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戸面原ダムに行ってきました

釣果は恵まれませんでしたが良いところでした

2011-07-03

 2011年も半年が過ぎて振り返ってみるとへらぶな釣りしかしてません(笑)。そろそろフライロッドが振りたいなぁ、菅沼に行こうかなぁと思っていたのですが、種々の事情により段取りが付きませんでした。
 どうしようかな?と考えて、先週三島ダム・豊英ダムに行ったので、房総三湖と呼ばれる残り一つの戸面原ダムへも行かねばなるまい、と釣行先を決めました。はい。やっぱりへらぶな釣りです(笑)。

房総三湖

 日本三景や三種の神器などとかく日本人は三つが大好きです。
 へらぶな釣り師の間では房総半島のへらぶな釣り場として三島ダム・豊英ダム・戸面原ダムの三つを称して房総三湖と呼んだりします。
 ブラックバスなら亀山ダム・片倉ダム・高滝ダムでしょうか。

 5時30分出舟の戸面原ダムボートセンターに6時前に到着すると、既に駐車場はいっぱいです。
 ボートの料金を払って、ご主人に釣況を聞くと今日は例会が入ってて人が多いです。入れる場所が限られますが寮下が良いでしょう。今週中頃から食い渋ってて、17尺くらいの深宙が釣れてます。両ダンゴでいけると思いますが、状況が悪いようならオカメ(角麩の段差釣り)ですねとのことです。

 先週オカメで一枚きりだったので、専用えさである段差バラケを購入し、いざ出船です。既に竿を出している人の邪魔にならないよう一本オールで静かに上郷方面へ進みます。石田島を迂回し、上郷橋をくぐると寮下の岸に組んだ竹枠が見えてきました。
 上郷橋に近いところには先行者が入っていますので、邪魔にならないよう塚山の対岸の竹枠に舟を付けることにしました。

鳥のさえずりが心を癒します
釣り座の景色です

人が入ってました
右側(上郷橋方面)です

行き止まりです
左側(ワンドの奥)です

これは結ぶのラクですね
竹枠にロープを結びます

 目の前の水深を測ってみると14尺でちょうど底が取れました。そうなると底釣りをやりたいな…と思い始めるのが悪い癖です。
 竿は征興の弧弦 輝水14尺、道糸0.8号、ハリス0.4号35-43cm、ハリは上下とも改良ヤラズ5号、ウキは花水樹工房の底釣りパイプトップNo.2の14号を付けました。
 えさはベーシック底釣り:バラケマッハ:水を100:50:110ccで作りました。両ダンゴの底釣りです。

 いつものごとくえさ落ちをハリ無しで2目盛沈めに調整し、水深を測ってウキ下を上バリトントンにセットします。右の方がやや深いことを確認して、ようやく釣り開始になったのは7時を回っていた頃でした。
 右隣の釣り人がどうです?アタります?と尋ねてきました。ようやく底をとったところですと答えると言葉に困っておられたようです(笑)。相変わらずなかなか始まらない釣りです。

 えさを振り込んでみると、ウキの返りがとても悪いことに気が付きました。延々待ってようやく上がってくる感じで、これほど待った記憶が無いほどです。底の状態が悪いと返りが悪いと聞きます。
 どんどんえさを打ってもウキが動きません。寄せ効果をあげようと手水を打って柔らかくすると、時折サワリが出るようになりました。麩の粒子が漂わないとダメかな?と思ったのですが、サワリさえも途切れてしまいます。小規模な群れが回ってきた時だけ動くのかな?

 ラッキーチャンスがやってくるのを待つしかないのかな?と時折サワったのが4回めくらいでしょうか。いきなりウキのトップがナジんでいく途中にズン!と大きなアタリが出ました。慌ててあわせると力強く竿を絞って初物があがってきました。

戸面原のへらと初対面です
初物釣れました(9:45)

 これで魚が回ってきて足を止めてくれれば…と祈りを込めつつ、次のえさを振り込みますが、残念ながら後が続きません。延々粘ってみたのですが、時間が経つほどにサワリさえも遠くなっていきました。
 10時を過ぎて太陽が真上に昇ります。天気がドンドン良くなり、短パンを履いて露出している太ももがみるみる日焼けしていきます。気温も上がって、太陽が次第に正面へ回ってきました。厳しいなぁ、魚も天気も。

 結局13時になってようやく宙釣りに変更します。竿はシマノ朱紋峰 本造り13尺、道糸0.8号、ハリス0.4号50-65cm、ハリは上下ともバラサ6号、ウキはリコーサーバンスさみだれPCトップ深宙用10号です。ウキ下は底チョイ切りになるようにしてみました。えさは単品爆釣!両ダンゴA:同B:水を360:120:120ccで作りました。

 せっせとえさを打ち返すのですが、宙でもさっぱりウキが動きません。少しずつウキを下げてウキ下を浅くしたのですが無反応です。

 14時を回って終わりが近づいてきました。このままではどうにもならないので場所を移動します。入れるところが無ければそのままあがるつもりでボートを離します。
 秋田屋ワンドの立ち木に入れるところがあったので、ロープを結んでボートを固定し、事前情報で聞いた17尺の深宙を試します。ちょうど背中に木立、その影に太陽がかかったので暑い中でも日陰に入れて助かりました。
 竿は朱紋峰 攻17尺、道糸0.8号、ハリス0.4号50-65cm、ハリ上下ともバラサ6号、ウキはへきしゅう水凪11号を付けました。えさは同じです。

 結局16時前まで頑張ったのですがアタリはおろかサワリも出ませんでした。16時30分までに帰って来てくださいね、と言われていたので、慌てて桟橋へ帰ります。
 ご主人にどうでした?と聞かれ一枚きり。ウキが動けば事件って感じと素直に(笑)感想を伝えるとみなさん釣れてなかったみたいですとのことでした。
 それでも下船後バイトの若いお兄ちゃんがボートごと桟橋に上げたり、荷物下ろしを手伝ってくれたりと営業努力がアチコチに垣間見える、気分の良い対応でした。

 大汗をかいたので頭から水道の水を被ってサッパリしたところで帰路に着きます。釣果は恵まれませんでしたが、環境は良いしアクアラインは800円になったことだし、今度は土曜日に来たいところですね。

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