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これまでマス類の渓流や湖とかアユなどの解禁日に釣行したことがありません。早い者勝ちのポイント争いが苦手な性分が理由ですが、事前予約制で人数が決められている菅沼とあらば話は別物、その解禁日は興味津々です。スレていない魚がたくさん釣れるのでは?と期待を込めて申込をしてきましたが、今回初めて当選して釣りができることになりました。
7時半に菅沼キャンプ場に到着したら駐車場は車でいっぱいでした。事務所で受付をし、遊漁料が2,500円、ボートのレンタル料金が3,850円の計6,350円を支払います。ここは岸からの釣りが禁止です。
キャンプ場にあるカートを借りて荷物を船着き場まで運びます。他のお客さんたちは受付前に荷物を運び込んで、準備を終えていたのでしょう。既に沖に漕ぎ出しています。
エレクトリックモーターをセットし、荷物を載せて、ボートを沖に出してから、釣具の準備をしていなかったことに気付きました。ボートが風に流され岸に着いたまま、竿に糸を通して仕掛けを作ります。
今日の道具
その1 ドライフライ用
ROD: Frequent Flyer 905-7(ORVIS)
REEL: EVOTEC CLWc 2six(LOOP)
LINE: GPX WF5F(Scientific Angler's)
LEADER: Standard 3x 9ft(VARIVAS)
TIPPET: SuperTippet 3X 3ft(VARIVAS)
一番やりたい釣りのタックルです。湖をウロウロし魚影を見付けたらすぐに投げてパックリと食わせる出会い系サイトフィッシングが今日のお目当てです。
その2 ストリーマー/ハーリング/BS用
ROD: TRIDENT 906(ORVIS)
REEL: BATTENKILL DISK 5/6(ORVIS)
LINE: Powerflex ShootingLine int(RIO)
HEAD: Wetcel UniformSink ST7S Type4(Scientific Angler's)
LEADER: Metal Leader 5ft 0x(Lanakini Works)
TIPPET: SuperTippet Fluoro 3X(VARIVAS)
沈むシューティングヘッドを巻いたタックルで、3パターンの釣りを想定しています。
前掲のドライフライで釣れない時には、岸に向かってキャストしてストリーマーを引っ張る釣りをします。今回は5フィートのメタルリーダーを繋ぎました。
ポイント大移動の時には、竿を出してストリーマーを流しながらエレキでゆっくり進むハーリング(フライフィッシング版トローリング)を試します。過去には70cm級のニジマスを釣ったこともある、有力な方法なのです。フライが浮きやすいのでこの場合もメタルリーダーを使います。
そしてどうしても釣れない時はボウズ逃れでBSをやります。出船場所の目の前の浅場に魚が溜まっていて他のポイントがダメな場合は船団の中に分け入ることになるでしょう。普段はエアフロのポリリーダーを使っています。
さて準備が整ったので出船だ!と沖を見ると、ボート置き場の浜のすぐ沖に船団ができています。ここは浅場でカケアガリもある良い地形であり、この湖岸で放流された魚がすぐ沖のこの辺りに居付くことを皆さんご存知なんですよね。
さてどうしたものかと思案した結果、ボート置き場に近い国道側の脇に僅かなスペースを見つけて入れさせて貰います。
アンカーを入れて、手に取ったのはトライデント&バテンキルとシンキングラインの道具です。国道側の岸に向かって黄色のウーリーバガーを投げて引っ張ります。
何度か投げて引っ張って…を繰り返すうちに、ググっと引っ張られました。
掛かった途端バーン!とジャンプして、右へ左へと泳ぎ回りながら計4回跳ねました。つくづくニジマスってグッドファイターだよなぁと思わされます。右へ左へ泳ぎ回る魚をいなして無事ネットイン。菅沼名物の即席生け簀に移して写真撮影します。
一匹釣って満足したので、船団から離れて出会い系サイトフィッシングへ向かいます。アンカーを上げ、水中を覗きこみながら国道側の岸に沿ってボートを進めて行きます。
