実家から出掛けて母親に食べさせることができました
久しぶりに帰省しましたので、実家を拠点に釣りに出掛ける計画を立てました。第1段は、さる事情より奈良県の桜井市か宇陀市に行かねばなるまい、ということで、吉野川(下流の和歌山県では紀ノ川と呼ばれる)に行って鮎釣りを、と決めました。
20日の晩に実家に着いたものの、21日の朝はゆっくり出発ました。道中、道の駅吉野路大淀iセンターに寄ってお土産を物色し、土地のものをお昼ゴハンに…と、この中にあるレストランときんに入ってみると、吉野大淀桜鮎フライバーガーというものがありました。
口上書きが載ってやってきました
地元の特産素材を使い、鮎のフライを挟んだハンバーガーです。口上書きは手書きのオリジナルをカラーコピーでしょうか?何だか親近感が湧きます。さっそくかぶりつくと大変美味しゅうございました。もう鮎釣れなくても、何か達成したような心持ちになりました(笑)
吉野の山の桜はあまりにも有名ですが、桜鮎と言うのは初めて聞きました。調べてみたら「親の代からの言い伝えですが、吉野川を上ってきた鮎が、川面に散った桜の花びらをコケといっしょに食べるので、この名がついています」ということで、結構古くからの呼び名のようです。とは言え、桜の時季にはまだ鮎が川を遡ってきていない、あるいはまだ小さいので、やはり季節感に無理があると感じるのは僕だけでしょうか?
さて、吉野川へ着き、遊漁券とオトリ鮎を購入できる場所を探して、国道169号線沿いに見つけたフィッシングショップこまつという釣具店に入ります。するとオトリ鮎は扱っていなかったので、オトリを買える店をいくつか紹介して貰いました。
川沿いをウロウロして飲み物等を仕入れながらザックリと川見をすると、上流の近鉄吉野線鉄橋や上市橋付近は水遊びをする人が多いです。やっぱり下流かな…と引き返し、紹介して貰った近鉄六田駅裏の橋本友鮎店に着いたのは13時になってしまいました。
友釣り専用区との看板が出ている川岸にテントを出して営業しており、車を停めて挨拶すると、ご主人と奥さんが気さくに応対してくれました。
これから?と重役出勤に驚くご主人に、初心者なんで教えてくださいとあれこれ聞いてみると、ここから下流へ釣り下っていけばよいと教えてくれました。
準備を整えてオトリを2匹購入し、川に立ち込みます。
竿はダイワのアバンサー早瀬抜8m、仕掛けは完全仕掛けナイロン0.2号、ハリはダイワのD-MAX 鮎XPワンデイパックの4本イカリ、XPキープ7号です。
先行の人の邪魔にならないように少し下流に移動して、岸に近い流れを探っていきます。
鮎を泳がせながら次第に下流に下ります。見回してみても鮎の跳ねは見当たらないので、方々を探ってみますが、掛かりません。石の周りは丹念に探るのですが、ポイントが分かりません。
疲れてしまったオトリ鮎を交換し、分かり易いポイントの他にもアレコレ探ってみると、岸寄りの浅く緩いところでようやく初物が掛かりました。結構攻められているのかなぁ?
さっそくオトリを交換して、同様のポイントに送り込んでみると程なく2匹めの鮎がかかりました。鮎が居る場所がハッキリしてる?
他の釣り人に攻められているせいか、はたまた今日の鮎のご機嫌なのか、居るところと居ないところがハッキリしているのかも知れない?ともう一度同じところにオトリを送り込むと、またまた程なく3匹めが掛かりました。
もっと釣れるなら鮎のご機嫌、これで続かないなら竿抜けポイントに当たった、と思いながら、3たびオトリを送り込むと、さすがに反応がありません。
これはやっぱり足で竿抜けポイントを探さないと行けないのかな?と、川を下りながら、アチコチ狙ってみます。
もう少し下った左岸よりの沈み岩に沿った流れで2匹続けて掛かりました。もう一回別のポイントで掛けたのですが、バラしが1回ありました。
17時前まで頑張って釣ったのですが、やはり居るとこ居ないとこがはっきりしていたような気がします。
上がって帰り支度をしていると、オトリ屋さんのご主人がどうだった?と声を掛けてくれたので6匹でしたと答えると、遅い時間からやってそれだけ釣れれば上手だねぇと褒めてくれました。周りはあまり釣れてなかったのかな?
6匹釣ったと思っていたのですが、写真を確認すると7匹います。オトリが2匹いたので釣果は5匹ですね。
帰宅してから実家で鮎を塩焼きにして食べました。普段あまり獲物を持って帰ることが少ないため、母親も珍しいのか喜んでくれたようです。オトリ鮎2本と掛かり鮎2本を焼いて、食べ比べをすると、やはりオトリ鮎の方が養殖のせいかあっさりしてます。こうした食べ比べは釣らないとできないので、ちょっとした余興になります。
亡くなった父親は鮎が好きだった、とか、昔二人で簗場に行って食べた記憶がある、とか、鮎には蓼酢がいい、とか普段思い出さなかったことも、鮎をきっかけに思い出したのか、あれこれ話しながら美味しく頂きました。また機会を作って、実家起点の鮎釣りに行きたいですね。
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