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久しぶりのエリアトラウト

加賀FAへ行ってきました

2014-04-21

 彼女が久しぶりにマス釣りがしたいと言ってくれたので、加賀FAに行ってきました。

 ここは以前に彼女と来たことがあります。2002年5月5日のことでした。その時はイブニング(夕暮れ時)になって岸近くで大量のハッチが発生、マスがバシバシとライズしたものですから、つい夢中になり、寒さに震える彼女を放ったらかしにしてドライフライを投げまくった、という大いに反省すべき失態を犯した場所でもあります。

秘蔵写真ですな
前回の釣果

認めたくないものだな、自分自身の若さ故の過ちというものを
当サイト開設前のことでした

 10時頃、待ち合わせして出発すると、比較的すいすいと、東北道から北関東道へと進みます。以前は北関東道が開通してなかったような…。佐野田沼ICで降りて、道の駅 どまんなか田沼へ寄り道します。
 ウロウロと回って、僕は土地のお饅頭をお土産に買い、彼女はお団子を買ってパクパク。食べ物に釣られて、なかなか魚釣りが始まらないのが却っていいところ。単独釣行では寄り道もしませんから。

 さて、のんびりとお昼前に加賀FAに到着しました。クラブハウスに行って、何はさておき、お昼ゴハンです(笑)
 マスの管理釣り場の老舗とあって、ログハウスのレストランはゆったりしていて綺麗。普通の店のようにメニューも豊富で、味も美味しいです。やっぱりここでもへらぶな釣り池との果てしない差を感じてしまいます。彼女も釣り場じゃないみたい。普通のお店と同じだよねと。ここまでとはいかないまでもへらぶな釣り池がもう少しなんとかならんものかと思います。

 すっかり満腹になったところで、いよいよ釣りです。道具を持って場内に入ると、結構お客さんが居ます。開いているところを探して、サードポンドの事務所対岸、イケス前に入りました。

雲が多い日でした
サードポンドの景色

 彼女はルアーで、僕はフライでやります。最近ハマっているオジサン釣り(折り畳み椅子に座り込んでやるルースニング)です。
 実は彼女のロッド&リールは、前回と変わっていません(笑)10年以上も使っているんですねぇ。新製品が次々と出ているんですが、特段変える必要もないかも。

 彼女はあちこちに一生懸命投げているのですが、魚の反応がありません。周りでもあまり釣れている雰囲気がありません。そのうち、沖のイケスから放流が始まったのですが、それでも状況は芳しくありません。

 緩やかな風が正面から吹き出したので、少し釣り難くなってしまいました。これはたまらん、と移動します。セカンドポンドの事務所側中央まで、折り畳み椅子を持ってテクテク歩いていきます。

 近くではダブルハンドフライロッドを振るお兄さんが引っ張りの釣りでコンスタントに釣っています。昔から加賀は引っ張りが強かったよなぁ…と思いながらも、ウェイトを巻き込んだヘアーズイヤーニンフをマーカーでブラ下げます。
 岸近くのカケアガリと思しき辺りは反応が薄く、結構投げた沖の方でアタリが出始めました。

ようやく出ました
初物釣れました(14:19)

撮ってもらいました
2本めです(14:24)

横着者です
オジサン釣りとはこんな感じ。よく見るでしょ?

椅子に付いたテーブルのお菓子がいかにもユルい
ずっと座ったまま。楽なんです。

いい感じ
3本め釣れました(15:31)

 このお気楽ルースニングは、ピコッ!と動くマーカーにアワせるのが楽しいのはもちろんのこと、場所とタナ、フライを合わせていく過程が楽しいです。あれこれ探っていくうちに全てがハマると、座ったまま爆釣モードに入ります。なんであのオジサン、あんなお気楽釣りなのに爆釣してんだ?と思った経験が、誰にでもあると思います。釣れないルアーを投げながらもあんなお気楽な感じで爆釣なら、俺にだって…とフライを始める人もいるかも知れません。そんな人が一人でも現れてくれればいいなぁ、と思い始めるお年頃、それがオジサンなのでしょう(笑)

 爆釣とまではいきませんが、そんなオジサンの隣でルアーを投げる彼女には、一向に魚が釣れません。ルアーでこれほど釣れないなら、初心者のお客さんには厳しいんじゃないだろうか…続けて釣りに来ないんじゃないだろうか…と心配になってきます。

いい場所みっけ
席を離れた隙にネコが陣取ってました

 次第に雲が多くなり、太陽光線が少なくなってきたせいか、岸近くで小さな虫が飛ぶようになり、それに合わせてライズが出てきました。ドライで出そうだな…と、16番くらいのパーマハックルのフライを浮かべてみると、パコッ!と出てくれました。

ドライで出ると楽しさが広がります
釣れました

ちょっとスレンダーかな?
ドライでも釣れました(15:48)

 少し離れた場所で釣っていた彼女がほら!目の前でこんなにパチャパチャやってると教えてくれたので、そのまま彼女の目の前の岸近くにドライフライを投げてみました。彼女はドライに出るところを写真で撮ろうと構えていましたが、ファインダー越しにはフライを見つけられないようでした。それでも目の前でパコッ!と出る様子を見せられたので、なかなかの迫力を味わって貰えたのではないでしょうか。
 こうやって考えると、加賀FAってフライでやると釣れるし、楽しいんだよなぁ。やっぱり里見さんの方針なのかしら?フライでやるべき池だよなぁ、と改めて思うのです。

 次第に太陽が傾き、気温が下がってきたので、終了としました。岸近くでのライズが増えてきましたが、これに夢中になってしまうと、またもや失態を犯してしまうので、さらっと上がってしまいます(笑)
 それにしても、結局ルアーで頑張った彼女には魚が釣れませんでした。エリアトラウトってこんなに難しかったっけ?もうちょっとイージーに釣れてくれないとなぁ。

 帰り道は東北道羽生PAに寄り道します。というか、こちらがメインイベントと言っても過言ではありません。ここは鬼平江戸処と銘打って、鬼平犯科帳と江戸の町並みをテーマにしたPAになっているのです。

関所とか大門ってこんな感じ?
入り口です

並んでいます
こんな建物で江戸の町を再現しています

ちょっとサイズが大きいかも?現代的?
映画のセットみたい

本当はもっと暗かったと思うけど
夕方も雰囲気が出てきます

 建物の中には、お土産物や食事ができます。

鬼平と言えば五鉄
早めの晩御飯を五鉄で頂きます

作品でも度々出てきました
五鉄しゃも鍋定食

 ここ鬼平江戸処では密偵と同心の「つなぎ」探しも楽しめます。詳しくはPA内のiPadをご覧頂くとして、我々もしっかり楽しんできました。鬼平犯科帳の愛読者も、そうでない人も楽しめるので、一度寄り道してみてはいかがでしょうか。

現代じゃ無いものですよね
天水桶が江戸の風情
(クリックすると密偵と同心の「つなぎ」探しのネタバレへ)

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