清水沼との水路の方から吹いていた風が次第に強くなってきたので、一気に清水沼との水路付近まで進みます。
水路の辺りでダブルハンドロッドを振ってスペイキャストをしている人が居たので、近づかないようにボートを回してサイトフィッシングのスタートです。風に吹かれながらゆっくりボートを流して国道沿いの岸際を覗いていきます。
14番のエルクヘアカディスを結んで手に持ったまま、岸際をゆっくり進んでいくうちに魚の姿を見掛けたらフライを投げます。2回ほど魚の姿を見つけてフライを近くに落としたのですが、さっぱり見向きもしません。む~、手強い。
風に吹かれるうちにボート乗り場の近くまでやってきたので、もう一度清水沼との水路付近まで戻りますが、今回は戻るついでにハーリングします。さっき一匹釣ったウーリーバガーを流しながらゆっくりボートを進めます。
残念ながらハーリングでも魚がヒットしなかったので、水路付近から出会い系サイトフィッシング第2ラウンドを始めます。
第2ラウンドでは1回魚の姿を見掛けましたが、2回巡ってどうにも魚が上を向かない、水面の虫に興味を示さない感じが伝わってきました。近くではたまにライズもあるのですが、ごく僅かなようです。
2巡目終わりのハーリングではフライを替えてみました。ずっとフライボックスの中に入っていたミッキーフィンです。
ハーリングでも全く異常が無かったので(泣)出会い系サイトフィッシング3巡目に入ります。
3巡目はフライをピンクプーキー(バッタ)に替えてみました。陸生昆虫を食べる時期にはまだ早いのですが、とにかく魚にフライをアピールさせたかったのです。ところが3巡目には魚の姿を見つけられず。警戒させてしまったかなぁ。
3巡目を終えた後のハーリングもミッキーフィンを引っ張りますが全くアタリがありません。
ココロもカラダも疲れてしまったので、菅沼の奥の水路の脇にボートを停めてお昼寝します。ちょうど水路を抜けた風が巻いて岸に吹き付ける場所だったため、ロープもアンカーも不要で岸の同じ場所に着けていられました。
1時間ほど寝てスッキリしたところで山側の岸沿いをハーリングしていきます。ここから先のフライはスプルースです。
スプルース
途中で一回ガッ!とアタって慌ててアワせたんですが、すぐに感触が消えました。正直魚だったか根掛かりだったか分かりません。確認のため仕掛けを上げるとフライの結び目から糸が切れていました。糸の先がすこしクルンとカールしていたため、根掛かりだろうと思います。
風に吹かれながらボート乗り場前にやってきました。ここまで岸沿いを進んで魚の姿はまるで見掛けませんでした。まだ魚が岸沿いの水面をウロつく時期ではないのでしょう。
(一匹釣っているけど)ボウズ逃れの方法として、ボート乗り場側の浅場のカケアガリをBSをやりたいけど、他のボートが停まっていて入る場所が無いのです。中央のスペースになんとか入らせてもらってアンカーを打って仕掛けを作っていたら、これから投げようという場所にボートが入ってきました。しかもなぜかダブルハンドの竿をブンブン振ってます。
これじゃあ魚を釣る前に僕が釣られちゃうとアンカーを上げて場所を替えることにしました。しかしフォルスキャストで他人に威嚇して追い払うとは今まで思いもしなかった手口です。
もうちょっと沖に場所を替えて、アンカーを打って釣りを再開します。扇状にキャストして底に何かないか探ってみますが、感触がほとんどありません。
BSスカッドを曳いて反応がないならポイントを替えるべき、との判断になるのですが、相変わらず良さげなポイントにはボートが泊まっていて身動きが取れません。風もさらに強くなってきましたし、今日はここまでかな?と17時の終了時刻を迎える前の16時過ぎに納竿しました。
荷物をボートから引き上げた後、スタッフの方とお話ししたところ、放流は一週間前とのことでした。ウブな魚が騙されてくれるかな~?と期待していたのですが、魚はまだ放流場所の近くに溜まっており、岸沿いまで移動してエサとなる虫を探す魚は少なかったようです。この様子だと夏を越えて秋口あたりが一番魚と出会えるんじゃないかな?と感じました。
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