用水路で小鮒と戯れる
2025年のゴールデンウィークがやってきました。僕の住む埼玉県ではゴールデンウィークに田植えが行われるので、水田に水を供給するため用水路の水が増えます。このタイミングで活性が高まるマブナを狙って、お気に入りの釣り場を訪れるのを年中行事としています。
ひょんなことから見つけたのは彼女が住む町にある用水路です。流れは無く、ほぼ細長い池状態。その中のホンの小さなポイントで慎ましくも楽しく遊ばせて貰っているので、僕は桃源郷と呼んでいます。
11時頃に家を出て、12時時頃に釣り場近くのコンビニに到着し、イートインスペースでお昼ゴハンを食べたら、いざ釣り場へと向かいます。
車を停めたら、竿ケース・防水バッグ・釣り台を持って良さげな所を探します。毎回今日は新規のポイントを開拓するか…?と頭をよぎるのですが、いつものポイントが駐車場所から近いので、遠くまで歩く気になれないのです(笑)。だって毎回不満が無い程度には釣れていますし、いつ見ても良さげなんです。ここ。
釣り台を設置したら、まず始めにタモ網を出すのが僕の準備の手順なのですが、ここでタモ網を忘れたことに気付きました。あちゃ~。大きな魚が釣れないことを祈りましょう。
取り出す竿はいつもの一撃MIZUKIRI15尺(ダイワ)です。今日もこの竿しか持ってこなかったので、新規ポイントを開拓する気は初めから無かったのかも知れません(苦笑)。
繋いだ仕掛けは道糸1号、ウキ旭舟欄3番、ハリス0.5号18-23cm、上鉤バラサ6号、下鉤が改良ヤラズ4号です。
ウキ下を調整すると水深はおよそ60cmくらいと思われ、例年より5cmくらい水位が高いかな?と感じる程度です。バラケエサがバラケマッハ100cc:ダンゴの底釣り夏100cc:水40cc(目分量)で作りました。食わせエサはキジ(シマミミズ)です。マブナ狙いなのでもちろんバランスの底釣りです。
エサを打ち始めて4投目でウキにサワリが出始めます。こんなに早く反応してくれるなんて嬉しいねぇ、有り難いねぇと期待を寄せた次の振り込みから、ウキが大きく揺れ出します。
まだまだ!ウキがぐーっと持って行かれるまで我慢!とウキを見つめ、ズボッと水中にウキが引き込まれたところであわせると、ググッと竿先を絞る心地よいヒキが伝わりました。
釣れたのは手のひらくらい、全長で15cm程度の可愛い小鮒です。今年もキミに会えてオッチャンは嬉しいよ。
その後はずっとウキが動き続けました。ツツーッと横へ引っ張ったり、グーっとゆっくり引き込んだりと大きく鷹揚なウキの動きがマブナ釣りの醍醐味ですね。
彼女にLINEで写真を送って釣果を報告しているともうすぐ雨が降り出すらしいよ?との情報を頂きました。Yahoo!天気の雨雲レーダーで確認すると20分後に雨が降りますというではありませんか。慌てて道具を片付けて車に戻ったのでした。
結局その後、雲の通り道から外れて雨は降らなかったのですが、もう釣りは終わりにして彼女を迎えに行きましたとさ。
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