エノさんと西湖へ行ってきました
梅雨が明けて暑い日々が続きます。クラクラする夏は涼を求めて山上湖。エノさんから西湖に行きましょうとお誘いを頂きました。
前日船宿のサイトでボートの空き状況を確認すると、湖の南岸石切近くの青木ヶ原と湖の西端光岩近くの西湖レストハウスは予約でボートが埋まっています。
湖の北岸クワルビの丸美に電話をして聞くとうちでも10人、他に50人の例会が入っているらしいから、釣る場所があるか…?と怪しげな返事。結局前回5月に行った前浜の白根に行くことにしました。
5時過ぎに白根に着くと、既に10人ほどの例会組が沖ロープと浜ロープに並んでいます。前回釣った中ロープは現在撤去中とのこと。一昨日金曜日は今年最後と思われるハタキがあって50~80枚の大爆釣。昨日土曜日はハタキ後の一服でツ抜けがやっと。今日は多分厳しいだろう…との状況です。
エノさんと二人で出船し、5~6隻並んでいる沖ロープの東電ポンプ場寄りに空いた場所に舟を着けました。
西湖の湖上は涼しげで気分は最高です。左側に着けたエノさんはダイワのへらF18尺を出しています。僕は5月にヤフオクで落札したシマノ飛天弓 閃光G25尺を取り出します。冬まで出番が無いだろうと思っていましたがここなら使えると長竿チョウチン両ダンゴをやります。
道糸はフロロ1号、ハリス0.5号50-65cm、ハリは上下ともバラサ7号、ウキは旭舟の欄11号を付けました。えさはベーシック:オールマイティ:粘力:水を240cc:240cc:スプーン1杯:120ccで作りました。
準備に時間が掛かってしまい、後ろからの風が吹いてきました。えさを打ち始めたのは7時30分に近かったと思います。
えさを打ってみると25尺の水深までえさがもたず、ウキのトップになじみが出ません。これはイカンとえさを練り込んでいきます。
グイグイと練り込んでようやくウキのトップになじみが出るようになったら、サワリが出るようになってきました。アタリが出るかな?と思っていたら、いきなりドスン!とウキが1目盛り残しまで鋭く引かれて、慌ててあわせると竿が絞り込まれます。タモを準備していなかったので、右へ左へ暴れる魚にちょっと待ってとお願いしつつ、ようやくタモを取り出し納めたのは尺一寸の良型でした。
このまま魚が寄ってくるのかと思いきや、ウキのサワリが途切れてしまいました。後ろからの風と流れが強くなり、大量の泡が水面を流れていきます。
西湖の岸沿いに泡が溜まっている時はハタキを疑え、というのは良く聞く話です。風向きから察するに石切辺りでしょうか。どこかで爆発してるかも知れませんねとエノさんと話すのですが、前浜は厳しいかな?
泡が結構な勢いで流れていくので、ウキが仕掛けを引っ張っているようです。えさの振り込み時に竿を引いて、ウキのなじみに合わせて前に出していくと、一目盛り残しまでなじむようになりました。ウキにふわふわとサワリが出るようになり、期待を込めてアタリを待つと、えさ落ちまで2目盛りまで返ってきたところでストン!と落としてくれました。
釣れても後が続かないのがこの日の状況で、えさを打ち返しても時折サワリが出るか?といった具合です。やはり魚が薄いようで、たまにアタる、という厳しい釣りです。
18尺のエノさんはダイワへらF25尺に変更して、あれこれ工夫していたようです。
青い竿が映えます
サワリだけでアタリが出ないため、バラケ&グルテンに替えた途端の一枚だとか。ハタキ直後で気難しい状況だったのでしょうね。
この後の僕も時折サワリだけが出る、という状況が続きます。相変わらず後ろからの流れがきついので、竿を1mほども引いておいて、ゆっくり前に出してウキが仕掛けを引っ張らないように注意します。サワリやトメが出て、2目盛り残しまでナジんだところでツン!とアタリが出ました。
深いナジミで当たったので、2ボウルえさを打ったところでようやく魚が寄ってきたか、さぁこれからという感もあるのですが、波が高くなって竿掛けが水中に潜るようになり、用を成さなくなってきたので違う釣りに切り替えます。
角麩の段差釣り(オカメ)にします。竿はシマノ翼21尺。道糸フロロ1号、上ハリス0.5号10cm、上ハリは改良ヤラズ8号、下ハリス0.4号80cm、下ハリは改良ヤラズ1号、ウキは旭舟の欄10号を付けました。
バラケえさは段差バラケ:ベーシック:水を500:100:100ccで作りました。食わせえさは一発(ミクロ)です。
ウキが沈むくらいのデカいバラケを付けて、沈没したら縦誘いでバラケを促進させます。3投め、縦誘いを繰り返して沈没した時に、ツッ!と水中アタリが出ました。
オカメに替えてすぐに釣れたので、これでいけるかと色めきたったところなのですが、やはり後が続きません。場所移動も考えたのですが、見える範囲で釣れている人もいない、とそのまま継続です。というのも、実は密かにブラックバスを狙いを考えていたので、あまり混雑しているところに入りたくなかったのでした。
14時過ぎ、待望(?)のオイカワが掛かりました。
オイカワをひとまずボウルに活かし、わざわざ持ってきた磯竿1号4.5-5.3mを取り出してブラックバス狙いの仕掛けを作ります。小型スピニングリールに巻いてある糸は6lb、直径3cmほどの中通し玉ウキを約1ヒロの位置に付けて、マルキューの絡み止めスイッチシンカーの0.8gを通してサルカンで接続。家にあった1.5号ハリス付きのメバルバリ11号を繋ぎます。
仕掛けができたらオイカワを背掛けにして風に乗せてドンドン流していきます。背中からの風に乗って岸へ向けて進んでいく玉ウキを見送ったら、へらぶな釣りに戻ろうと仕掛けを上げると、魚が竿を引っ張ります。あれ?空バリ食ってる?
その後は15時前まで頑張ったのですがへらぶなは釣れませんでした。後片付けも磯竿を一番最後にしたのですが、玉ウキがズボッ!と沈むことはなくブラックバスも釣果無し。トホホイ。ブラックバス狙いの泳がせ釣りは以前から暖めていたネタだったのですが空振りでした。今後も機会を虎視眈々と狙ってみたいと思います。
陸に上がって白根でお茶を頂きながら、一服した後で帰路に着きました。ところが国道139号線に出た富岳風穴前交差点からいきなり渋滞が始まってしまいました。こりゃ大変。
途中の道の駅なるさわまで行くのに30分くらい掛かってしまいましたので、渋滞緩和まで少し休んでいこうと寄り道して休憩します。
ざるラーメンなるものをいただきました
再度出発すると太田和交差点の辺りで道は流れたのですが、中央道が激混みで、八王子JCTまで約4時間との表示です。談合坂SAで再度休憩を取ったのですが、エノさんの家に着いたのは日付が変わる午前0時でした。
暑さを逃れて中央道方面へ行く人が多いのか、はたまた震災の影響で東北・常磐道方面へ行く人がこちらに回っているのか。行き先も考えなきゃねぇとエノさんとも話し合いながら帰ってきましたが、たいへんな帰路となってしまいました。お疲れ様でした。
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