道満へら鮒会1月例会に
行ってきました

今年も野田幸手園から始まります

2012-01-14

　2012年がやってきました。僕が所属する道満へら鮒会も野田幸手園で開かれる1月例会をもって新たな一年が始まります。
　5時半に集合し、事務所の壁に張ってある上位入賞者釣果情報をみると、意外に宙釣りの記録が少ないです。段差の底釣りや長竿のグルテンの底釣りが目立ちます。
　11尺メーターウドンセットが本線かな？と考えていたのですが、先週の試釣の様子と合わせると、底がいいというより宙では相当厳しいのかも知れません。

　入場順は後ろの方でしたが、意外に狙っていたＡ桟橋に人が居ません。すんなり入って入り口から6席めに釣り座を構えました。もうちょっと奥の釣り座が良いかな？とも思っていたのですが、既に埋まっていました。釣り座選びはまずまず順調です。

釣り座の風景です

　試釣でやった両グルテンの底釣りでいきます。竿はダイワ五天聖18尺、道糸0.8号、ハリス0.4号33-40cm、ハリは上下ともアクト5号、ウキは美春の赤帯（底釣）5号を付けました。えさは先週感触の良かったグルテン四季：グルテンα21：水を20cc:20cc:40ccです。

　今日はいきなり奥の手色の濃い偏光サングラスを投入します。夏のシイラ釣りや南国のＧＴ釣りで使っているもので、正面から昇る太陽の日差し対策です。
　そして双眼鏡です。昨年末から使い始めている12倍のものは見える範囲が狭いので、レンズに入る光線を絞ることができるのです。

　準備を終えてえさを振り込むと、案の定水面が光ってウキが見えません。これは並びの釣り人皆同じでしょう。狙い通り、同じ桟橋の並びで一番長い竿を出しているのは僕のようです。しめしめ。これで沖の魚を一人占めだぜ！と意気込んで双眼鏡を覗き込むのですが、ウキがさっぱり動きません。

　おかしいな？他の釣り人を出し抜くチャンスなのに…と打ち返すと、周りの人もさっぱり釣果が出ないようです。どうやら状況はかなり厳しいようです。
　これはのんびり構えるしかないかな…と思っていたら、日が昇ってきた頃にようやく初物のアタリが出ました。

初物釣れました(8:18)

　8時30分頃？になると、太陽も次第に昇ってきてウキが見えるようになります。それまでに自分だけがたくさん釣ってウハウハと…という目論見は外れてしまいました。とはいえ、周りの人もあまり釣れていないのです。
　この分ならデカい魚がくればマクれるかしら…と楽観的に構えていたら、ようやく2枚めが釣れました。

2枚めです(9:06)

　想定よりも随分と釣れません。やはり長竿が気になるとみえて、会の先輩方が何人かどう？釣れてる？と声を掛けてくるのですが、2枚きりですと答えると、こっちもダメだよと返事がくるのです。

　次第に後ろからの風が強くなってきました。このままではラチが空かないどころか風の影響を受けてジリ貧です。奥の手その2のドボンの底釣りを試します。あらかじめ作ってきた仕掛けに交換します。
　道糸はPE0.3号、ハリス0.4号25-35cm、ハリは上下ともアクト5号、オモリはガン玉4Gの外通し式、ウキはリコーサーバンスのさみだれPCムク深宙用7号です。
　ところがウキ止めのトンボをかなり強く締め込んでいたようで、道糸を切ってしまいました。仕方がないので急遽15尺竿に合う道糸にしたところ、左隣に座っていた会の大先輩がドボンをやるなら竿は長い方がいいとアドバイスをくれました。

　ここは時間が掛かっても有効な方法をとるべきでしょう、とダイワ五天聖19尺を取り出し、最初から仕掛けを作り直しました。
　結局随分と時間が掛かってしまったのですが、悪条件で何とか数枚絞り出せればヨシという釣りですので、慌てず釣りを再開したのはお昼近くになってました。

　沖にタスキ振りで振り切って、ウキのトップ2目盛りを出すように調節します。双眼鏡で凝視しては、ふわっと動くと何でもあわせます。とにかく打ち返していかないことにはいつまで経っても…の釣りになってしまいますから。

　その中で、下の目盛が一つフワーっと浮いてきたところを、すかさずあわせてみると、魚が竿を絞ります。よっしゃ！

3枚めです(12:11)

　ところがこの後が続きません。そもそも激渋地合でなんとか3枚絞り出せればヨシというつもりでいましたので、続けて釣れるものではない、と心得てはいるものの、やはりアタリが続かなければ心が折れそうになります。
　我慢我慢と言い聞かせているうちに1時間30分が過ぎました。モヤッと動くホンの小さいアタリが出たのであわせると、久しぶりのへらが釣れました。

4枚め釣れました(13:57)

　あんなに小さいアタリなのか、これではいくつか見落としていたかも知れないな…と、釣ってから改めてビックリしました。

　ちょうどこの頃、背後からの風が少し弱まってきました。バランスの底釣りに替えようかどうしようか迷っているうちに、ズボン！とウキが沈むイキオイのあるアタリが出ました。

5枚め釣れました(14:06)

　この後ももう一度ズボン！と沈むアタリが出たのですが、これは空振りでした。こんな派手なアタリが出るなら、ドボンの底釣りでも良いかな？と思って変更しなかったのですが、次のアタリは出ませんでした。

　結局5枚、4.4kgで終了を迎えてしまいました。あれこれ策を講じた割には釣れなかった…。隣でアドバイスをくれた会の大先輩は今日はアタリが小さかったからドボンでは辛かったねと慰めてくれました。
　思えばウキの目盛が細かくフワフワと動いていたので、もっと細かいアタリをドンドン取るべきだったのかも知れません。ここはいっちょうウキの目盛を細かく塗り直すか…？

　事務所に戻って総会が行われました。平成23年の年間の表彰で僕の順位は7位でした。昨年の15位から上がったので、少しは上達しているのかしら？

7位の賞品を頂きました