2015年初の海釣りは、美味しい魚を狙いたい!
2015年初の海釣りは、美味しい魚を狙いたい!と、かねてより釣って食べてみたいと思っていたアマダイをターゲットにしました。釣り情報誌をめくっていると、50cmオーバーのアマダイが釣れている、という記事が目に入ってきたのでした。
場所は神奈川県葉山あぶずり港のたいぞう丸です。HPの釣果写真を見ると、もはや別種の魚?ってくらいの大物があがっています。すっかりその気になって、新年3日に予約の電話を入れました。
ここで問題が一つ。約30年?ほど愛用してきた沖釣りの汎用竿、今は亡きオリムピックの沖帆30号のガイドの足が一か所折れているのです。たまに糸が引っかかるくらいで、使えないわけではありませんが、重いグラスのブランクに白いリングの着いたボンガイド?の竿。歴戦の勇士は、そろそろお暇を出してもいいよね?今なら、安い入門用の竿を買ったって、もうちょっと快適に釣りができるでしょう?という状態なのです。
おりしも新年3日、新春大売り出しとかなんとか言っててもおかしくないよね?と釣具屋さん巡りをしてしまいました。へらぶな釣りやヤリイカ釣りでお世話になった五十嵐さんのいる上州屋川口(旧鳩ヶ谷)店に行ってお話ししていると、ちょうど一個だけ在庫が…と言って取り出したのは電動リールです。
ダイワのシーボーグ300J、左手親指でスイッチが入れられるジョグダイヤルを搭載した人気モデルとのことです。
う~ん、これを買っちゃうと大幅予算オーバーな気が…、と思いつつも買ってしまいました。これまで使っていた電動丸3000Hとモロ被りなんですが、もう9年前に買ったものだし、最近調子悪い時あるし、と自分に言い訳しながらレジに持って行きましたね(苦笑)。
肝心の竿は、というと、帰りに寄ったタックルベリー蕨店でPRO MARINEのディアクルーズ・船80-195という竿が新品で出ていました。オモリ負荷が60~100号、7:3調子のゲームロッド、ということでちょうどいいスペック。見るとお手軽な価格の値札が付いていたのでお買い上げしました。6,000円くらいだったような(笑)。
明けて4日、自宅を出発し、6時前にたいぞう丸に到着しました。受付で料金を払うと同時に釣り座を決めます。右舷の艫から4席め、既に胴の間と呼ばれる位置に決めました。車を駐車場に停めて荷物をもって乗船、準備を始めます。
おお。光ってる!
道具はおニューで揃いました(笑)。竿とリールは前掲のもの。道糸はPE4号。腕長40cmのテンビンにオモリが80号、2本ハリ仕掛けで、ハリス3号をテンビンから120cm出したところに三又サルカン。上ハリスが3号25cm、下ハリスが3号100cm、ハリは上下ともがまチヌ4号です。
雑誌の仕掛け図の通りなのですが、ハリはヒネリの入っていないものを、とのことでした。ところが、手持ちのがまチヌ4号はヒネリが入っていたのでした。仕掛けを流すとハリがクルクルと回転し、ハリスが撚れてしまって釣れない、とのことです。フィッシュペンチで掴んで捩って、ヒネリを少しでも無くそうと曲げました。
えさは冷凍オキアミブロックが配られたので、バケツに水を張って解凍し、ザルにあげてサシエサを取り出します。でも解凍オキアミって頭が取れ易いのよね…。まぁ大丈夫か?
出船です
相模湾の遠くに富士山が霞んでみえます
船は沖へ進み、やがてポイントに到着しました。初めてくださいとのアナウンスが流れ、できるだけ頭の付いている姿形の良いオキアミを選んでハリに差します。さぁ行っといで!で送りだすと、早々にプルプルと反応がありました。
デカいトラギスが一発め(7:36)
シロギス釣りなどでお馴染みのトラギスですが、こんな大きいものは初めて釣りました。天ぷらダネとして優秀、と聞いていたのでキープします。
小さいキダイ?が釣れました(8:30)
この魚は食べるところが無いので再放流しました。元気が無かったのでダメだったかも?これらの魚は定番のゲストのようです。
この日は潮が速いようでオマツリが頻発します。ちょっと底付近を狙わないとダメかな?と意識していると、トラギスが3匹続きました。タナが低いのかな?と船長さんに訊いてみると15cm低いね。もうちょっと上との返事です。えー?80m超の水深で15cmのコントロールは難しいなぁ…と悩んでいると、右隣さんは本命のアマダイをゲットです。いいなぁ。ウラヤマシイ。
船長さんのアナウンスでは50cmオーバーが出ていますよと煽られます。僕も釣りたい…っていうか食べたい。
チカメキントキが釣れました(9:06)
ぽつぽつとトラギスが掛かる中、久しぶりにちょっと重いヒキがあってドキドキしていると、チカメキントキでした。船長さん曰くそれはどのタナでも食ってくるとのことで目安にはならず。でも旨い魚と聞いているのでクーラーへ。
なかなか釣れないなぁ、もうちょっと底近くを流さないといけないのか?う~ん、はたまた上か?とアレコレ繰り返しているうちに、少し重さの伝わる魚が掛かりました。次こそは!と上げると、ようやく本命がやってきました。
本命アマダイです(10:50)
ヨシヨシ。次はサイズアップを…と狙っていると、違う魚が来ました。
これはこれで旨いので大歓迎です(笑)。他にもアマダイを狙うと釣れてくるというアカボラも旨い魚と聞いてきます。アカボラ釣れないかな?と期待しますが、一向にそれらしき魚は掛かりません。
おや?これは?とあがってきた魚を覗き込むと…、
ヒメジが釣れました(13:19)
潮が緩んできたのか、船中のオマツリが減ってきました。これはイカン流れよね…尻すぼみ?なんとか本命が欲しいなぁ…と思っていると、トモのお客さんに50cm級のアマダイがあがっています。いいなぁ。
カナガシラが釣れました(13:32)
結局この魚を最後に納竿の時間となってしまいました。
この日の獲物
その日の晩はうちの彼女と、ベラとチカメキントキを煮魚にして、アマダイをヅケ茶漬けにして食べました。アマダイのヅケ茶漬けは釣り雑誌に載っていたレシピで、アラを焙って出汁をとる贅沢な逸品でした。二人とも食べるのに夢中になって写真を撮るのを忘れてしまったところが痛恨の極みです。
翌週の11日、冷凍しておいたオニカサゴとカナガシラでアクアパッツァに挑戦しました。今度は写真を撮りましたよ(笑)。
オニカサゴとカナガシラ
オリーブオイルにアサリ、ミニトマトを投入!
スーパーのお惣菜コーナーでローストビーフサラダとジャーマンポテト、パンコーナーでバタールを購入し、買い置きのキャンベルのクラムチャウダースープでレストランのような立派なメニューになり、思わず良いワインが欲しくなる晩ゴハンを堪能しました。美味しかった。
だいたい釣った獲物は和食になることが多かったのですが、洋食も気に入りました。デカいアマダイだったら和食も洋食も作れるかも…?また行きたいなぁ。
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