松原湖へ行ってきました
夏休みを貰って、高原の湖にへらぶな釣りに出掛けることにしました。場所は長野県小海町にある松原湖です。さる事情から山梨県韮崎市/北杜市に行かねばなるまい、ということで白羽の矢を立てました。
少し寝坊して朝5時頃出発しました。中央道を走って6時前に談合坂SAに着いたので朝ゴハンにします。
談合坂SAで朝食を(6:09)
パンとコーヒーでのんびり
平日の朝6時にSAで朝食とは優雅なようですが、釣り人としては超出遅れです。慌てても仕方無いのでのんびり釣り場に向かいます。松原湖は猪名湖(いなこ)・長湖(ちょうこ)・大月湖(おおつきこ)という3湖の総称で、釣りをするのは猪名湖です。猪名湖に着いたのは8時頃でした。
夏の暑い盛りに避暑目的で来る目論見だったのですが、都合が付かず9月になってしまいました。8月終わり頃から雨続きですっかり涼しくなったので避暑という雰囲気でもありません。車を降りると肌寒いくらいです。
猪名湖の湖畔にある立花屋に行って、釣り券を購入し、ボートを借ります。宿のご主人に湖の地図を貰って、釣りの様子を尋ねると魚は多くて、水面直下に見えるようになるほど上ずってくるよ。短竿で釣れるけど、お客さんは長竿を出したがるね(笑)とのことです。さもありなん。
左側の弁天ロープに4隻、右側の血の池沖ロープに1隻と、先行者のボートが見えます。例会組が風倒木岬から稲荷岬に掛けて入っているとのことで、北風倒木ロープに入ることをお勧めされました。ここも人気ポイントでえさも打たれているからイイよ、と。
肌寒いため、長袖シャツ、ジーンズに靴下を着用して出船の準備に取り掛かりました。ボートに荷物を積み込み、ご主人のお勧め通り、北風倒木ロープに向かって漕ぎ出します。
北風倒木ロープの中央あたりにボートを付けます。沖向き、岸向きどっちにしようか悩みましたが、沖向きは南なので晴れると眩しそう、南東から微風が吹いているので背中に受けたい、ということから、岸向きに付けました。
ロープに付けました
釣り座の景色です(9:26)
岸向きであれば21尺で底が取れると聞きましたが、せっかく高原の湖に来たのですから、やっぱりチョウチン両ダンゴが気分です。普段使うことの少ない竿を取り出します。
竿は征興産業の弧弦 輝水14尺、道糸は1号、ハリス0.5号50-65cm、ハリは上下ともバラサ7号、ウキはかちどきの優 深棚PC11番です。えさは凄麩:パウダーベイトヘラ:水を300cc:200cc:100ccで作りました。
えさを打ってみるとちゃんとウキのトップがなじんでいきます。ヨシヨシと10投ほど打つとサワリが出てきました。まずはハリ掛かりするアタリを探すため、片っ端からアワせていきます。集魚も兼ねた、えさの打ち返しにも繋がります。
ウキのボディに近い位置で出る早めのアタリはアワせてもハリ掛かりしません。トップ先端近くまでナジんだところで出たアタリでアワせると、初物が竿を絞ります。
左右に泳ぎ回り、ギュンギュンと竿を絞って強いヒキを見せてくれたのは、松原湖のへら、初物です。元気が良いし、魚体も綺麗で満足です。
さて次を…とえさを続けて打ちますが、釣果が続きません。トメが少なく、強いアタリが出ないまま、スッとナジんでえさが落ちてしまいます。まだ1ボウル打ってないしな…と思いつつ、えさ打ちを繰り返していくと、ハリス絡みが増えてきました。
ハリス絡みが増えてくると、魚の寄りは充分なのでは?ハリス寸が長いかな?といつもの迷宮入りコースです。初めのえさ1ボウルが残り少なくなってきたので、えさのタッチから手直し、と、少し手水を打ってシットリめにしてみます。
するとトメが出て、深ナジミからドカッと鋭いアタリが出ました。う~ん、これかぁ?
えさが残り少なくなってからアタるというのも悩ましいところで、慌てて2杯めを同配合で倍の量、作りました。これを吸水させる間、1杯めの手直しえさで50分、11時5分、15分と続けて釣れました。
ここでちょうどお願いしていたお弁当を届けてくれました。早速ちょっと早いお昼ゴハンを頂きます。
いただきます(11:16)
湖上で食べるお弁当ってどうして美味しいんでしょう。ごちそうさまでした。
ゆっくりお昼ゴハンを堪能して、ようやく釣り再開です。えさを打ち始めたら、早速ウキがピコッと動いて魚が釣れましたが、あれ?ちょっとヒキが違う?
随分立派なウグイでした。やっぱりえさ打ちを休んだので、へらは散ってしまったのでしょうか?えさを打てばへらは寄る!と言い聞かせて続けると、程なくへらが釣れました。良かった。
続けて釣れたので、ここからペースが上がるかと思いきや、後が続きません。もっとえさを打つか?と気合を入れたら一荷で釣れました。
それからはえさを打っては寄せて釣り、すぐに反応が少なくなって、またえさの打ち返し、という状況になりました。えさ打ちが足りないのか?タナに若干無理があるのか?
油断したらまたウグイが釣れました。多分えさ打ちの量が少ないんでしょうね。14尺チョウチンで釣れてくること自体がなんかおかしい…ハズ。そもそも相当数がいるのでしょう。水面でときおりパシャッと何かを食べる音も出しています。ミッジフライで狙うと釣れるかも。
午前中からボートの周りをカモがウロウロしていましたが、午後になって、再び巡回に回ってきました。
カモにマークされました(14:24)
ふと手元のえさを丸めて投げたら凄い勢いで追い掛けて食べています。一度投げたら近くまで寄ってきてオネダリするものですから、ヒョイと出したらこの通りです。
手から食べちゃいます
カモに構ってばかりはいられません、あまり釣れてないのですから(笑)。一生懸命えさを打ち返します。
頑張って15時過ぎの20枚までは悪くないペースで釣っていたのですが、その後は穴が開くようになってしまいました。
結局ポツリポツリのペースになってしまいました。営業時間ギリギリまで粘ったものの釣果は23枚でした。
桟橋に戻るとご主人が出迎えてくれてどうでした?と訊かれ、23枚でしたと答えると、そうですかとの返事が返ってきました。少しそれは残念でしたね的な雰囲気もあったような無かったような(泣笑)。
まぁ貧果は腕の問題なので置いといて、ロケーションは静かで綺麗な景色と最高です。ちょっと遠いですが、訪れるだけの価値は充分にあります。ええトコや。
帰り道に通った八ヶ岳高原大橋がなかなかの景色だったので、ちょっと撮影しました。
川俣川に掛かる高い橋からの眺めは絶景でした。
夏の暑い時季に泊り掛けで避暑に来たいところですね。長湖は桟橋もあって岸釣りもできるとか。今回は中央道を使ったので、清里も通りました。観光・行楽にも良いところでしょう。また行こうっと。
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