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弁慶池に行ってきました

京都、嵯峨野の老舗の池にて両ウドンの底釣り修行

2014-01-13

 実家に帰省することになりましたので、恒例の真冬の両ウドンの底釣り修行に出ることにしました。今回の釣行先はさる事情から京都市右京区太秦にある弁慶池に決めました。

 8時開場と聞いていたのですが、相変わらずゆっくり準備して8時に出発すると、池に到着したのは9時過ぎでした。事務所へ行くと、ご主人が対応してくれて、へらぶな釣りの場所を教えてくれました。
 荷物を持って池に入ると、お客さんは他に居ません。真ん中の2号(?)桟橋に入って、渡りから3席めの南向きにに釣り座を構えました。

ここにします
釣り座からの風景です

右を向くとこんな感じ
釣り座から事務所を臨む

 準備を始めます。竿はダイワの孤月峰9尺、道糸はPE0.3号、ハリス0.3号30-35cm、ハリは上下ともガマカツのT1クワセマスター3号。水深を測ると60~70cm程度だったので、ウキはリコーサーバンスさみだれソリッドトップウドン用1号(トップ塗り替え済み)をセットしました。
 えさは後藤田製粉のGうどんを前日に作りました。ダイワのプロフェッショナルウドンメーカーの2.7mm径(細い方)で絞って泡づけ本舗のわらびうどん専用タッパーに入れて持ってきました。まぶし粉は野本釣具店の激あらぶっかきを使います。

 準備を進めていると、お客さんが一人やってきました。一本前の桟橋の奥の方、僕から見ると左斜め前に、背中を向けて釣り座を構えています。山陰でウキは見易いでしょうが、そこは寒いのでは…?

左斜め前方に
お客さんが見えます

 お客さんが少ないのをいいことに、竿を持ってアチコチの水深を測ってみます。結論はどこも浅い!70cm程度しか無い!ということでした。関西の池は浅いところが多いですが、ここは道満河岸へら釣り場より浅いです。結局どこに座っても同じ、と思い、釣り座移動はしません。

 釣り開始は9時半を回っていたと思います。まぶし粉を付けたうどんをせっせと打ち返しますがウキが動きません。モヤッとサワリが出始めたのは10数投してからでした。とにかく怪しい動きは片っ端からアワせていきますが、掛かるのは口周りのスレで、3枚続いてしまいました。

 ガマカツのクワセマスターが発売されてから、このハリを導入したのですが、口周りのスレが増えた気がします。軽いハリですから魚に煽られるのか?はたまたナノスムースコートの効果で刺さりが良いのかも知れません。
 派手で大きなアタリはスレ、と割り切ろうにもアタリそのものが出ません。モヤっとサワリが出れば期待感が増しますが、決めアタリが出ないのです。

 左斜め前方のお客さんが休憩の合間に様子を見に来られました。全然アタリませんと答えると今日は午後からだよと笑っておられます。底冷えの厳しい京都の浅い池ではさもありなん。天気が良くて、日当たりが良いのが救いです。早く魚が動かないかな?

 しかし、魚が動く気配も無く、11時を過ぎて、池のおかみさんがほかほか弁当の買出しを請け負いますよとメニューを持ってきてくれました。食べ物を何も持ってきていなかったので、大変助かります。
 しかし、もうお昼かぁ、早いなぁ…と思っていたら、ようやく待望のアタリが、小さいながらもチクッと出てくれました。ハッシとあわせると、右へ左へ走ります。口に掛かっていてくれよ~と祈るように覗き込むと、ちゃんと口に掛かっていました。

ようやく釣れたぁ
初物釣れました(11:26)

 この後が続かず、12時になってお弁当が届きましたとアナウンスがありました。暖かい事務所で、左斜め前のお客さんと頂きました。

 お昼ごはんの後は、時折風が吹いたり、霧のような雪が降ったり、風が止んでポカポカと温かい日差しがありがたい、というコロコロと天気が変わりました。ポチポチとアタリが出て3枚くらい釣ったような記憶があるのですが、デジカメのデータを誤って消してしまって確認できません。夢だったのかしら?

 次第に日が傾き、正面の木立に掛かるようになると急速に寒さを感じ始めます。あまり粘ることもできないなぁ…と、15時を目安に頑張っていると、チクッと良いアタリが出て、また釣れました。

良いアタリが出ました
寒そうな写真でしょ?(14:50)

 右に左に元気に走った魚は白く綺麗な新べらでした。こうなるともう一枚欲しいな…と欲が出てきます。ところがそうアタリが続くこともなく。結局ジリジリと粘ってしまいます。
 ここまでで感じたのは、やっぱりへらぶながえさを食おうという元気は無いんだろうな?ということ。まぶし粉を付けたえさをパカパカ撃っても、ウキにサワリがほとんど出ません。15時になっても動かないのでもはや半冬眠状態だと判断します。
 そこでまぶし粉が落ちて、ウキのえさ落ち目盛りが出きっても、ひたすら待ついわゆる鬼待ちにシフトしました。

 左斜め前のお客さんが先に終了して帰ってしまいました。僕の釣り座にもほとんど日が当たらなくなり、そろそろ我慢の限界がやってきそうです。そんな中、塗り替えて小さくなったウキの目盛りが1つだけ、すっと引き込まれました。すかさずあわせると、ギュンと魚が竿を絞ってくれました。

京美人?
綺麗な新べらです(15:22)

 ひとつの仮説を立てて、一枚釣ることができました。これでようやく帰れるワイと、アガリにしました。

 恒例の真冬の両ウドンの底釣り修行も、今回は厳しい釣りとなりました。帰省のタイミングで関西の箱池巡りをしていますが、今後もアチコチ行ってみたいと思います。

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