまま繋いだだけです。
 えさはペレ底:ダンゴの底釣り夏:粒戦細粒:水を50:50:25:50ccで作りました。重い両ダンゴのえさです。
 風はほぼ無風。雲が多い曇り空です。底をとってみると水深は3mを切るくらいです。準備を終えて釣りは始めたのは7時頃だったでしょうか。

外周に満遍なく並びました
釣り座からの景色です

 ところが釣りを始めてみるとウキのトップがよく見えません。18尺竿の沖打ちだとかなり遠くになってしまうため、セルトップの無塗装の部分が隙間になるのです。
 このウキは竿下用だね…と旭舟の爛7号に変更するとよく見えます。モヤモヤと動くサワリが分かるのですが、今度はなかなかアタリが出ません。
 一席空けた左隣の13番に入ったO氏も同様だそう。何だか決め手に欠ける…という印象が池のアチコチから聞こえてきます。O氏はすかさずグルテンを食わせに付けて様子を見たそうですが、これは芳しくない、とのことです。

 なかなかアタリが出ないのはウキが大きいような気がする…とウキを交換しようとへらバッグを覗くと、なんと底釣り用ウキの入ったウキ箱を忘れたことに気が付きました。なんてこったい!
 しばらくウキをへきしゅう水凪11号に戻して、雲の切れ間から太陽が出てくるのを待ちましたが、曇ったままで陽が差さないのでギブアップ。この間O氏の一席空けた左の11番に入った会長が10尺底釣りで良いペースで釣っています。さすがの情報収集は年の功?それを見た僕は岸近くでも良さそう…と竿を短くします。

 竿はシマノ朱紋峰本造り13尺。道糸は0.8号、ハリス0.4号30-35cm、ハリは上下とも改良ヤラズ4号。この竿ならウキはへきしゅう水凪11号でもちゃんと見えます。えさはもうちょっと軽いブレンドに…とペレ底:強力グルテン:水を25:25:50ccで作りました。
 ちょうどこの準備をしている頃から緩い風が正面から吹き始めました。O氏は短竿の浅ダナウドンセットに切り替えようかと思案していますが、モヤモヤ動くウキに切り替え時を見つけられないでいる様子。竿振りが未熟な僕は18尺に戻すことは無理ですが、O氏なら振れる程度の風の強さがまた微妙です。

 グルダンゴのえさに切り替えた当初はウキが動きませんでしたが、次第にサワリが出てきました。これは…と期待するものの、なかなか鋭く落とすアタリが出てきません。ウキ下を調節するとたまにアタるのですが、ことごとくカラツンです。むむ…難しい!
 こうなると、さらにえさを軽くして吸い込みやすくし、できればウキもオモリを背負わない底釣り専用ウキに交換していくところなんですが、ウキ箱を忘れたことが悔やまれます。
 久しぶりに出た小さいながらも鋭いツン!のアタリをハッシ!と合わせると、なんと根掛りです。こりゃあダメかも、と底釣りを諦めることにしました。先に9尺浅ダナウドンセットに切り替えていたO氏にこっちにしなよと誘われつつも、何とか一枚だけでもと頑張ってきましたが、いよいよ白旗です。

 この日2度めの竿交換で、今度はシマノの慶匠9尺を取り出します。道糸0.6号、ハリス上下とも0.4号10-40cm、上ハリ改良ヤラズ6号、下ハリ同4号、ウキは極心の1号、グラス足5cm、ボディ5cm、パイプトップ6cmのモデルです。
 えさは粒戦:粒戦細粒:ペレ匠デカ粒:水を25:25:少々:50ccで吸水させ、鬼武者:麩王:速攻かっつけ:水を200:200:100:50ccで作った後、手水で柔らかめに調整しました。

 最初はバラケのボソっけが強くスコンと抜けてしまうのですが、これではサワリが出ません。派手にバラけるとダメか…と圧調整に苦心しながら、手水と押し練りを加えてジワジワとウキが上がってくるように調節すると、少しずつサワリが出てくるようになりました。今日はこういうタッチなのかしら…と様子がつかめてきたところで、お昼ゴハンのアナウンスが流れて休憩にします。

これぐらいしか写真が撮れない…
お昼ごはんは名物のうなぎです

 養魚場が経営母体のこの釣り場。釣りが釣れなきゃメシしかない、とカメラを持っていき記念撮影してみました。ここのうなぎはふっくら柔らかで美味しいです。釣果は日によってですが、旨いメシには確実にありつけますからね(笑)。

 さてお腹が膨れたところで釣り再開です。食事の間にO氏は2枚釣り上げ、様子がつかめてきたと説明してくれます。やはりバラケは水が多めのしっとりめ。ボソが強いとアタらないのでダンゴちっくにとのことでした。脇に座ってウキの動きを見せてもらうと、沈没するくらいしっかりナジませて、ジワジワとゆっくり浮き上がってくるところで強いアタリが出ています。
 僕と一番違うのはウキの上がってくるスピードです。弘月作のウキとの違いもあるのかも知れませんが、僕の倍くらいの時間を掛けてゆっくり上がってきます。漂う粒子が広がらないように、下ハリスに近づけるイメージでと話すO氏はそんなに活性は低くないですよと手ごたえを掴んだようですが、やっぱり低活性時の対応策そのもので、20度近くまで上がった陽気とは似つかわしくない状況です。水の中は季節が遅れているということなんでしょうか。

 再開後は手水を打って速攻かっつけを追い足し、ゆっくりバラケが溶けるイメージでえさを作っていきました。指の圧調整が難しくて、ちょっと掛け過ぎるとすぐに沈没してしまいます。それでもこの配合は調整しやすいのでまだ何とかなります。ウキが沈没するくらいどっぷりとなじませてからゆっくり上げるようにすると、サワリが出るようになったものの、アタりません。
 アタリが無ければ…とハリスを50cmに伸ばしたら、ずぼっとウキが消し込んでようやく初物が釣れました。

ボウズでお帰りになるかと思いました
ようやく初物が釣れました(12:33)

 その後も同様のバラケのタッチを探ってえさを打っていくのですが、時折モヤモヤとサワる程度でアタリが出ません。えさ打ちのペースが遅いため寄せられずにいるのかと思って、柔らかめのえさを大きくして付けるとブワブワと動くばかりで、これもダメ。ハリス寸を45cmに詰めると、ウキがおとなしくなった後に釣れました。う~ん、ハリス寸変更の効果とは言いがたいか?

いきなりウキが引き込まれました
どうにか2枚め釣れました(13:46)

 柔らかめの大えさを打つとなじむ途中に止められたりするのでウキ下を浅くしたり、O氏のアドバイスから下ハリをタクマ5号に変えたり、と工夫をするのですが、以降の釣果をあげられず、終了の15時を迎えてしまいました。この日は本当にサワリばかりでアタリが少なかったです。全部で20回無かったんじゃないかな…?
 この日の釣果は2枚2.5kgでした。本当にボウズで帰ることになるかと思いました。何とか両目が開いた(2匹釣れた)けど手も足も出ない状態を例えてダルマさんと呼んでいるのですが、まさにその状態でした。トップは27kg釣っているのでお話になりませんね。

トコロテンって久しぶりだなぁ
参加賞はお水とトコロテンでした

 とにかく釣れなかった、アタリが無かったという感想の今日の釣り。浅ダナのウドンセットは日に日に難しくなっている気さえしてきます。ドロドロの難しい釣りにハマるくらいなら、底釣りでアレコレ手管を考える方がまだ精神衛生上ラクですね。底釣り用のウキ箱を忘れたのが返す返すも残念です。

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