良い時季になるとマブナと戯れたくなります
春と秋は外遊びに絶好のシーズン。そんな行楽日和にポッカリと予定が空いてしまった日は、彼女が住む町のお気に入りの場所でマブナと戯れる…というのが自分のお約束になっています。今年も連休初日の3日の午前中が空いたので、出掛けることにしました。昨年秋の行楽シーズンには訪れることができなかったので、およそ一年ぶりの釣行となります。
前日の2日は平日でしたので、仕事帰りに職場近くの釣具店でミミズ(ミミズちゃん熊太郎)を購入し、3日の朝5時頃、自宅を出発します。これまでは午後からしか来たことがなかったのですが、今回は初めて朝イチに入ります。他の釣り人が多いのかしら…?
3連休(土日を含めると5連休)の初日の朝、高速道路は既に20kmの渋滞とアナウンスが出ていました。6時頃、いつも車を止める場所にくると、先行者は1台だけです。やはり連休初日の朝一番に都市近郊の川というか用水というか、こんな小場所に来る人など少ないよね…と、納得するも少し安心しました。
荷物を抱えて水際に出てみます。周りに釣り人の姿はありませんが、一人これから始めようといった風情のおじさんが様子を見ていました。どこにしようかな?とキョロキョロしていたら、この辺りが釣れているみたいだよ。奥の方は良くないみたいとアドバイスをくれました。さらにウドンで釣れているみたいだよとも。ウドンですか…そうですか。今日僕はタピオカもワラビも力玉も持ってきてませんわ。バラケとキヂだけです(笑)。
どこでも選び放題なので、やっぱりいつものところに入ってしまいました。下の写真は前回までの使いまわしではありません。
釣り座を構えました(6:30)
用水の狭いところと広いところの境目と申しましょうか。写真右手が広く、左手が狭くなっています。左手側は浅くなっていて葦のような水生植物が生えている茂み、バス風に言うならドシャローのベジテーションカバーになってます。
いつもここにしてしまうのは、茂みの中でバシャバシャとハタいているから。茂みの際にウキを立てることで、茂みの中に隠れているマブナが外に出てきてエサを食ってくる…と思われる展開が毎度のように起こっているからです。
仕掛けはいつもの通りです。竿が一撃MIZUKIRIの15尺、道糸1号、ハリス0.5号25-30cm、ハリ上下とも改良ヤラズ5号、ウキは旭舟の爛(旧モデル)の3番です。
バラケはダンゴの底釣り夏50cc:段差バラケ50cc:水70cc(目分量)で作り、下バリに食わせのキヂを付けます。
意外に底取りに手間取ってしまいましたが、とりあえずエサを振り込みます。どうにも底がちゃんと取れていないようなので、一投ごとにウキ下を深くして、サワリが出るまでずらしていく手抜き作戦です。
ドンドンずらしていって、ようやくサワリが出始めました。5回くらいウキ下を深くしたでしょうか。これでエサが底に着いたかな~と思っていたら、ウキを持っていくような鷹揚なアタリが出て、初物が釣れました。
アタリが出始めたらウキ下はとりあえずオッケーとして、正面と葦の茂みに近い左側と打ち分けて違いをみてみます。
5匹めまで釣った感じでは、正面と左ではそんなに水深が変わらないようです。左の茂みから魚が出てきて、えさを食べる…という感じもあまり感じられず、正面でも充分に釣れる印象でした。
5匹めからはハイペースになりました。魚がウロウロ泳ぎ回っていて、積極的にえさを食べているような雰囲気があります。やはり朝早起きしてきただけの効果がありました。
しかしこの後はペースダウンです。やはり地合落ちでしょうか。太陽も高く昇ってきて、えさ打ちのポイントも日が差しています。
周りには他のえさ釣りの人も入り、ルアーでブラックバスを狙うお兄ちゃん達も、チラホラ後ろを通っていきます。話しかけると近所にお住まいのようですが、みなさん口を揃えてブラックバスは厳しいです。釣れないですとのこと。僕が言うのも何ですが、近くの釣れない場所に10回通うくらいうなら、遠くても釣れる場所に1回行く方が良いと思うのです。
僕、ここでミミズを使ってマブナ釣りを何度かやりますが、ブラックバスは釣ったことないですと話すと、あぁ、やっぱりという顔をされました。皆さん、ストイックですねぇ。
10匹め以降はポチポチペースになり、やはり左の茂みの中で隠れている魚が時折外側へ出てくる、といった雰囲気のアタリ方になってきた気がします。これでどうにか15匹まで数が伸びました。
午前中で20匹イケるかな?と思って、次のアタリをアワせると、これまでにない強烈なヒキで魚が走り出しました。慌てて手を前に出し、竿を曲げてヒキを堪えます。何が掛かったかな?と寄せてみると、40cmくらいのコイでした。道理で強いハズです。
この後は、次第にマブナの型が小さくなっていきました。この傾向には要因があるのかしら?まぁ、難しいことはあまり考えていません(笑)。
魚がえさを食って泳ぎ出している…ってイメージさせる、ウキをゆっくり斜めに引き込む鷹揚なアタリは、思わずそれっ!って言ってアワせるような、ほのぼの系の釣りですのでね。
お昼に近くなり、午後はせっかくここまで来たのですから、彼女に会いにいくことにして終了です。今日も楽しい思いをさせてもらいました。また来ようっと。
こんな感じで過ごしてました
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