10数年ぶりに妻良へ行きました
インフレータブル(空気膨張式)カヤックを買って以来、ぜひ行きたいなぁと思っていた海、南伊豆の妻良(めら)湾にへ行ってきました。
ここは奥まった湾になっていて、風を避け波の心配がいらないカヤック向きの地形になっています。僕の住むさいたまからは非常に遠いため、最近はすっかりご無沙汰だったのですが、10年程昔に店長さんと手漕ぎボートでアオリイカを狙いに釣りにきたことがあって、その際には大きなキスやカワハギが釣れたことを覚えています。
カヤックの共同所有者である彼女をお連れしたいトコロとして、真っ先に思い浮かんだ妻良ですが、日帰りで行ける距離ではないし、夏の伊豆は渋滞必至ですので、月曜に夏休みをとって日曜出発、月曜帰宅の泊まりでの計画を立てました。
ネットでアレコレ検索して調査し、29日の10時に岩槻に集合して出発しました。ところが東名高速が大渋滞しており、海老名SAで休憩を取ったのが12時。さらに走って到着したのが17時と、まさに一日がかりの大移動になってしまいました。
海老名SA名物のメロンパンでお昼ゴハンです
今回、宿泊したのは子浦の集落にある海鮮の宿 かまやです。当初は初日にカヤックを出す時間があるかな?と思っていたのですが結局出航することはできず、お風呂に入って美味しい晩ゴハンを頂くだけになってしまいました。
しかしながら宿の部屋でのんびりしていると本当に静かで、風光明媚という言葉がピッタリ。あぁ来て良かった、と命の洗濯をさせて頂きました。
いただきますっ!
いただきま~す
美味しい料理にお腹いっぱいになり、静かな宿で波の音を聞きながら明日の出航を待ちわびて就寝しました。
翌朝は7時30分の朝食にあわせてゆっくり起きました。宿泊しての釣りなら夜明けから出撃!なんてコトも無いので、彼女も安心です(笑)。
朝ごはんを頂いたら、いざ出発です。漁協の目の前にある亀丸つり具店で氷とジャリメを購入します。自販機ではスポーツドリンクを2リットル購入して脱水症状にならないように万全の備えを怠りません。
海鮮の宿かまやから浜まではわずか5メートル!車を止めさせてもらって、トランクからカヤックやクーラーボックス、釣り道具などを運ぶのもラクで良いだろう、との目論見は大アタリです。
カヤックに空気を入れて膨らませたら、忘れ物が無いか確認して、いざ出船です。
カヤックでウロウロ回っているうちに11時になってしまいました。帰り道を考えると12時くらいにあがろうか?と言っていましたので、1時間程度を釣りにあてます。
虫えさが苦手な彼女には特船イソメ(赤)を使って釣ってもらいます。1.8mのキス竿にセルテート2000、PE0.8号、先糸にフロロ2号1ヒロ。仕掛けは扱い易さを優先して胴突き1本バリ仕掛けです。捨糸15cmにハリス1号40cm、ハリは競技用キス7号(赤)です。オモリはナス型5号で大丈夫でした。
これ何?と聞かれましたが、僕もよく分かりません。写真を拡大してネットで調べてみたところトラギスではないかと思われます。
トラギスではないかと
沖の防波堤に近いところに移動し、パラシュートアンカーを投入します。風が少しあるのですが、防波堤に近いとほとんど流されません。僕が仕掛けを投入したらゴツゴツの岩場だったようなので、少し防波堤から離れます。
この次には10cmに満たないチャリコ(マダイの幼魚)が2尾釣れました。一丁前に青い斑点が付いていたので、彼女も分かったようでした。
さらに続けてこの魚が4尾釣れました。これも後から調べるとイトヒキハゼではないかと思われます。
イトヒキハゼではないかと
僕はと言うとイトヒキハゼが一匹釣れた後こんな魚が釣れました。これも知らない魚だったので調べてみると、オオスジイシモチではないかと思われます。イシモチというよりネンブツダイに近い印象ですけどね。
オオスジイシモチではないかと
防波堤から少しずつ離れると風に乗ってカヤックが少しずつ流され始め、ようやく砂地にやってきたのか本命のキスが釣れました。約20cmくらいほどありましたので、上げたら思わずデカっ!と声が出てしまいました。
12時30分頃まで釣りをして終了とします。1時間半の間で何匹か釣れたので退屈しない、賑やかな釣りでした。特船イソメ、いいなぁ。釣れるなぁ。しかし本命のキスがたった1尾、しかも僕のジャリメにしか釣れなかったのは、ちょっと寂しい感じですけどね。
帰り道にあたる下賀茂温泉で南伊豆町営の銀の湯会館に立ち寄り、汗と潮を流してサッパリします。
遅い昼ごはんを…と日野(ひんの)交差点近くのおか田という和食料理店に入りました。ここって10年以上も前のヒマな学生だった頃から南伊豆に毎回来るたびキンメダイの煮付けを食べてたお店だと思うんですけど、周りの様子が変わってしまってイマイチ確信が持てません。
このお店を出たのが15時30分頃。その後延々と車で走って帰ってきたのが21時頃だったでしょうか。帰り道でウロウロしてしまったとはいえ、やはり帰り道も長時間のドライブになってしまいました。
さすがに南伊豆は遠いです。さいたまからでは頻繁に行けるような距離ではありませんが、子浦の亀丸つり具店では手漕ぎボートをレンタルしていますし、今回泊まった海鮮の宿 かまやでは宿泊客に手漕ぎボートを貸し出すサービスをやっている、とのことでしたので、カヤック無しの釣りだけでもまた行きたいなぁと思う良い海でした。
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