ブルックトラウトに会いたくて
毎年6月の第1週の週末は湯川釣行と心に決めているのですが、2020年は新型コロナウィルスの流行により、釣行できませんでした。埼玉県の越県移動の自粛要請は6月19日(金)にようやく解除になりましたので、遅ればせながらブルックトラウトに会いに行きます。
9時半に自宅を出発し、東北道を通って日光道へと進むと、なんと一般の入り口が閉鎖され、ETC用入口のバーが上がったままになっています。看板を見ると週末に無料開放をしているとあり、コロナ禍で酷い影響を受けた観光客を誘致するための措置のようです。
清滝出口まで進み、いろは坂を登って中禅寺湖畔を抜け、戦場ヶ原を通り、湯滝レストハウスへやってきたのは11時半でした。
お馴染みの湯滝です
レストハウスの魅力的な看板
レストハウスで釣り券(午後券)と飲み物、釣り終了後のオヤツとしてよもぎ豆大福を購入し、釣りの準備を始めます。今回は3月に買った竿、ユーフレックス・インファンテ 813-6 NSF(ティムコ)を使いたくって仕方が無かったのです。
今日の道具です
ROD: EUFLEX Infante 813-6 NSF 8ft1in #3(TIEMCO)
REEL: Alltmor 100D(DAIWA)
LINE: Ultra3 DT-3F(Scientific Angler's)
LEADER: AKRON LDL 6X 15ft(TIEMCO)
TIPPET: SuperTippet 6X 2ft(VARIVAS)
ポツポツと雨が落ちてきたのでカッパを着て、竿を持って歩き出します。レストハウス脇の遊歩道入口から入って、ずんずん下っていくと、普段よりすれ違うハイカーが少ないです。雨は降って来ないものの、こんな天気じゃね…と思っていたら、小滝下の階段で遊歩道が通行止めになっていました。
橋の下流側に入っていた人がルースニングで釣りあげてました。川原に降りて後ろを通って下流へ進む際に、釣れましたねと声を掛けると、初心者なんです。この魚何でしょう?と見せた魚体は、お腹のオレンジが綺麗なブルックでした。イイナァ。ウラヤマシイ。
川通しに下ると再び遊歩道に出たので、小田代橋を目指して歩くと遊歩道が崩れています。
昨年の台風の被害かしら?
もうすぐで小田代橋というところで先行者がいたので、踵を返してもう少し上流から川に入ります。13時頃になっていました。
ロングティペットとあって、14番くらいのパラシュートを結び、キャストを始めようとしますが、案の定、長いリーダー+ティペットに手を焼きます。リーダー+ティペットを全部トップガイドから出したらフライが足元に引っかかり、フライラインがトップガイドに入ってしまうとスルスル落ちてくるって例のアレです(苦笑)。
ただ投げ始めてみると、竿は特に変わったこともなく素直な感じで使い易いです。長いリーダー+ティペットでも程よくターンし、程よくスラックを作ってくれます。メーカーがロングティペットリーダーの入門に最適と謳うだけのことはあるなぁ、と思いました。ただ、フライが着水した?と思ったその後に着水するタイミングと、この辺にフライが落ちるかな?という場所からズレる、予測というか感覚の違いはありました。これはロングティペットリーダーに慣れていくしかありません。
釣り始めると、数投目で小さい魚がフライを突いてくれました。残念ながらハリ掛かりしませんでしたが、その周辺で3回くらい出てきました。
バイトシーン(12sec)
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Win : WMV(7,024KB)
この後、トラブルのたびにティペット、リーダーが短くなっていき、結局12ftくらいになっちゃったんじゃないかな?と思います。次第にトラブルは減っていったのですが、魚からの反応も最初だけで、後はサッパリになったのは、ロングティペットの効果だったのか…?
これまで2度も補修してもなお、右足の浸水が止まらないウェーダーだったのですが、この日、いよいよ左足にも水が入るようになってしまいました。まだまだ全然使ってないような気がするのですが…。
靴下部分に水が溜まってタプタプ音がする状態で遊歩道を歩くと、足がなんだかとても疲れます。コロナによる在宅勤務で運動不足になった体が原因だという指摘はひとまず置いときましょう(笑)。
小滝の橋の下まで戻ってきましたが、ここまでライズを見かけませんでした。お腹が空いてきたのでひとまず湯滝レストハウスに(14時半頃?)戻って来て、お昼ゴハンを食べます。
食事ってやってます?と尋ねるとすみません。食事はやってないんですよ。団子と鮎だけで、あとはカップラーメンになっちゃいますとのこと。やはりコロナの影響でお客さんが来ていないんでしょうね。ということで柚子味噌団子を注文します。
柚子味噌団子です
ここの他に柚子味噌の団子って知らないんですけど、すっかりお気に入りです。バクバク食べちゃったので団子だけではお腹が物足りないと云ってます。鮎の塩焼きをチラ見したものの、これでも物足りない気がするな…と、デイリーヤマザキでカップヌードルを買って、お湯を貰って食べることにしました。
カップヌードル
食事を終えた頃、ゴロゴロと雷がなりました。売店のおじさんはもうあがった方がいいよ?と声を掛けてくれたので、じゃあ、湯滝を観光がてら覗いて終わりにしますと、湯滝の下へおりていきます。
湯滝下の流れ
ふと見ると、以前にニジマスを釣ったことのあるポイントが空いていました。その後雷の音は聞こえないので、川へ下りて、マーカーを付けてニンフを流してみます。しばらくすると外国人観光客が遊歩道の手すりにもたれて、僕の背後に貼り付いてしまったので、早々に移動しました。いや~ん、見ないで。
少し下流のポイントへ移ると、この日にしては珍しく小さい虫が目につきます。これなら…?とミッジを流してみたのですが魚からの反応はありませんでした。
結局、再び場所を移動する気力もなく終了としました。疲れた足を引きずって、車に戻ってきたのは16時頃。イブニングはこれからという時間ですが、遊漁券と一緒に買ったよもぎ豆大福をオヤツに食べます。
いただきま~す
後片付けに取り掛かり、ウェーダーを脱ぐと盛大に水が落ちてきます。こりゃダメだな、と決心が着きました。隣の車の釣り人も帰ってきたので様子を聞くと、芳しくなかったようです。
17時頃帰路に着き、戦場ヶ原展望台の前にある三本松茶屋へ寄り道して、お土産を購入します。
クラフトビールと湯葉を買いました
いろは坂を下った辺りで疲れを感じたので、馬返下のファミリーマートで仮眠をとりました。19時頃、電話で起こされたのですが、ちょうど良い頃合いと再び出発して日光道→東北道へ。佐野SAでお土産を購入しました。
柚子味噌餃子を買いました
冷凍の餃子を買う想定は無かったのでクーラーボックスを積んでいません。溶けてしまう前にと、さっさと走り出して無事帰宅しました。もちろん真っ先に餃子を冷凍庫に放り込みました(笑)。
ブルックトラウトへのご対面は叶わなかったので、なんだか美味しそうなものの食べ歩き&買い出しみたいになってしまいました。新しい竿の使用感は悪くなかったので、今回は運動不足のリハビリと考え、近いうちに再釣行したいと思っています。
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