隼人大池にて納品式を行いました
来週の13日に隼人大池で道満へら鮒会の11月例会が開かれます。11月ともなればウドンセットの出番になると思うのですが、10月まで両ダンゴで釣ってきたので、さすがにリハビリしないとな…と思っていました。
一週前試釣に行こうかな?と考えていたところに、エノさんからO氏に頼まれていたタモの柄ができたよ。釣り場で渡そうか?との連絡が入りました。それなら…とO氏も誘って3人で隼人大池に行くことにしました。エノさんには僕とO氏の例会試釣に付き合わせてしまうことになりますが、3人で池の様子を探れば素早く来週の傾向と対策を掴めるのではないか?とご協力頂くことにしました。
O氏宅、エノさん宅と回って6時30分に現地に到着しました。釣り座選びで当初新池の桟橋北西向きに入ろうか?と思ったのですが、O氏から例会は南東向きですよと教えてもらって慌てて向き直ります。並んで座ろうと思ったら会の大先輩も来ていて無視するワケにもいかないし…と282番に釣り座を構えました。右隣の281番にO氏、さらに右の280番にエノさんが入りました。できれば真ん中に入って、O氏と例会対策、エノさんに竿作りの相談といきたかったのですが、そこまで贅沢は申せませんでした。
早速O氏発注のタモの柄の納品が執り行われました。O氏お気に入りの竿掛けにあわせた誂えで、気に入っておられたようです。良かった良かった。
それでは…と釣りの準備に掛かります。O氏は底釣りを試すとダイワ飛燕峰21尺を継ぎます。エノさんは使ってみたかったんだと仰っていたシマノ頼刃8尺でチョウチンウドンセットです。お二人が釣りを初めてしばらく経った後、おっとり刀で僕もチョウチンウドンセットの練習にかかりました。
竿はシマノ慶匠9尺、道糸0.8号、上ハリス0.5号8cm、下ハリス0.4号35cm、上ハリ改良ヤラズ6号、下ハリ同3号、ウキはへきしゅう水凪10号を付けました。
バラケえさはサンプルでもらったベーシックの単品爆釣!セットバラケを使ってみることにしました。ペレ匠デカ粒50ccを水100ccで吸水させ、Dを200ccにCを200cc入れて仕上げました。食わせえさは魚信をラップで包んで持ってきて一投ごとのポンプ出しです。
準備が整って釣りを始めたのは8時頃になっていました。一投めはウキのトップがなじまないにも関わらずウキが動きます。おいおい、これは居るんじゃないの…?と2投めにはタモの準備を始めます。3投めにはもうウキがピョコピョコ動き出しました。あちゃ~上ずったか。
やはりできたてのえさはすんなりとタナまで入ってくれないようです。どうやらまとまりが足りないらしいとボウルにこすり付けて粘りを出すと、ようやくウキのトップが沈没寸前までなじむようになりました。
これでどうだと数投打つと、ズン!と力強いアタリが出て初物が釣れました。
やはり桟橋近くにはへらが溜まっているようで、アタリ出しが早いです。右隣のO氏の底釣りはモヤモヤ動くだけで落とさない、左隣の会の大先輩は長竿のタナ一本半あたりでやっているようですが、こちらもウキが動かないと仰ってます。エノさんは頻りにウキが動くんだけどジャミみたい…とのことですので、えさ打ち10投以内で初物ゲットは上出来でしょう。ベーシックのバラケもいいかも?
しかしながら活性が高いせいなのか、ウキのトップがなかなかなじまない投が多くなってしまいました。バラケえさを少しボウルに擦り付けて粘りを出して、トップのナジミを確保すると、釣り易くなりました。エノさんも仰ってたのですが、ベーシックのえさは作りたてだとすぐに落ちてなじまないようです。
2枚めを釣った後、下ハリスを40cmに伸ばし、ハリを改良ヤラズ4号に替えるとアタリが出るようになりました。
ウキのトップを沈没させて縦誘いを掛けるとハッキリとしたアタリが出ます。これでお昼ゴハンの11時までに10枚釣れました。
午前中は8尺チョウチンウドンセットのエノさんがバラケにアタるので…と両ダンゴを試すもアタらず。底釣りで始めたO氏は底釣りの地合じゃないと9尺のメーターウドンセットを試すと、いい感じに釣っています。左隣の会の大先輩は長竿のタナ一本半がアタらないので10尺のチョウチンウドンセットに替えて、少し釣果を出しておられました。
お昼ゴハンの後は、ベーシックの試供品が無くなってしまったので、ペレ匠デカ粒50ccを水100ccで吸水させ、麩王、鬼武者、速攻かっつけ各100ccのこれまで使っていたバラケのブレンドを試します。さらにO氏からチョウチンウドンセットのコツというかテクを教わります。名づけて黒魔術(笑)です。
この黒魔術、効く時と効かない時がありますから注意して下さいねとのこと。さらに効いた時でも調子に乗ってしくじると大切なものを失ってしまうといういわく付きの手管です。この日は幸いにして黒魔術が効く日だったようで、あまり真剣でないにも関わらずポツポツとアタリが続いてくれました。
エノさんは頼刃8尺だと竿が曲がらないと愛用のガマカツ凛刀8尺にして、作るのに失敗したというウドンをO氏からもらって順調に数を重ねています。O氏も8尺チョウチンウドンセットにしてチョウチンの方が釣り易いと太鼓判です。僕は終始9尺チョウチンウドンセットで通してしまいました。来週の例会までに新べらの放流など状況が大きく変わることが無ければ、やはり8~9尺の短竿チョウチンウドンセットが本線、という感触を得ました。
ずっと同じ釣りで通したおかげか、次第にタナが出来てきたようで、釣れるへらの型が良くなってきました。調子が良くなってきたじゃない。来週の例会は今日の釣果を申告すればいいんじゃない?と笑うエノさんもびっくりの40cmもお目見えです。
この日の釣果は25枚でした。久しぶりのチョウチンウドンセットにしては上出来です。まだまだバラケのタッチが合わなくて、ウキのトップが沈没するまでナジませたいのに3目盛りも出てしまうなど、まだまだ反省点も多いのですが、とりあえずは例会に向けて良い練習ができたと池を後にしたのでした。
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