ご縁が繋がり初めての場所で入魂を
アトリエのお仲間でウナギを食べに行きました。その際に茨城県小貝川のバス釣りの情報を頂きました。以前より行ってみたいと思っていただけに、とてもありがたい話が聞けました。
川越の名店、東屋のうなぎ
さらにはビンゴゲームでフライリールを頂きました。これはさっそく入魂の儀式を執り行わねばなるまいと翌日早速、小貝川へインフレータブルカヤックを持って出撃!と相成りました。
聞き込んだ情報によると、小貝川本流は流れがあるので、福岡堰の下流の脇に流れる用水の方が流れが弱いため、インフレータブルカヤックに向いているとのことでした。出船できるところがよく分からなかったので、まずは福岡堰駐車場に行ってみました。
福岡堰駐車場の橋から(5:39)
覗き込んでみると緩やかに流れています。下流に車が2台停まっているのを見つけたので行ってみると、1台は陸っぱりのバスアングラー、1台はへらぶな釣りのおじさんでした。
もちろん(笑)へらぶな釣りのおじさんに声を掛けて、しばしへらぶな釣りの様子をお伺いしてから、今日は空気で膨らませる船を持ってきたのでブラックやろうと思っているんですよと切り出すと、上流の橋の袂に設置した釣り台の辺りなら、船が出せると思うよという耳寄り情報を頂きました。
他にも周辺情報を頂いて、周りを調査してから、情報の釣り台に行くと、まさに理想的な状況。おじさん、ありがとう!と感謝しながら、一通り陸っぱりで探ってから、カヤックを膨らませて出船します。
さぁ出船(7:44)
今日のタックルは2セットです。
写真が頂いたフライリール、ティトン3番です。ブルッキーの相方だったベリルを0番ロッドに回して、ちょうど相方不在でした。フロートチューブやカヌーの上で使う竿なので、小さいリールがチューブや船にぶつかりにくく最適なのです。
バッキング無しでラインを巻くとちょうどぴったり。昔からのコンビのように似合ってます。
今日のルアーはおまけというか釣れないときの保険です。
出船すると、上流に向かってゆっくり漕ぎながら釣りを開始します。左岸の岸沿いをフォームポッパーで撃っていきますが、反応がありません。
木が覆い被さって、フライが投げられないところは、ペンシルベイトのテラー(ズィール)を投げ込んでみますが、魚の反応はありません。先行者のカヤック2艇に出会ったので話を聞いたところ、反応が無いそうです。
上流までやってくると陸っぱりをやっている人が多い場所に差し掛かってきました。これ以上の遡上は迷惑になりそうなので、反転して下ることにしました。これをシオに、とルアーをクランクベイトのピーナッツ2(ダイワ)に変えてみます。
ところがPE3号を使っているせいか、思った以上に深いのか、ルアーを巻いても底に全然当たりません。もっと潜るウィーワート(ストーム)に変更します。竿をグリップ直上まで水中に突っ込んでグリグリとリールを巻くと、時折底に当たるようになりました。
延々あちらこちらを投げ続け、木が覆い被さっている下に投げ込み、グリグリと巻き始めたら、グン!と引っ張られました。よし!来た!
グングンと暴れまわる魚を落ち着いて寄せると、目測で30cmとそれほど大きくありませんが、少し体色が変です。ルアーを咥えた口が小さい…あれ?スモールマウスバスだ。
釣れたぁ!(10:23)
ウィーワートです
ウィーワート(Wee Wart)はストーム(STORM)の名作クランクベイト、ウィグルワート(Wiggle Wart)のダウンサイズ版です。このルアーは中学生の頃買って、リップが折れてしまったので、ポリカーボネイトの板をエポキシ接着剤で繋いで補修したものです。潜るルアーは根掛かりで失くすのが常なのですが、未だに残っているということは?
あまり使っていないこともあるのですが、このルアー根掛かりしにくいんです。
ラージを釣った記憶は中学生の頃、淀川の城北ワンドで一匹だけ。ところが2003年小野川湖にスモールを釣りに行った時にいきなり初物を引っ張ってきたルアーです。もしかしたらスモールに強いルアーなのかしら?
居ると噂に聞いていましたが、本当にスモールが居たので、ここからはイワイミノーに切り替えて、入魂を目指します。面倒でもブレイデッドリーダーを外し、3Xナイロンを5ft、4Xフロロを5ftの2段落としのリーダー&ティペットに結び直します。
これでなんとか
イワイミノーは遠くに投げる程有効なフライなので、カヤックからの釣りでは不利が目立つのですが、このタックルであれば釣りになる程度には投げられます。フライの手返しの速さを活かして、どんどん投げて引っ張るを繰り返すのですが、魚からの反応が無いまま、お昼になってしまいました。
イワイミノーにさっぱり出ません。スモールを引っ張ってくる力の強いフライですが、チビがご挨拶にもやってきません。これでは…と心が折れてしまいそうになり、気分転換に…と、再びウィーワートを投げると、またもやグン!とルアーが持っていかれました。
今度は先ほどの魚より激しく抵抗します。船に近づいては潜る、を繰り返し、なかなかいいサイズなんじゃないの?と思わずニヤけてしまいます。ネットを持ってきてないので、首根っこを掴んで取り込むと、思ったほど大きくないものの、いい感じのスモールでした。
スモール2本目ゲット
メジャーで測ると38cmでした。記念に撮った写真ではシッポが切れてしまいました。あれれ?おかしいなぁ。
この後もイワイミノーとウィーワートをとっかえひっかえ投げたのですが、追加は無し。船に持ち込んだ計1.5リットルの飲料水を飲み干すほどの暑さにやられて、15時半頃終了しました。残念ながらティトンの入魂は果たせず。またの機会を探すことにします。
しかしやっぱりスモールのヒキは強く元気ですね。同サイズのラージの3割増しって感じでしょうか。でも僕個人としてはラージのトッププラグがほとんど効かないので思い入れが無いというか嫌い(笑)です。ラージとスモールはチヌとグレくらい違う魚って印象なんですよね。
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