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三島湖へ行ってきました

ずっとへらぶな釣りをやりたかった場所へ

2011-06-25

 へらぶな釣りを始めるより前から、ずっとへらぶな釣りをやりたかった湖がありました。それが三島湖です。初めてブラックバス釣りで訪れたのは20年前。土曜日曜でもへらぶな釣りのボートはあまり見かけない頃でした。そんなわけでそこらのへら師より三島湖歴だけは長いつもりでいます(笑)。
 その頃からここでへらぶな釣りをやってみかったのです。へらぶな釣りを始めてからも訪れたことはあったのですが、全てブラックバス釣り。今度こそはと行ってきました。

 5時過ぎ房総ロッジに到着しました。既にお客さんが沖にボートを付けていますが6~7隻くらい。例会で混み合うのかと思っていたら、土曜日は少ないみたいです。
 料金を払って状況を聞くと昨日からの風があるから看板下のロープがいいんじゃないかな?3隻ずつ付けてる間に入って岸を向くといいよ。タナは浅くて10尺いっぱいで釣れてるから。昨日は両ダンゴから入って昼頃からオカメだったねとのことです。
 何せ真っ当に舟を借りるのも始めてのことです。どこがポイントかも分かりませんので素直にお勧めされた看板下ロープに付けました。

岸に向かって打つ方が落ち着くのはバス出身だから(笑)
釣り座を構えました

岬の辺りが川又
左側

奥の橋の袂が石井釣舟店
右側

 野釣りとあって短い竿は持ってきませんでしたので、一番短いダイワ抱月硬式12尺を出してチョウチン両ダンゴで始めます。道糸0.8号、ハリス0.4号50-65cm、ハリは上下ともバラサ5号、ウキはへきしゅう水凪10号です。
 えさはグルダンゴ:ベーシック:オールマイティ:水を240:120:120:120ccで作りました。

 えさを打ち始めるとウキのトップがなじみません。えさを練らなきゃダメか?と手揉みをして2投めにスコン!とアタって初物が釣れました。

早々に釣れました
初物釣れました(7:42)

 続けてえさを振り込むと、またもやウキのトップがなじみません。12尺チョウチンでえさがもたないのはおかしいな?と早々にウキをリコーサーバンスさみだれPCトップ深宙用9号に変更します。ドンドンえさを練り込むと、ウキのトップがようやく入るようになりました。どうやら居ついているへらのタナがかなり浅いようです。
 次第にハリスが揉まれて絡み、スレ掛かりも出てくるようになってきました。ハリスを40-55cmに詰めるとハリ掛かりしました。

魚はわんさか居るのに釣れん…
ようやく2枚めです(8:20)

 続けて3枚めが釣れたのですが、次第に泳ぎ回る魚が見えるようになってきました。そうなると糸ズレが多くなり、アタリの見極めが難しくなってきました。ツン!と強いアタリをあわせてもスレ掛かりが増え、釣りづらいことこの上ありません。
 えさやハリスが魚に揉まれている、ナジんでいるのはニセなじみかもしれない、と、2ボウルめのえさは粘力をスプーン1杯入れてもたせるようにしました。
 これでどうにかスレ交じりでポツポツ釣れるようになってきました。

 3ボウルめのえさはグルダンゴが無くなったこともあり、単品爆釣!両ダンゴA:同B:水を360:120:120ccで作りました。多分Aの粘りでこれの方がえさもちが良く釣り易いんじゃないかな…?
 予想通りこの配合に替えるとえさがもたせやすくなり、釣果が伸びてきました。えさが煽られてもやがてゆっくりウキのトップがなじんでいきます。トップがずぶずぶと入って、えさが魚に削られてトップが返ってきてからのアタリに絞ってあわせるとハリ掛かりの確率があがりました。

少し分かってきました
13枚めです(11:24)

 お昼までに13枚釣れました。お昼ごはんの後にはすこしウキを下げて浅くしてみたら、ペースが上がり少しサイズもよくなりました。

やっぱ上かな…?
18枚釣れました(12:46)

 どうやらやはりタナは浅い模様です。しかもガサとはいえサイズの良いへらが上に居るため、えさが揉まれたり糸ズレしてスレが多くなる、といった感じでしょうか。やはり12尺チョウチンはちょっと無理ダナっぽい、というか釣りにくいです。
 とはいえ今回はチョウチン両ダンゴのつもりで来たので浅ダナ用の小さいウキがありません。番手を一つ落として8号に変更し、ウキ下を1本半程度に変更しました。

 これで魚が泳ぎ回る様子が見える水深のすぐ下あたりにえさを届ける感じになりました。道糸への糸擦れも少なくなり釣り易くなりましたが、相手が狡猾なガサベラになりましたので素直なアタリというわけにはいきません。
 15時までに5枚ほど釣ってみたところ、平均サイズも大きくなったのですが何度もフラシに入れられたのか鰭にダメージを追った魚ばかりでした。

 15時になりちょうどえさを打ちきったところで終了かと思ったら右側の3人組はまだ釣りをしています。終了時間を聞かずに出船したので尋ねてみると17時くらいまで大丈夫だよとのこと。ブラックバスとのダブルヘッダーを考えていたのですが、悩んだ結果へらぶな釣りを続けることにしました。

 続行を決めてえさを作り始めたら対岸がなにやら騒がしい…顔をあげるとカワウがへらぶなを咥えて泳ぎ回っています。オー!マイゴッド!
 カワウに追い散らされたため再び一から寄せ直しです。あれほどいたガサベラの姿もすっかり消えてしまいました。結局アタリが出始めるまで1時間ほど掛かりました。う~む恐るべしカワウ。

 右隣の3人組が先に帰り支度を始めました。どうですか?と聞かれて23枚ですと答えるとえ?もっと絞ってたでしょう?30~40枚ほど釣ってたんじゃないですか?と驚かれてました。左側に入っていた人が帰る際にも同じようなやりとりがあったので、相当スレ掛かりが多かったと分かります。反省です。

これは結構綺麗な魚体
最後の一枚になった25枚め(16:07)

 一人になってしまうとボートの帰着時間が気になってしまい、結局16時過ぎに終了としました。後片付けを終えて桟橋に居たご主人に話を聞くと左側の3人は15kgくらい。右側の3人組の中で17尺チョウチンをやった人が50枚くらい。深い方がいいというより深いところも安定してきたって感じだねとのことでした。
 もうちょっと長い竿、重いオモリで深いところか、もしくは最後にやった1本半くらいの浅いところか、ちょっと中途半端になっていたかも知れません。それでも始めてへらぶな釣りで訪れた三島湖を充分堪能しました。

 ボート屋さんを離れる頃は17時。この時期はまだまだ明るいですがブラックバスとのダブルヘッダーをする体力は残っておらず、このまま帰路に付くことにしました。

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