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入魂の儀式のため円良田湖へ

17尺竿のチョウチン両ダンゴをやりたくて

2010-09-04

 去る7月11日、中古釣具のタックルベリー春日部店でシマノの朱紋峰 攻17尺を17,850円で購入しました。古い竿とのことですがO氏やH氏が18尺をいいですよ、これと長く愛用しているのを見ていたので、程度も良いようだし、よし!いっとこう!と決心したものです。
 ところが購入して以来、短竿メーター両ダンゴ強化月間が続いていましたのでなかなか出番がありませんでした。そろそろ入魂の儀式を執り行わねばなるまいと釣行することにしました。

 まだ暑い時季に17尺竿となれば水深のある湖でのチョウチン両ダンゴが本線だろうと釣り場を検討します。本来なら明日三名湖で行われる所属会の大会に参加するのが一番なのですが、明後日には相模湾へ出漁の予定がありますので、連日釣行は体力的にちょっと辛い。どうせなら行ったことのないトコロへ行ってみようと決めたのは円良田湖でした。

 6時30分過ぎに到着すると、桟橋で釣っている人は結構居るのですが、出船しているボートが見当たりません。管理事務所に行くと今日は例会も無いし、ボートのお客さんはいないねぇとのこと。管理事務所にあった釣果ノートをみてもあまりボートのお客さんはいない模様で、桟橋から10~13尺竿での釣果が多いようです。う~ん、ボートから17尺のチョウチン両ダンゴをやりたいんだけどなぁ。
 湖の様子を観察すると、へらぶな専用桟橋の方から事務所へと風が抜けているので、桟橋では正面もしくは横からの風になりそうです。せっかくボートに乗るつもりできたし、釣り易い場所を選ぼう、とボートに乗って出船します。

 風の当たらないところを…と大石ロープまで出て行きましたが、風が岬を回って吹き込んでいます。ウロウロしたものの結局大石ロープに舟付けしました。他のお客さんがいないことをいいことに、上流向きに横付けする強引な裏技を駆使してしまいました(笑)。

他の舟がいないからって…
大石ロープで禁断の横付け

 舟を固定したところで準備に取り掛かります。竿は前述したシマノ朱紋峰 攻17尺、道糸1号、ハリス0.4号50-65cm、ハリ上下ともバラサ6号、ウキは旭舟の爛9号です。17尺は自宅で仕掛けが作れないので船上での仕掛け作りから始めます。
 えさは天々:水を360cc:120ccで作ったのち、鬼バラ60ccと天々60ccを加えて仕上げました。在庫処分なんですけどね(笑)。

 準備が整ったところで釣りを始めようとすると、風向きが変わって左からの横風になっています。これじゃあ横付けした意味が無いじゃん…と、普通に付け直して桟橋に向き直ります。なかなか釣りが始まらないなぁ。

これでやります
桟橋に向いて着け直し

 釣り開始は8時を回っていたでしょうか。えさを打ち始めるものの、ウキのトップにナジミが出ません。あれれ?えさがタナまで持ってない?40回ほど練り込んでタナまで持たせるようにすると、ようやくトップにナジミが出るようになりました。
 えさ打ちを続けていて気が付いたのは振り込みし易いなぁということでした。長竿ではウキが竿に当たるトラブルが出るのが常なのですが、この竿では一回も糸絡みのトラブルはありませんでした。この竿いいなぁ。

一艇だけ他のボートが出てました
堰堤に向かって

 竿は気に入ったものの、肝心のウキが一向に動きません。もうちょっと寄せ効果が必要か?と鬼バラを追い足すもののサッパリです。どうしたこっちゃ?タナが合ってない?やっぱり浅いタナなのかな?と思いつつ、この竿の入魂が目的ですので、もうちょっと頑張ります。
 2ボウルめはえさを変えました。単品爆釣!両ダンゴB:水を240cc:120ccで吸水させてから単品爆釣!両ダンゴAを240ccで作ります。このえさも打ち始めはトップのナジミが出ませんでした。数投すると立ったウキがつっかえるようになり、ボディが出たまま引っかかったのであわせると、どうにか初物が掛かってくれました。

釣れちゃったカンジ?
入魂完了!の初物です(10:23)

 この一枚でやはり魚の泳層(タナ)は浅いと判断し、入魂も果たしたので竿をダイワ二天粋 渡月15尺に変えます。こちらも仕掛けが無いので船上でイチから作ります。ウキを旭舟の爛7号に変えただけで、後は17尺と同じです。
 15尺でえさ打ちを始めるも、こちらもウキが動きません。結局えさを1ボウル打ったところでまたもや竿を変えます。

 今度はさらに短くしてシマノ朱紋峰 本造り13尺を取り出します。この日3度目の仕掛け作りをして、ウキはへきしゅう水凪11号をセットします。なかなか釣りにならないなぁ…。
 これで釣り始めたところ、またもやウキのボディが出た段階でつっかえて、あわせてみると2枚めが釣れました。やっぱりこれでもまだ深い?

これまた釣れちゃったカンジ
2枚めのへら(14:34)

 もう終わりの時間が迫ってきたというのにようやく2枚めです。今日は17尺竿に拘ったとはいえ、あまりの貧果、しかもハッキリとしたアタリが出てないので、これではスッキリと帰れません。ウキを1本分下げてさらに浅いタナを狙います。
 少しサワリが増えたようなので、さらにウキを下げてチョウチンより2尺分程、タナを上げます。すると俄然ウキが動くようになりました。今日は11尺より上だったかと分かったのが既に15時(笑)です。

うえ~ん(泣)
あぁ無情の風流れ

 いつの間にやら右斜め前から吹き、竿先からウキが離れると流れて釣り難いのですが、さすがに11尺を出して仕掛けを作ると、もう釣りの時間がありません。右から左へと流れ切る前にえさを切って打ち返すと、ようやくツン!というハッキリしたアタリが出てきました。ところが15時30分には上がれとの無情のアナウンスが。
 ようやくへらぶな釣りっぽくなってきたのに…と思いながら、ツン!と出るアタリをあわせるのですが、一向にハリ掛かりしません。手水を打って柔らかくしたらアタリが出ないし…、う~ん!時間が無いのに!

 これはハリスが長いせいだと見当を付けて、適当にハリスを詰めていきます。長いハリスを詰めてもカラツンなので、短いハリスも詰めました。多分40-45cmくらいでは?
 もう向かいの桟橋の釣り人は釣りを終えて後片付けしています。なんとかアガリ一枚を釣らなきゃ帰れない!と15時30分を過ぎても粘ってえさを振り込みます。どうにか…と思ったツン!のアタリをあわせるとようやく掛かったぁ

これで帰れる…
なんとか粘ってアガリ一枚が獲れました(15:39)

 もうイイカゲン終わらないと怒られちゃうよね…とこれにて終了しました。

 やはり事務所の釣果ノートで見た通り、長くても13尺からタナを探る状況だったんだな…と思うも、17尺竿に入魂するというテーマがあった以上、これは仕方ありません。15尺、13尺を飛ばしてイッキに11尺にする手しかなかったところを刻んでしまったのが失敗です。見切りが遅れたこと、事前に収集した情報をうまく使えなかったところが反省だな…と円良田湖を後にしたのでした。

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