浅ダナ両ダンゴ強化月間もソコソコに底釣り
前日の6月4日に親知らずを抜きました。この日の午前中に通院したところ、歯医者さんはお酒もお風呂も大丈夫。何してもいいですよとのお許しが出ました。
とはいえやはり食事と会話が億劫です。が、へらぶな相手なら口を開くこともあるまい、と午後からの半日釣行に出ることにしました。
どこへ行こうか?と考えるうちに吉川へら鮒センターを思い出しました。
5月の例会以降、浅ダナ両ダンゴ強化月間の誓いを立てたハズですが、3回の釣行いずれも底釣りに走ってしまい、しかもそれが釣れていないとくれば、このままで居られるハズもありません。少しは成果を得ないと浅ダナ両ダンゴどころではない!とまたもや底釣り修行です。
ここは底釣り専用池ですので、どうしたって底釣りで頑張るより他はありません。ある意味不退転の決意で望むワケですが、朝から一日やって撃沈!では精神的なダメージが大きいので、午後からののんびり釣りでサクッと、ダメなら半日だしね…といい訳すると。そんな非常にヌルい感じ(笑)にしてみました。
11時過ぎに自宅を出発し、現地に到着したのは12時頃だったでしょうか。常連さん達が事務所でお昼ご飯を食べていました。料金を払って池に向かうと南東からの風が吹いています。池の東側へ行き、事務所寄りから10席めくらいが空いていたので、釣り座を構えました。
この釣り座は初めてですので、どれくらいの竿が良いのだろうかと9尺で水深を測ると、竿先から2尺ほど余ってしまいます。沖を探ると結構カケアガリになっているようだったので10尺にすると1尺半ほど余る感じです。カケアガリの底なら好条件?とやってみることにしました。
竿はシマノ慶匠10尺、道糸0.8号、ハリス0.4号30-37cm、ハリ上下とも改良ヤラズ4号、ウキは花水樹工房の底釣りタイプパイプトップNo.2の8号です。
えさは事前にペレ道:つなぎグルテンを1袋ずつ混ぜ合わせたものを粉50ccに水25ccで作りました。
釣り開始は12時45分頃でした。えさを打ち始めて5投くらいはサワリも無かったので、手水を打って柔らかくしていくと、10投めくらいでウキにサワリが出始めました。どんどん柔らかくするほどにウキが賑やかになるようです。
次第にカラツンが出るようになってきました。ウキ下を深くしたり、やや手前の浅い方へとえさ打ち点を変えてみますが、なかなかハリ掛かりしません。スレ掛かりも何度か出ました。そもそもカケアガリの斜面を釣っているわけですから、ウキのナジミ幅が安定しないのです。なかなか難しいぞ。
水深を測り直し、竿を持つ位置を決めて極力ウキのナジミ幅が同じになるように苦労していると、ツン!としっかりしたアタリが出ました。あわせてみると今度こそハリ掛かりしました。
38分に2枚めが釣れて、順調になってきたかな?と思ったものの次が続きません。カケアガリの斜面にえさを安定させるのが難しいのか、ウキのナジミが一定にならないのです。
ここは基本に立ち戻って…と再び底を取って上バリトントンに合わせると、アタリが出てくれました。
これで調整がうまくいったのか、10分に4枚め、28分に5枚め、47分に6枚めと釣れました。うん、イイ感じ。
ところが釣果が止まってしまいました。次第に魚の気配が少なくなってきたようで、たまにアタってもカラツンになります。そこでえさを替えてみるとどうなるのか?と思って、真底:ダンゴの底釣り夏:水を25:25:25ccで作ってみました。しかし状況はあまり変わりません。
15時を回ると他のお客さんが次第に竿をしまって帰っていきます。こちらに魚が寄ってくるかなぁ?と楽観していたら次第に風が強くなってきました。
えさをペレ道:つなぎグルテンに戻し、手水で柔らかめにして、魚を寄せることを意識して打ち返します。そうするとみるみるウキが動きだしたのですが、今度はカラツンとスレが続きます。ハリス絡みの回数も増えてきたので、少し上ずらせてしまったかも知れません。強くなってきた風の影響もあって、えさが底に安定していない感じを受けました。
これはウキ下調節だけでは対処しきれないと判断し、ハリスを25-30cmに詰めて、ちゃんと底へえさを安定させようと目論見ます。
これが奏功したのか、久しぶりにハリ掛かりしました。やっぱ工夫はしてみるものですな。
さらにもう一枚続けて釣れました。一時間近く釣れなかった後に連続ヒット!となると、もう工夫の成果でしょう!とご満悦です。むふふ。
このままドンドン釣れるか?と思いきや、モヤモヤばかり時々カラツンばかりになって、釣れない時間帯に突入です。工夫も2枚限りの効果だったか。なかなか釣り続くようにはならないのだから難しいですね。
次に釣れたのが約30分後でした。そうすると程なくツ抜けとなる10枚めが釣れました。これも連続ヒットです。
そしてまたモヤモヤ時々カラツンです。先ほど気勢を上げていた工夫の効果はどこへやら…。釣れるかと思ったら釣れない。何が良くて何が悪いのかがよく分からない状況になってしまいました。
底釣りの迷宮に迷い込み、このままよく分からないままでは帰れないなぁ、と思い始めた17時前、さらに風が強くなり、左斜め後ろからほぼ左へと風向きが変わってきました。このまま釣りをするのは難しいなぁ、と諦めかけた時、今日一番の鋭いツン!と入るアタリが出ました。
右に左に走る魚にスレ掛かりか?とドキドキしながら寄せると、ちゃんと口に掛かっていました。魚体も立派な今日一番のへらぶなでした。
時刻もちょうど17時です。タモの中でハリスを切られてしまったので、この一枚をアガリにしようと後片付けを始めたところ、池主のおじさんが日暮れまでやってていいですからねと声を掛けてくれました。ちょうど終わろうと思ってたんですと答えると、あら?そうでしたかと缶コーヒーを置いていってくれました。
風もドンドン強くなってきて釣り辛くなってきましたし、釣り場に残るは僕一人のみ。バンバン釣るほどのペースではありませんでしたが、今日も充分楽しんだワイ、と帰路に着いたのでした。
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