改造した竿のテストに行ってきた

まだまだ課題が満載です

2014-12-07

　折れたへら竿を改造してデッチ上げたチヌ落とし込み竿を、さらにダブルハンドのフライロッドにも使えるようにデッチ上げてみたので、テストを行うために加賀FAに行ってきました。

池の風景です（11:34）

　のんびりお昼前に到着すると風が強いです。できれば後ろから風を受ける場所が良かったのですが、他のお客さんが入っていて、ポイント選択がままなりません。１号池の最奥に行って邪魔にならない空いているスペースに入ります。

１号池の最奥

　EVAフォームを縦に割って磁石を埋め込んで着脱式にした特製グリップを装着し、仕掛けを作ります。

今日のお題、改造竿

　今回のコンセプトは竿の長さを活かしてインジケーターの仕掛けを楽に扱うことです。
　竿は翼16改約15ft。リールはCompO' REEL46。竿が軽いので軽いリールを選びました。ランニングラインはPE0.2号。シューティングスペイのスタイルで緩く打ち返す目論見です。
　リーダーは無し。シューティングヘッド代わりに、RIOのReplacement Tip インターミディエイト10ft5番（3.6g）を使います。ティペットはフロロカーボンの5Xを5ft。TMCのブランコインジケーターを装着。フライは、蛍光ピンクのグローバグヤーンを巻き付けただけのウェイト入りニンフです。

超簡単フライ

　さて準備ができたところで釣り開始…と顔をあげると、ネコが陣取ってました。オネダリされてる？

ジャマしないでー（11:57）

　見よう見まねのシューティングスペイキャストをやってみます。やってみて分かったのは、意外と地面にハリが引っかかることでした。
　扱い易いようにということで10ft（3m）の超ショートヘッドに5ft（1.5m）と、ほぼ竿一本分としたのですが、これだとフライが湖岸に引っかかりました。水の中に立ち込まないなら、もう少しヘッドかティペットを長くして、フライが水面をタッチするように設定しないといけません。
　裏返せばもっとティペットを長くしても良いということ。長いティペットで深いところまでゆっくり漂うように沈めていければ、探れるタナが広がります。

　投げた感想としては3.6g（10ft5番インターミディエイト）のヘッドでちょうどいいか、もうちょっと重くてもいいかも？というのも、ランニングラインを飛距離重視でPE0.2号にしたのですが、あまりの細さにおっかなびっくり投げていたため限界が分からない（笑）。本末転倒というやつですな。

　今回ヘッド代わりに使ったRIOのReplacement Tipの低番手は廃番になってしまったようで、いくつかの釣具店で在庫、取り扱いがありませんと言われました。そうなると、やたら細い手前のランニングラインが切れたら貴重なヘッドごとパーという心臓に悪い状況なワケです。安心して釣りを続けるためにも、入手が容易なフライラインから切り出すなどの入手方法を確立しないといけません。

　また、細いランニングラインには指を切ってしまうかもしれないリスクを伴います。この点は、釣武者のラインブレーカー２を使って引っ張ります。
　ラインを一回わっかに回して手でくるくる回します。大きなストリップはできず、糸フケを取るくらいしかできません。その点からもインジケーターを使ってゆっくりフライを落とすような釣りしかできません。他に考えられるのは、流れに乗せて流す、あるいは漂わせる釣りでしょうか。

　ところがここでもPE0.2号が風に吹かれてふわふわします。どうやら静電気が帯電しているようで、巻き取った糸が下に落ちてシューティングバスケットに入って欲しいのに、ラインブレーカーに二重三重に巻き付いてしまうのです。上手くいかないなぁ。

　あれこれウキ下を変えて探ってみると、インジケーターがピコン！と動きました。わっかではロクに引っ張れないのでへら釣りのように竿でアワせます。アワせに関しては問題無かったのですが、魚のヒキがちょっとヘンでした。
　当然竿を立てて魚を寄せるのですが、３ｍのヘッドが重いためブルブル揺れるのです。その振動をしなやかな穂先が拾って、さらに鈍い感覚になりました。う～ん、シャープなヒキが魅力のニジマスなのに、なんか勿体無い感じ…。

初物！
釣れました（13:04）