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芦ノ湖でワカサギ釣りに挑戦

空バリで釣れる美味しい魚

2015-10-03

 以前より芦ノ湖ではハリにえさを付けない空バリでワカサギが釣れると聞いていました。いつだったか忘れましたが、彼女をお誘いして芦ノ湖へ行ったこともあるのですが、強風でボートが出せない天候に当たって、未遂に終わったこともあります。
 以来、ずっと芦ノ湖のワカサギ釣りのことを忘れて年月が経ってしまっていたのですが、ある日、スポーツ新聞の釣り欄に掲載されていた記事を見て思い出しました。これはお誘いせねばなるまい。いつぞやのリベンジマッチを挑むのだ!と。

 彼女に芦ノ湖のワカサギ釣りはいかがでしょう?えさを使わないで釣れるらしいよ?とお誘いしたところ、やってみたいと承諾を頂き、10月3日に決行と相成りました。

 今回は手漕ぎボートで湖に浮かびます。ということは出船時間が選べるということ。朝、辛い思いで早起きしてまで釣りをするのはちょっと…という人にとって、ゆっくり起きて釣りが楽しめるというのも、レジャーとしてはとても重要な点だと思います。

 朝9時半に彼女と待ち合わせをして、車に乗って出発します。首都高、東名高速と走り、海老名SAでお弁当を購入し、箱根新道を走って元箱根に着いたのはお昼頃でした。
 今回のボート店はフィッシングショップ・ノザキです。

前に来た時から綺麗になってましたね
元箱根のフィッシングショップ・ノザキ

 お店で入漁券を購入し、ボート代を支払って、竿を2本借ります。仕掛けも購入すると、オモリは3号ねとアドバイスを貰いました。
 準備を整え、桟橋からエンジン船で曳航してもらいます。ちょうど男女6人組(3隻)のグループも出航するところでしたので、混じってカルガモのごとく、沖合いに引っ張って行ってもらいます。

 元箱根の海賊船桟橋の沖合いにボートの船団ができている中に進み、曳航してくれたお兄さんがアンカーを下ろしてくれたので、ここがポイントのようです。
 ボートが安定したところでお昼ゴハンにします。一緒に曳航された船は釣りの準備に取り掛かっていますが、我々はのんびりお昼ゴハンから始めるのです(笑)。

海老名SAで買ったお弁当です
お昼ゴハンは金目鯛西京焼弁当、箱根峠の釜飯弁当に
アジのから揚げ(小田原吉匠)です(13:09)

美味しそう
彼女が選んだお弁当です

釣りよりお弁当だよねー
モグモグ。美味しい。

中身撮るのを忘れた!
僕が選んだ箱根峠の釜飯弁当

 しっかりお昼ゴハンを食べたら、釣りの準備を始めます。今回は2本借りた貸竿の他に、シロギス竿のアルファタックルの船の達人シロギス180と、チヌ筏竿のシマノの愁波 本調子160を持ってきました。仕掛けは購入した2.5号ハリの空バリ仕掛け。オモリはナス型3号です。
 準備のできた竿から彼女に使ってもらったところ、やはり貸竿が一番使い易いとの感想でした。PE3lbを巻いたスピニングリールのシマノのバイオマスター1000MgSを組み合わせたキス竿はオモリ負荷が重すぎるようで、竿が硬いとのこと。PE0.8号を巻いた両軸リールのダイワのIt's ICV 150WRを組み合わせたチヌ筏竿は、白赤で塗り分けられた穂先をつい見てしまって船酔いしそうと、やや不安げな様子でした(笑)。

 始めてしばらくはアタリが無かったのですが、やがて群れが回遊してきたようで、待望のワカサギが釣れました。

やったね
釣れました(13:41)

 キス竿の仕掛けを外して、泳がせ(ムーチング)仕掛けに変更し、彼女が釣ったワカサギを1匹貰ってハリに掛け、マスを狙った置き竿にします。もう一本はチヌ筏竿でワカサギを狙います。

じゃーん
僕にも釣れました(14:51)

