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午後LTアジ船に乗ってきました

川崎のつり幸から彼女と共に出船

2015-08-15

 彼女が船に乗って美味しい魚を釣って食べるという企画に大変興味を示してくれたので、一緒に出掛けることにしました。とはいえお盆ですから、遠くに出掛けると渋滞に巻き込まれ、観光・行楽地にあっては混雑・割高になってしまいます。

 要点はレジャーで言うところの安近短ですが、ここでは安全(簡単で船酔いしにくい)、近所(渋滞に引っ掛からない)、短時間(早起きしなくてよい)で美味しい魚を…とあれこれ考えて、川崎のつり幸の午後LTアジ船に決めました。
 LTはライトタックル(Light Tackle)の略です。軽く細い道具を使うの意味で、30~40号くらいのビシを使って浅い水深を狙う釣りのため、体力をあまり必要としないのが特徴です。

 10時に最寄駅に集合し、車に乗って都心方面へ出発すると、お盆の都心は車が少なく、狙い通りスイスイと進みます。道中、コンビニでお昼ゴハンを買い出し、12時半の出船に余裕を持って到着しました。

2年振りかな?
つり幸に到着しました

 到着するとたくさんのお客さんが集まっています。受付で乗船名簿を記入し、竿を借りて、お代を支払います。女性は低料金に設定されていて、本来の意味通りに安価も叶えてくれるところが嬉しいですね。

 支度を整えて、いざ乗船です。午後LTアジ船は2隻出しでした。左舷の胴の間に陣取ると艫側には小学生くらいの男の子を連れたお父さんが居ます。右舷にはうちのような男女カップルもいて、夏休みのファミリーフィッシングにピッタリと人気のようです。

 お客さんが乗り込むと、船は河岸を払って運河を進み、海に出ます。遠くのアクアラインが遠ざかるところを見ると、進路は南です。

レッツゴー!
夏の海へ

 沖へ出たなら、まずは腹拵えです(笑)。コンビニのおにぎりでも潮風に吹かれると美味しく感じるのはなぜでしょう?

もぐもぐ
いただきま~す

凪でしたが少し風があります
波を蹴立てて船は進みます

意外とよく見掛けます
遠くに帆船が走っていました

 本牧沖の埋め立て地に近いポイントで船はスピードを落とし、釣り開始です。竿は貸竿で1.8mに小型の両軸リールが付いています。船で借りたビシを繋ぎ、仕掛けを結びます。
 仕掛けは金ムツ10号の2本バリです。えさは船でアオイソメが配られますが、虫えさが苦手な彼女のために、前日釣具店で紫外線発光の赤タンを購入しましたので、これを小さいサイコロ状に切って刺してもらいます。

 船長さんがマイクで底から1.5mを狙ってみてとアナウンスします。ビシにイワシミンチを詰めて投入すると、水深は30mを切るくらいです。底から1.5mほど巻き上げて、コマセを振り出して、少し巻いてアタリを待つんだよ、とレクチャーします。思えば彼女、コマセの釣りは始めてだった…。
 振り出したコマセの中にハリが漂うイメージでね、と話すもいまいち感じが掴めない様子です。

 周りのお客さんにポツッと釣れる程度で、船はアジを探してポイントを巡ります。運河から海に出る辺りのポイントで船長がちょっと小さいかもしれないけど、やってみましょうとアナウンスしたポイントで、釣れ始めました。

やったね
初物釣れました(14:53)

ヨシヨシ
僕にも釣れました(15:11)

 型は南蛮漬けにするかな…?という程度と小さいけど、アタリが頻繁に出るようになりました。船長が詳しく釣り方を教えてくれます。底から1mほど巻き上げてコマセを振り出し、50cmほど上げて30秒ほど待つ。アタリが無ければ、底まで落としてやり直しとの通りにやってみると、ブルッと魚信が伝わります。

 船中でも釣れ出して、海の様子が変わってきたようです。船が移動してポイントを変わると、今度は魚のサイズが上がりました。

食べ応えが出てきた
サイズアップ(15:27)

やったね
美味しそうなのが釣れました(15:38)

 途中、ほぼ入れ食いの地合になり、毎回、コマセを振り出したらアタリが出る、という状況になりました。口切れで取り込めないことが多いのがアジ釣りの特徴ではありますが、アタリの多さで数を伸ばすことができました。

 彼女は船酔いで、ちょっと目が回って苦しい時があったようですが、ずっとポツポツとアタリが続いて楽しい釣りになりました。あっという間に17時となり、沖上がりを迎えました。

大漁
二人の釣果です

 釣果は、僕が25匹で小さい魚7匹は海にリリース、彼女は18匹で小さい魚を何匹かリリースしました。

ここは横浜
ベイブリッジの下をくぐって帰ります

 陸にあがって後片付けを済ませ、帰路に着いたら帰り道も渋滞しませんでした。帰宅したのは19時頃でしたから、さすが川崎、早く帰って来れるところがありがたいです。
 スーパーに寄って食材・惣菜を購入し、早速アジを料理しました。晩ゴハンの品数は多くないのですが、たくさんのアジを捌いたので、食べ始める時間がすっかり遅くなってしまいました。

美味しそう
アジフライです

これも定番
なめろうです

 アジフライは大葉を挟んであげたものと2種類作りました。スーパーで購入したインゲンのゴマ和え、山芋のわさび漬けと合わせて美味しく頂きました。
 この日は捌いたアジを一夜干しにして、南蛮漬けを仕込んでおきました。明日も楽しめそうです。

 翌日もアジ尽くしの晩ゴハンです。一夜干しを焼いて、玉ねぎスライスを入れて南蛮漬けを完成させ、昨晩のお惣菜の残りと、中華スープが本日のお品書き。

手間を掛けました
一夜干しを焼きました

旨かった
南蛮漬けが絶品でした

 彼女には料理まで余すコトなく楽しんでもらえたのではないかと思います。LTアジは比較的波も少ない海ですし、水深も浅いポイントなので、道具も軽く、楽に遊べます。そして食べて美味しい、と。アジだけにこれに味を占めてくれれば、また船釣りにお誘いしたいと思っています。

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