彼女の沖釣りデビューは船酔いにも負けず頑張りました
昨年11月に彼女の沖釣りデビューとして千葉県富津の川崎丸でのイイダコ午後船を計画しましたが、強風のため出船中止になってしまいました。それ以来イイダコが気になっていたらしく、イイダコやってみたい!とリクエストを頂いたので、ほぼ一年ぶりのリベンジマッチと行ってきました。
12時15分までに集合して乗船手続きをして下さいと聞いていたのですが、到着したのがほぼこの時間になってしまいました。さいたまは海まで遠いのですが、さすが秋の三連休の初日です。3時間近くも掛かってしまいました。
受付順による座席決めなのですが、18人と比較的空いていたため、左舷胴の間に二人並んで座れました。釣座間も余裕があって他のお客さんに迷惑を掛けずに済みそうです。
少し風がありますが、船は港を出て走ります。
う~ん、いつ乗っても気持ちいい
船は10分ほどで第一海堡の近くまでやってきました。この辺りはタチウオ釣りで来たことがあったっけ。
船長さんのアナウンスがあって釣り開始です。
今回の道具は全て借りました。1.5mほどのソリッドグラスの小物竿に小型スピニングリールが付いています。道糸は蛍光イエローのナイロンライン、多分3号くらいじゃないかと思います。大きめのスナップスイベルにイイダコテンヤを接続するだけの簡単仕掛けです。テンヤの重さはHPによると8号だと思います。
テンヤに付いているのはラッキョウ型の白いビニール製の擬似餌です。特段匂いが付いているわけでもなさそう。これに抱きついてくることを最初に発見した人は偉いね。
彼女の初ゲットの写真を撮ろうとタバコを吸いながら、様子を見ています。トントンとテンヤを小突いていますが、どうなったらタコが抱きついたって分かるの?と聞かれても、僕も初めてなので分かりません。船長が言うには少し重くなるってさと無責任に答えて応援します(笑)。
すると程無く何か重くなったみたいと巻き上げます。水深は5~6mくらいと浅いので、たちまち水面まで上がってきました。よく見るとテンヤにイイダコが掛かっています。
釣れたよ!
一匹釣れると後はコツが分かったようで、次々に釣り上げるようになりました。良かった良かった。小さくても上げてくる時にタコの重さが分かるよ!とちゃんと感触が分かったようです。
彼女の釣りが軌道に乗ってきたので僕も釣りを始めます。初めての釣りモノなので、どんなものやら手探りです。
やってみると、竿先を細かく上げ下げしてテンヤを小突いているうちに、あまり自信が持てないけれど、何となく重くなったような気がする…という感触が伝わります。気持ちは半信半疑なのですが、アワセだけはしっかり入れてみると、ここで確かに重みを感じるのです。イイダコが乗ったら口から水を吐くのか、少しながら引っ張るのです。う~む、これかぁ。
順調に釣れ始め、釣りを始めて30分くらいした頃に、彼女が目が回ってきた…と言い出しました。夢中になって真剣に竿先を見つめていたせいか、どうやら船酔いしたようです。大丈夫かな?と思っていたら吐いてゴロリンと横になって寝てしまいました。
時計を見ると14時前です。終了の時刻が16時だとすると、あと2時間くらいあります。ちょっと可哀想な時間が残っていますが、何もしてあげられません。せめてのんびり寝かせてあげるくらいです。
その間、彼女の分も釣らなきゃね、とドンドン釣果を重ねていきます。基本的には軽く小突いて重みを感じたら上げるだけのシンプルな釣りですので、少しアレンジをしながらコツを探っていきます。
15時頃になると彼女が復活しました。少し眠ったと言った後は随分気分が良くなったようです。その後はちゃんと釣りを再開したので、立派なものです。
最後の1時間はともに元気にイイダコを釣って、終了の16時を迎えました。船上ではビニール袋をくれたので、イイダコが浸るくらいの水を入れて、網から移し変えます。
岸に上がるとペットボトルの氷をくれましたので、ビニール袋にそのまま入れて持ち帰ると良い、と教わりました。その袋のままクーラーボックスに入れて持ち帰るので簡単・便利です。
またイイダコの下処理、料理レシピの書いた紙もくれました。ここまでして貰えれば、後はどうやって食べようか…?と夢を広げながら、帰路に着くことができます。
帰り道はさほど渋滞もなく、自宅に帰り着くことができました。早速台所で今日の成果をカウントします。僕が71匹、彼女が46匹でした。3時間の釣りにしては過分な大漁と言えるでしょう。このイイダコのうち20匹は彼女の奮闘の甲斐あって、タコ飯、タコしゃぶ、煮物になって、美味しい晩ゴハンになってくれました。
釣るのはすごく簡単なのでとても気に入った。けどちょっと下処理が大変。ましてや数が多いから…というのが彼女の感想でした。
翌日彼女の家では料理した写真を撮らなかったとのこと。60匹ほど持って帰ったのですが、たちまち家族が食べてしまったそうで、大好評は嬉しい限りです。前夜のうちに頑張って下処理した彼女にはきっとイイダコの神様からご褒美があるでしょう(笑)。20匹ほど残しておいた僕の分は、煮物とバター炒めを作ってみました。
やっぱり旨い。バター炒めは丸のまま炒めてしまったのですが、目の部分を切り落とした方が口当たりも良いでしょう。
微妙なノリを感じる釣りなので腕の差が出て面白いし、味が良いのもまた嬉しい。彼女がまた行きたいと言ってくれるといいなぁ。一年くらい経ったら海まで遠いとか、船酔いや下処理のことなどケロリと忘れてくれていると助かります(笑)。やっぱりちょっと…と言われたら、自分一人で行こうかな?と思いました。
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