毎年恒例の午後船へ
毎年秋のお彼岸が近付くとそろそろイイダコは?と、彼女から声を掛けてくれるようになりました。すっかり恒例となったこの釣りは午後船があるから朝早起きしなくてよい、えさを使わないから手元の作業がない、手元に伝わる重みでアワせるので竿先を見つめなくてよい、比較的波が穏やかな内湾なので船酔いし難いと評価を頂いています。また数が釣れて、食べて美味しいことから一番気に入っている釣りだと思います。
すっかりお馴染みとなった千葉県・富津の川崎丸のサイトをチェックし、問い合わせてみると、9月12日によりイイダコ船が出るものの、午後船のスタートは19日からとのこと。満を持して20日(日)に釣行となりました。
少し余裕を持って10時?頃に待ち合わせ。アクアラインを走って、港近くのコンビニでお昼ゴハンを調達します。12時前に港に着いて受付を行うと、たくさんのお客さんで賑わっています。釣りの支度を整えて、いざ乗船です。
受付順に乗船すると、艫の方からお客さんで埋まっていきます。我々は左舷胴の間、オモテ寄りに座りました。出船前に船長が恒例の釣り方のレクチャーをしてくれます。初めてイイダコ釣りをやる人も多いはずで、説明を聞くお客さんを見渡すと家族連れが大半です。もちろん我々もちゃんと釣り方を聞いて、大漁を誓ったのであります。
乗船しました
釣るよ~
午後船は何も言わずとも貸竿が付いてきます。これとは別に一本竿を準備しました。アルファタックルの船の達人シロギス180。貸竿のソリッドハンター1.5mに対して30cm長いので、ベンチに座ったままコヅキ、アワセができるので楽なんです。横着したいんです(笑)。
リールはシマノのバイオマスター1000MgSにPE0.3号。先糸にフロロカーボン3号を1ヒロ。イイダコテンヤは貸竿と同じ8号です。彼女は貸竿を使います。
いざ出船です
船は出港し、少し走りますとのアナウンスがありました。水しぶきを受けやすい場所だったので、そそくさとキャビンに入り込み、お昼ごはんのお惣菜パンを頂きます。
食べ終わってキャビンから大艫に出て、ちょうど一服した頃、船は第一海堡の近くにやってきました。
まずは少し練習がてらやってみましょうと船長のアナウンスの後、テンヤを落とします。1年ぶりのテンヤなのでイイダコが乗っているかサッパリ分かりませんが、周りでも釣れていないので、乗っていないのでしょう。
船長がみなさん、だいたい出来ているようです。本命に移動しますと告げて、船は第一海堡を離れます。
少し離れました
次のポイントにやってきて、程なくどこかから歓声が上がりました。どうやら釣れ始めたらしい、と集中すると、彼女が初物を釣りました。
この日は船の下にテンヤが入ってしまうことが多い潮と風の向きでした。船の下に入り込んだテンヤを我慢してズルズル引きずっても乗ってきたし、腕をちょっと伸ばして沖目に落としてコヅいても乗ってくる、と、アレコレ試しても傾向が掴めない感じでした。
一方、乗ってくるイイダコはシーズン序盤にしては比較的大きいものが混じりました。1年以上生き延びたのではないか?と超大型ではなく、今年は成長が良い?と思わせるような、ちょっと大きめです。これは嬉しい誤算でした。
気持ちの良い天候でした
ポツポツと釣ってはポイントを変える、いわゆる飽きない程度に釣れるという状態です。この日は昼頃に潮止まり、夕方に向けて流れる潮だったこともあり、残り30分となった16時、そろそろ真面目に釣るか?と頑張って立ちっぱなしで釣ったのですが、急激にペースが上がることはありませんでした。
16時30分、沖揚がりの時間となりました。後ほど数えたところ僕が20匹、彼女が11匹でした。
この日は彼女を送るも遅くなってしまったので、イイダコは全て彼女に託しました。翌日下拵えをして、家まで持ってきてくれたので、晩ゴハンを作って頂きました。
イイダコと大根の煮物
おいしく頂いて、彼女にもイイダコ釣りを堪能して貰えました。往きの車中で既に今年はもう一回行きたいとまで言うほどお気に入りの釣り。今年もう一回行くかどうかは機会を窺うとしても、自ら行きたいと言ってくれるのは、有り難い限りです。
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