平成のうちにやっておきたいこと
金曜日に宮崎出張が入りました。土曜の朝に解き放たれるので、土日で釣りをしたいと思います。今回対象にしたのはチヌ(クロダイ)です。ルアーでチヌを釣りたいと掲げた目標は達成できていません。平成の世の中のうちにやっておきたいことの一つとして、果たさねばならない宿題なのです(笑)。
13日の朝8時にオリックスレンタカー橘通店で軽自動車のムーブ(ダイハツ)を借りました。事前にビジネスホテルに発送しておいた荷物を車に積んで出発します。最初に向かった先はかめや釣具南宮崎店です。
かめや釣具店南宮崎店に着きました
店員さんにルアーでチヌを釣りたいんですと相談すると、時期的にトップは出にくくなってきたのでワームを使うのがカタいですとの返答でした。場所を尋ねると小丸川(おまるがわ)、一ツ瀬川の名前が上がりました。チヌ用ジグヘッドとワームを買ってお店を出ます。
釣具店を後にして一ツ瀬川へ向かい、GoogleMapをにらめっこしながら、河口周辺を車で走って様子を伺います。国道10号線の橋から左岸沿いに下った辺りで川の様子を窺うと、結構水が濁っていて、台風25号の大雨による増水の影響が残っているようです。
もう少し釣りやすいところを求めて車で走ります。
地図で見る通り、一ツ瀬川の左岸側は、砂州が伸びて入江状になっています。おそらく水深の浅い砂底ではないか?とアタリをつけていました。富田浜公園まで言ってみると、艇庫があってボート漕艇場になっています。なるほど。波が遮られるんですな。
富田浜入江の砂州を走って様子を伺います。ところどころで釣りをしている人が居ますが、ブッコミ仕掛けでのんびり待っているか、長いノベ竿でハゼを釣っている感じです。河口に近い突端付近で車を停めて、釣りを始めます。
今回の道具
ROD: TRASTIC 610-710(SHIMANO)
REEL: STRADIC Ci4+ C3000(SHIMANO)
LINE: ラピノバ 1号(Rapala)
LEADER: エアレーザー2号
砂州が伸びて入江になっているだけあって、砂か泥と足場は良いです。様子見の気持ちもあって、ウェーダーは履かずにウェーディングシューズだけ履いて立ちこまないようにしました。
リーダーに結んだルアーは5gのルアーですが、正面から吹く向かい風でルアーが飛びません。やはりPE1号では無理があったようです。頑張って投げるのですがアタリがありません。みるみるうちにワームが齧られてボロボロにされました。どうやらフグが齧っているんじゃないかな?
ボロボロにされました
正午を回っても芳しくないので、お昼ごはんの物色と場所変更で小丸川へ向かいます。高鍋市内に入って、国道沿いにあった釣具屋さんのつり具10号線本店に寄ります。店員さんにルアーでチヌを釣りたいんですと尋ねると、小丸川の定番はポッパーやペンシルを使うトップゲームなんだけど、台風の影響で増水だし、水が濁っているから難しいねとのことでした。
さらに進んで、国道沿いにあったレストラン小丸新茶屋 高鍋本店でお昼ごはんを食べます。
お腹が膨れたところで、小丸川の下流の様子を伺います。最初に行ったのは高鍋総合運動公園の脇の水門。ちょうど高鍋高校の裏にあたります。ここは水門から水が流れていて良さそうですが、チヌというよりシーバス狙いっぽい感じでした。
左岸にわたって河口へと下り、小丸河畔運動公園の方へ行って、河口の様子を伺います。
河口北側の野球場の脇にある水門から河口の方へ流れる水路がとても特徴的な地形です。
ウェーダーを履いてフライロッドを持って、この水路の中に入ってみたいな…と思いました。浅瀬にチヌがエサを求めて入って来ているなら、とてもエキサイティングなサイトフィッシングができそうな気がします。真夏に来てみたいな~。
結局、ウロウロ歩くだけで疲れちゃったので、早めに宿に入って休むことにします。今回暗くなる時間はやらない、と決めていたので、ライトの類を持ってきていません。宿は高鍋警察署近くの10号線沿いにあるHOTEL AZ 宮崎高鍋店にしました。
ゆっくり休んでから、晩ゴハンはホテルの1階にあるジョイフルというファミリーレストランで食べました。写真も撮ってないので、普通のメニューから選んだってコトしか記憶にありません(笑)実は数日前から不穏だったお腹の調子が、夜半過ぎから本格的に悪くなったので、大人しくしていました。
翌朝はチェックアウトの10時までのんびりしました。せっかく朝マズメに釣りができるように宿を取ったのに、お腹の具合が悪くなったので、無理ができなかったのです。それでも薬を飲んで落ち着いてきたので、しっかり朝ごはんは頂きましたけど(笑)。