 貸竿2本体制でワカサギを狙う彼女は、順調にワカサギを釣っていきます。時折置き竿にもアタリが出て、あげてみるとたくさんのワカサギが付いています。

やったね
釣れました(14:59)

 魚を外したらえさを付けずに即投入できるこの釣りはすっかり気に入ってもらえたようです。以前に2度ほど挑戦した山中湖のドーム船では、1匹のアタリを積極的に掛けていく釣りでしたので、一気にたくさん掛かるこの釣りはお気軽な大漁感があって非常にヨイです。

 とはいえ、やはり群れが去ってしまうとサッパリ反応が無くなってしまいます。しばらく回ってくるまで時間が掛かるかな…と思われる時には暇になってしまうので。

オヤツも欠かせません
オヤツの時間にはアップルパイ(15:01)

 湖上でのお楽しみも準備しつつ、回ってくる魚に備える、というのが良いでしょう(笑)。

 また、曳航してくれるお兄さんは、時折釣果を気にしてエンジン付きボートで回ってくれます。我々の釣果があまり伸びてない、と聞くと、少し釣果をかさ増ししてくれて、あっちの方が良いかも知れませんと、違うポイントへ場所替えをしてくれました。ありがたいですね。

 ここでワカサギの反応が出てますと、海賊船桟橋に近いところに曳航してくれた後は、仕掛け投入後にすぐ釣れました。魚群探知機、やはり効果大、ですなぁ。

 お隣の3人組のボートにも魚群探知機が付いているようで、おっ!凄い反応出てる!と言った後すぐに釣れたり賑やかです。こちらにも回って来るかもね?と囁いた後、彼女に釣れたりすると、退屈になりがちな回遊待ちの釣りも、少しは水中のイメージが出来たりして楽しく過ごせるかも知れません。ちょっと魅力的。

 期待のアトラクションの一つであったワカサギの泳がせ(ムーチング)仕掛けは不発でアタリがありませんでした。少し離れた船ではサクラマスが女性のワカサギ仕掛けに掛かって、激闘の末、同船の男性がバケツで掬って無事キャッチ。ヤンヤの喝采を受けていました。
 いいなぁ。当方大きな手網を持ってきているのでバッチリ掬えるから、コッチにも来ないかなぁ…と見ていたのですが、残念ながらウチのワカサギは食われませんでした。

 太陽が傾き始めると、日陰になって湖上を渡る風も次第に肌寒く感じるようになってきました。夕方、暗くなる前が一番釣れるよのアドバイスを受けて、頑張ってワカサギを追加しつつも、16時半、お迎えのエンジン付きボートがやってきて終了です。

 帰りもカルガモのように曳航されて桟橋に帰着。結局一度もオールを漕がないで終了しました。これなら女子だけでもやれるかも…?さすが観光地のアクティビティです。

ノザキの方に撮って頂きました
記念撮影

少しかさ増ししてもらいました
今日の結果です

暗くなるのが早くなりました
すっかり夕暮れです(17:10)

 お店で計測してもらうと200gでした。釣果としては決して多い方では無いようですが、短時間で充分楽しめました。記念撮影をしてもらって、のんびりお茶を頂いてから、夕闇迫る中、帰路に着くと、この日は帰りが遅くなってしまったので、翌日の晩ゴハンにワカサギを料理して頂きました。

旨かったです
ワカサギの卵とじ

間違いの無い味です
定番のワカサギフライ

これも旨かった
ワカサギの南蛮漬

 ウニョとかニョロとかの虫えさを使わず、ハリだけで釣れるワカサギ釣りは彼女にも気にいって貰えたようです。海賊船などの観光船が頻繁に通るため、少しボートが引き波で揺れるところが難点と言えば難点、との感想を頂きました。そのためあまり穂先を見ないで、手にプルプルと伝わる感触で釣った、という船酔い対策だったとか。
 次回は観光船の引き波があまり来ないところで釣る、といった工夫があると良いかも知れません。ともあれ美味しい魚を手軽に釣る楽しみが一つ増えた、良い試みでした。

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