長井漆山港の丸伊丸へ
毎年恒例になっているシイラ釣りにお誘いを頂き、神奈川県の長井漆山港にある丸伊丸から出船しました。
恒例となると昨年と同じも面白くないので、何かしら考えてテーマを立てるのが常です。今年は
1.カツオを食べたい。
2.叶わなければデカめのシイラを食べたい。
3.それもダメなら少しはお土産になる魚が欲しい。
4.バンブーで獲るのをGoProで撮ってインスタ映えを狙ってみる。
としてみました。
午前2時に同行のエノさんが迎えに来て出発し、漆山港に4時到着しました。事前の天気予報では曇で、北の風が強く吹く予報でした。波が立つとナブラやトリヤマが見えないんだよなぁと心配しつつ出船です。
頭が見えているのはどこの山?
やったるでぇ、のエノさんとムラカミさん
6時前頃到着したブイで釣り開始です。なんだかんだ朝のうちだけ釣れて、太陽が高くなったら結局お昼寝モードってのはよくある話なので、ルアーでさっさとキープサイズのシイラを狙っちゃいます。ところがさっぱり魚の姿が見えませんでした。
次に向かったブイでドラドスライダー(ダイワ)をブン投げて、水面を速曳きしたらドパン!とシイラが食ってきました。合わせたら糸が盛大に出ていくので、ドラグがユルユルだった…と慌てて締めて、改めて合わせると、もう感触がありませんでした。やっちまった…(泣)。
このすぐ後に、お隣の方にメーターオーバーのシイラが掛かりました。やっぱりチャンスは逃しちゃダメよね。
その後、ブイをいくつか回っていきますが、散水しても魚の姿が見えません。他の人に1~2回ヒットがあったようですが釣りあげられませんでした。
時折、ショアラインシャイナー(ダイワ)を使って水面下も狙ってみたのですが、追い掛けてくる姿も見えませんでした。
その後、シイラのバイトを得ることなく、サバをお土産に確保しよう、と江の島沖にやってきました。
自作ライトジギングロッドを取り出し、メタルジグのシーフラワー25gを落とします。船長曰くタナは10mとのこと。15gまで落としてしゃくると、早々に釣れました。
釣れました
強い風で船がドンドン流されているし、ジグも軽いから、おそらく10mも沈んでいないんじゃないか?と思いつつ、もう一度メタルジグを落とすと、たちまち2匹目が釣れました。もしかしてこれはイケるんじゃね?と船長に断って、ガミーミノーを結んでおいたフライロッドを取り出しました。
これでいってみよう
フライラインがWF-8S Type3(と思う)なので、大ドモからラインをフリップしながら全部出します。船が流されて、ラインが引っ張られるようになったら、20回素早くストリップして、アタらなければまたラインを全部出します。キャストしないでリトリーブするだけの釣りです。
どうやらアジを狙っている船のコマセにサバが付いているようです。エサ釣りの船の近くに船を立て直すとサバが釣れる、という分かり易い状況で、立て直した後の一投めにのみバイトが2回あったのですが、途中でバレてしまいました。バラシが続くものですから、ふと思い立って、フライをタングステンアイの付いたクラウザーミノーに変更します。
最後にアジ釣りの船に近づいた時にフライを投げ入れたのですが、向こうの船長がいっぱいサバが付いてるんだ。全部釣ってくれよ(笑)と言ってたので、船長同士で挨拶をしていたようです。程なく船が動き出したので、あ、回収なのね…とリールを巻き始めたら、何だか感触がヘンです。よく見るとリールのブレーキが弱くてラインを巻き取れずに空回りしています。ブレーキを締めると、遠くでサバが水面に浮きました(笑)。
釣れました
ちゃんと咥えてます
釣り方を工夫して何とかアタリを出しても2回もバラしたのに、回収時のラッキーパンチは取り込めちゃうなんて、何だかなぁ…と思いますが、お手製バンブーロッドにサバという新たな戦果が加わったのでヨシとしましょう。
同宿の僚船には奥山文弥さん(東京海洋大学客員教授)がスクールを催していたようで、帰港後、朝から気になってたんですが、それって竹竿ですか?何番指定?と声を掛けてくれました。そうです。竹です。8番で作ってますと答えると、竹竿で釣るなんて粋ですねぇと褒めて?くれました。いやいや、只の変態ですと答えましたが、そんな褒め方をしてくれる人とはお友達になりたいです(笑)。結局、名刺をお渡しするチャンスも得られなかったので、またどこかでお会いした時に。
15時過ぎ、無事帰宅し、なんとかサバを冷蔵庫に放り込んだところで力尽きて寝てしまいました。
翌日、彼女がやってきたので、サバは晩ゴハンに塩焼きで頂きました。秋のような脂は望むべくもないのですが、さりとてパサパサというわけでもなく、美味しいと言ってくれました。
ここのところ釣った魚を食べてないなぁ~?と云われていたので、海の幸をお届けできて良かったです。そろそろ釣りに行って来いと催促されるようなら一安心ですね。
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