トップ釣行記

金山湖へら鮒センターへ
行ってきました

段差の底釣りでも釣れませんでした

2011-01-22

 今回もまた、さる事情からこれまで行った事の無い釣り場へ行こうシリーズです。釣行先に選んだのは群馬県太田市にある金山湖へら鮒センターでした。

 当初は開場となる朝5時を目掛けて…と思っていたのですが、この日もまた朝寝坊。冬場はお布団から出るのが億劫になってしまいます。さらにこの冬は釣果が芳しくないとなれば…最近釣り熱が落ちてきたかな?

 まぁ天気も良いしドライブと思えば…と言い聞かせて自宅を出たのが9時30分頃。現地に到着したのが11時でした。事務所に行くと奥さんが池が半分凍っちゃってね~と愛想よく応対してくれました。うむ。さすがかかぁ天下の土地柄。奥さんがしっかりしてるトコロは大丈夫。

 どこから?と聞かれてさいたまですと答えると、まぁ近くに池がいっぱいあるのにわざわざ寒い時期にここまでお越し頂いてと言ってサービスまでしてくれました。
 状況を聞くとトップで6枚ねとさすが自動計量機設置の池だけあってまさに速報です。桟橋は13尺までと聞いていますが底に届きます?と聞けば、届きます。掘ったときの深さが3.5mだけどちょっと浅くなってるかもとキチンと対応してくれると気分も良くなります。

 出遅れてさらに遠くまで行くのは…と来るかどうしようか迷ったのですが素直に来て良かったじゃんと思えてくるトコロがさすがに客商売としてのキモを押さえてます。他は訊いてもロクに返事もしない池ばかりですからね~。同業他社に研修を受けさせたいくらいです。

 さて荷物を持って釣り場に入ると、まさに南側半分が凍ってます。スゲー!こんなところで釣りするの初めてだわ。ウキ動くかなぁ?

奥さんが「今日は割れなかった。厚かったわ」って笑ってました
水面凍ってるの、分かります?

 桟橋にはずらっと人が並んでいます。途中から中に入るのも気が引けるので、人の少ない北岸からぐるっと回って、桟橋一番奥の234番の釣り座に入りました。

好き者が桟橋に並んでいます(笑)
釣り座から入口に向かって

例会には大変ありがたい自動計量機
234番に入りました

 今日のお題は来月の例会に向けてちょっとは段差の底釣りを練習しておこうかな?です。池も凍るような状況では他の釣り方など考えられん…。
 岸に近いところに座ったから…と最初に9尺竿を出して水深を探ると全然届きません。素直に3.5m-αの言葉を思い出し、11尺を出したらギリギリセーフです。

谷あいの池なので風には強い地形です
釣り座からの景色です

 よって竿はシマノ慶匠11尺。道糸は0.8号、上ハリス0.5号12cm、上ハリはバラサ6号、下ハリス0.4号50cm、下ハリはタクマ4号、ウキはへきしゅう水凪10号です。
 バラケえさはペレ匠顆粒とデカ粒を各25ccに水100ccを吸水させて、段底:段差バラケを300cc:100ccで20回ほど練ったもの。食わせえさはタピオカうどんです。ギャバンのタピオカスターチを15gに水59.5g、コンデンスミルクを0.5g、味の素を3振りで作って、ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーの3mmノズルで搾り出したもの。わらび職人を安定剤に使いましたので仕上がりは黄色です。

 底をとって、えさ打ちを始めたのは12時15分くらいでしょうか。トップが1目盛り残しまでなじませてジワジワと上がってくるようなえさのタッチにして10投ほど打ってみても、ウキにサワリが出ません。やっぱりそう簡単にはいかないよね。
 ならば…と緩いめにえさを付けて、早めにえさがハリから抜け落ちるようにすると、数投くらいでモヤッとサワリが出るようになりました。結構バラける感じで良いのかな?

 ところがこの後、勝負(えさ落ち)目盛りが出てこなくなります。風が巻く地形のせいか右へ左へウキが流されます。右がやや深く、左が浅いのでウキ下が合わなくなるのでしょうか?少しずつウキ下を深くして勝負目盛りが出るようにするのですが、ウキはモヤモヤと動くだけです。

 モヤッと動いたところをあわせるとスレで掛かります。3連続でスレ掛かりをしたのでウキ下を浅くすると、また勝負目盛りが出てきません。こりゃ、どうしたこっちゃ?
 どうにも適正なウキ下が分からないまま行きつ戻りつ、アレコレ試してみるうちにドンドン時間が過ぎていきます。よく晴れた天気で陽光が降り注ぎポカポカと暖かいのですが、釣果はお寒いばかりです。ヤバい!ここのところの不調がいよいよ極まって、今日こそボウズでお帰りになるかも…?

 えさ打ちの甲斐あってか、サワリは結構出るようになってきました。ところが上ずらせてしまったのか、バラケが落ちる前に出たり、底から離れた位置でスレ掛かりになります。意外と粒子を追っているのかも?
 バラケが付いているうちのアタリはとらないようにしなくちゃ…と思っていたのに、トップ1目盛りまでナジませたウキが1目盛りだけ返った時点でモヤッと動いた瞬間、思わずあわせてしまったら、グイグイと魚が竿を絞ります。あれれ?

釣れちゃったというワケではないけれど…
思わず手が動いちゃったアワセで初物ゲット(14:12)

 このまま早アワセをしても釣れ続く気がしないので、小さめでジワジワと溶けるイメージで上ずりを押さえ、勝負目盛りが出てからのアタリを待ちます。ところが今日はホントに明確なアタリが出ません。モヤッと1目盛りが引き込まれるアタリというかサワリをあわせて、軒並みスレ掛かりだけです。
 いよいよ終了の16時が迫ってきて最後の一投!と願いを込めて振り込むと、またもやモヤッとウキが動きます。ハッシ!とあわせて寄せてくると、これもまたもやスレ掛かり。あ~あ。
 これでは帰れない!と最後の一投をあと2回追加(笑)したところで蛍の光が放送で掛かり始めて、これにて本当に終了です。

ああ、悲しき650g
一枚こっきりでした

 ちなみに金山湖は『きんざんこ』と読むのが正しいようです。事務所の看板にKINZANとローマ字のルビがふってました。僕、ず~っと『かなやまこ』だと思ってました(笑)。

 帰りがけに近くにある木村屋釣具店に寄ってみました。ウキの品揃えが充実したお店で、普段僕が愛用している極心や最近使い始めた弘月、忠相などがずらりと並んでいるのを眺めていると、ご主人が何かお探しのものがありますか?と声を掛けてきました。
 最近の底釣りでなかなかアタリが出ないことに心が折れかけているので、アタリが大きく出ると聞いたムクトップのウキを見せてもらってますと答えると、それは糸の張りに問題があるかも知れません。フロロカーボンのハリスを試すのもいいかも知れませんよとのこと。
 そういえばここのところ勝負(えさ落ち)目盛りが出てくるようにとズラシ気味の傾向だったから、アタリが出ないでスレばかりだったのかも知れません。

 結局ウキの新規購入は見送って(笑)ハリスを替えてみようと決め、足りなくなったえさと塗料を買って店を後にしました。ご主人のアドバイスが来月の例会で役立つといいなぁ。

Copyright (C) びぃ,2011-01-23,All-Rights Reserved.