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ハコスチって凄いらしい

神流川の上野村漁協へ

2018-12-07

 不意にお休みを頂きました。サラリーマン憧れの平日釣行のチャンス!と釣行先を考えて、群馬県上野村漁協の神流川オフシーズンニジマス釣り場へ行ってみます。昨今の人気釣り場は平日でも混んでいますが、やはり土日よりは遥かにマシだろうとの思惑です。

 上野村漁協では神流川オフシーズンニジマス釣り場にハコスチという大きなニジマスを放流しています。昨今では成魚放流する魚がどんどん大きくなっており、これは他の釣り場やへらぶな釣り場でも見られる状況です。なぜならせっかく放流した魚をカワウに食べられないようにしたいから。だったらカワウが食べ切れないくらい大きい魚を放流しちゃえばいいじゃない!って発想は、養殖技術が上がって大きく育てた魚を運んで放流することが可能になったのが背景にあるんじゃないでしょうか。
 ともあれ群馬県自慢のハコスチを一度はやっつけて(やっつけられて?)やろうじゃないか、と勇躍行って参りました。

ここに受付があります
川の駅 上野です

 朝、自宅を出発し、9時過ぎに川の駅上野に到着しました。受付をすると13番目だそうです。平日なのに皆さん熱心なんですね。事務所脇から車で降りていくと、既に何台かの車が停まっていました。並びに停めて釣りの準備を始めます。

結構先行者が居ます
駐車場です

今日の道具
ROD: FrequentFlyer 905-7 9ft #5(ORVIS)
REEL: Evotec clw-x 2-six(LOOP)
LINE: GPX WF5F(Scientific Angler's)
LEADER: AKRON Standard 9ft 4x(TIEMCO)
TIPPET: SuperTippet 4X(VARIVAS)

 気温が高いようであまり寒くありません。ナイロンウェーダーでも良かったかな…と思いつつ、ネオプレーンウェーダーを履いて川に入ります。とりあえず下流へと歩いて行きました。

 しばらく開けた区間が続き、川を覗き込んでも魚の姿は見えません。人気が無くなって、大きくカーブする流れになると、少し足場が悪くなってきました。そこで初めて魚の姿が見えました。

 ドライフライを結んで投げてみたのですが、魚が上を向く素振りが見えません。やっぱりドライは厳しいかな?と思い、インジケーターを付けたルースニングの仕掛けに変更しました。
 何度かフライを流してみても反応しません。これは手厳しいや、と下流へ下って行きます。

いかにもな流れです
ここは居るでしょ?

 川の流れが護岸に接し、付近に大岩がある辺りにやってきたら、ここでも魚の姿が見えました。管理釣り場チックだよね…と、フライを自作のショッキングピングのグローバグヤーンで巻いたウェイテッドニンフに替えます。まさピンクって呼んでますが冬の管理釣り場の実績フライです。
 魚の姿が見える辺りを流してみると、インジケーターがすっと引き込まれました。スワ!と合わせるとフッキングして、魚が左右へ泳ぎ回ります。じっくりヒキを楽しんでから無事取り込んだのはなかなかのサイズのニジマスでした。

丸い尾びれがちょっと残念
結構デカいよ?

う~ん、いいねぇ
なかなかの顔つきです

 これくらいがアベレージサイズなら確かに良型揃いでしょう。ご自慢のハコスチはもっと大きいのが居て、竿を折られたって話もあるらしいので、まだまだお子様と言ったところでしょうか。

 これに気を良くして、どんどん下流側へ釣り下ります。が、後が続きません。アタって手に感触だけを残してバラしてしまった…というのが2度ほどありました。残念。
 そのまま区間最下流部までやってきました。

開けた瀬になっています
区間最下流部からの景色

 最下流部まで行ったら、川から上がって途中まで道を通って上流へ向かいます。お墓のあるあたりから再び川に入って、大きな淵までやってくるまでに、急に大風が吹き始めました。さながら台風のような強い風でフライフィッシングをやる気にならないくらいです。
 仕方が無いので、大きな淵の上流からフライを流し込むような釣りしかできませんでした。ここには怪獣のような巨大な魚の姿も見えたんですが、アタリ一つありませんでした。

 すっかり心が折れてしまって、さらに上流に歩き、駐車場まで戻ってきました。この頃で14時頃。15時が終了の目安だったと思うのですが、駐車場の上流側へ行く気力も残っていなくて、早アガリとしました。というのも強風で枯葉が落とされて、水面を盛大に流されているのです。冬場の川釣りってほとんど経験が無い(普通は禁漁期だから当たり前だけど)ので、こんなとこにも障害があったとは…。勉強になりました。

 また浅い瀬では結構なサイズの魚が二匹ペアリングしていました。そーっと近寄ったらイヤーン!と逃げられてしまいました。出歯亀は嫌われるってコトですね(笑)
 それはさておき、産卵の気配が出てきた魚もまた、食性だけでは釣り切れない独特な動きになってきます。このあたりの攻略もまた、この時期特有の課題と言えますね。

 やっぱりなかなか甘くないというのが率直な感想です。C&Rを繰り返されているので、容易に食ってくれないのは悩ましいところですが、何より大きな魚の姿が見えるというのは嬉しいですね。禁漁期にフライフィッシングができる釣り場の存在はありがたいですねぇ。

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