のんびり出掛けていくと、ちょうど潮が下げていく時間帯になってしまいました。小丸川の河口へ、ウェーダーを履いて入ります。
10gのチヌボンボンを結んで投げつつ、川の中を歩いて進んで行きます。アタリは何にもありません。2度ほどボラらしき魚が跳ねたくらいで、生命感がありません。穴をふさいだはずのウェーダーの右足に水が入ってきました。トホホイ。
橋の真下まで投げながら歩いて行きましたが、やはりアタリ一つありません。これはダメだ…と、お昼頃に上がって、一ツ瀬川へ転進しました。
昨日通った富田浜公園の脇に、オサレなカフェレストランHatsuneがあったので入ってみると、隣接する民宿がやっているようで、メニューがランチバイキング一択でした。昨晩のお腹の不調もなんのそので、これ幸いとバクバク食べてしまいました。
満腹になったところで、富田浜公園の前、艇庫の対岸辺りから釣りを始めてみます。ここまで来てボウズで帰るのもイヤなので、チヌ用ルアーを脇に置き、ディープクラピーSFTベル(ラッキークラフト)を結んでハゼクラをやります。
沖へ投げて、底に当たったらゆっくりと引いてきます。途中ブルン!と感触があって、慌てて巻きアワセすると、プルプルとヒキが伝わって、なんと一投目で釣れました。ハゼクラって釣れるんだね~。初めて釣ったよ。
わーい!初めてハゼクラで釣りました
半信半疑で投げていたのですが、釣れるともっと!と投げ続けます。ところが後が続かないので、砂州の真ん中辺りへ移動してみました。潮が下げてきた時間帯だったので、泥の足元が緩く、あまり動き回れません。アチコチ狙うならウェーダーが必要だな、とサッサと場所移動します。。
昨日来た先端部に同じように車を停めて、もう一回昨日のおさらいをハゼクラでやります。本命はハゼなんだろうけど、広島で流行ったМリグだってCD-7(ラパラ)で底を引きずるんだから、クランクに食ってきてもいいよねぇ。
なんてなコトを考えていると、明らかにハゼとは違う強いアタリがグン!ときました。ハッシ!と合わせると、ギュン!と強く締め込みます。よもやチヌでは?一体何が掛かった?
岸にズリ上げてみると…キビレきたー!やったー!
小さいですがキビレが釣れました
夢よ、もう一度!できれば今度はデカいチヌで…などと都合の良い考えで、クランクをアチコチ投げまくりますが。もう一匹ハゼを追加しただけでした。
ハゼがクランクで釣れるって、結構ショックです
後が続かないので、先ほど一投目で釣れた艇庫の対岸へ戻ってきました。ところが釣れません。なんで?さっきは一投めだったじゃない?
結局、この後は魚を釣ることができず、17時に終了しました。
終了で~す
宮崎市内に戻ってきてお菓子の日高 本店へ行き、お土産リクエストのあったなんじゃこら大福を買いました。
すんげ~デカい
お茶請けのお菓子を出してくれて、いっぱい置いてあるお菓子に目移りしたものですから、ここでゆっくりし過ぎました。
と言うのも、ボウリング場のビルに入っているスーパー銭湯極楽湯 宮崎店に行きたかったのです。残念ながら時間が無いので湯船にも入らず、シャワーをさっと浴びるだけになりました。
ここに来たかったのは着替えをしたかったのです。帰るだけの恰好になったら、不要な衣類を釣り道具と合わせて発送用コンテナに詰めて布テープで梱包します。空港へ向かう道中のローソンからゆうパックで自宅へ発送しました。これが出張釣行の最大のキモなのです。
レンタカーの返却時間を過ぎそうなので電話で断りを入れると、電話に出たお店のお兄ちゃんの大丈夫っすよ~って軽い返事がありがたかったです。給油をしてから空港脇のレンタカー営業所へ辿り付くと、15分くらい遅れてしまいました。申し訳ない。
返却時間から搭乗手続きまでの時間は比較的余裕を持っていたのですが、レストランは閉店していました。売店でおにぎりと総菜パンを買って晩ゴハンを食べて、空路羽田へ。日曜の晩なので座れるだろうとモノレール&JRで無事帰宅しました。
チヌを釣る人はキビレを厳密に区別することもあり、ルアーでチヌを釣るは未達成なのかもしれません。ただルアー(クランクベイト)でキビレとハゼを釣ったのは初めてで、こんなに身近な魚、釣り場でまだまだやったことの無い釣りがあるのが軽い衝撃でした。
チヌはポッパーなどのトップゲーム、Mリグやジグヘッドのボトムゲーム。ハゼはクランクと釣り方の研究が進んできたのですから、まだまだ新しい方法が見つかる可能性がありますね。
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