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琵琶湖にカヤックで
浮かんでみる

ルアーでブラックバス釣り

2026-09-20

 この春から折に触れて帰省している機会を使って、琵琶湖で釣りをしたいと思いました。当初、フロートチューブで釣り計画を進めていたので、ホムセンコンテナにフロートチューブやフィン、ポンプなどを詰めて、あらかじめ実家へ宅急便で発送しておくなど準備を進めていました。
 ところが夏の暑さに耐えかねて機会を逃し続けているうちに、2015年以来11年振りとなる5連休のシルバーウィークがやってきました。この連休をどう過ごそうか?と考えるうちにそうだ!琵琶湖に行こう。カヤックを浮かべてブラックバスを釣ろうと閃きました。

 18日(金)帰宅後に出発の準備を進め、愛車パジェ郎に荷物を積み込みます。実家までのロングドライブも少なくともここ10年は記憶に無いほど久しぶりです。深夜割引が適用される24時以降に東名道東京(瀬田)料金所を通過するように、と考えていたのですが、自宅を出発したのは既に日付が変わった0時半になっていました。

 首都高5号池袋線の戸田南入口から乗って、長い有料道路の旅路が始まった途端、深夜とは思えないほど多くの乗用車が多く走っており、さすがはシルバーウィークを実感します。
 東名道下り線は大井松田IC~御殿場ICが混んでいるとの情報を受け、海老名SAで休憩しトイレを済ませました。渋滞は一度停車するほど詰まりましたが、次第に流れ出してほっと一安心。しかし深夜2時頃に渋滞が発生しているとは、先が思いやられます。

 御殿場JCTから新東名道に入って、延々と120km/h制限区間を走ります。見通しも良いしペースも速いし走りやすいのですが、こちらも真夜中とは思えないほど交通量がありました。何といっても途中のPAやSAが大混雑で、本線車道から外れる導入路にまで順番待ちの車が並んでいるほどです。不用意に並ぶと延々と待つハメに遭う恐怖の光景でした。

 静岡県を抜け愛知県に入り、新東名道は第二東海道へと繋がり、伊勢湾岸道へと進みます。名古屋を過ぎた辺りで夜が空けて、四日市JCTの先からは新名神道となって鈴鹿PAで休憩します。まだ早朝なのにとても混雑していて、たまたま空いた隙間に停められたのがラッキーでした。海老名SA以来のお手洗いをすませ、コンビニで朝ゴハンのおにぎりとパンを買って食べました。

 新名神道は初めて通りましたが、こちらも明るい見通しの良い道で走りやすかったです。草津JCTから名神道に入るもすぐ京滋バイパスへ切り替わります。こちらは宇治のトンネルで若干の渋滞がありつつも、大山崎JCTから再び名神道へ戻ってきました。ここからは慣れた道を吹田ICまで走り、8時半頃、実家へ無事到着しました。所要時間は8時間程でした。

パジェ郎
久しぶりのロングランでした

 19日(土)は仮眠と実家の片付けで一日が過ぎてしまい、当初の目論見は何もできなかったので夜通し走ると翌日が潰れてしまう本末転倒?なコトになりました。とはいえ、もともと移動には一日掛かるものであり、徹夜明けのその日に予定を入れる方がそもそも無理筋だったと考えれば、無事に深夜割引でお得に走れたと解釈すべきですね(笑)。

 いざ釣行の20日(日)がやってきましたが、なんと台風25号の影響で風速5mの強風の予報で、とてもカヤックを出せそうにありません。すっかり肩を落とし、夜が明けた朝5時頃にようよう自宅を出発して琵琶湖へ向かいます。

 夏前に琵琶湖でフロートチューブに乗ってブラックバスを釣りたいと3種類のAIに尋ねていました。釣り場を選ぶ上で条件としたのは、①フロートチューブでのエントリーが容易であること、②湖上でとっぷりと日が暮れても危険が少ないこと、③ウィード(藻)がメインのポイントです。するとまさに三者三様の回答が返ってきました。
 結局夏の終わりにフロートチューブではなくカヤックとなりましたが、エントリが容易であるのはカヤックでも重要な要件なので、回答をそのまま参考にしました。。

  ChatGPT Gemini
(Google)
Agent i
(Yahoo!)
釣り場 木浜(このはま)
~赤野井
(南湖東岸)
奥出(おくいで)湾
(北湖西岸)
長浜・田村
(北湖東岸)
拠点 赤野井3 南駐車場 奥出浜園地 湖岸緑地 田村-2
所要時間
(想定)
1時間10分~50分 1時間50分
~2時間40分
1時間40分
~2時間30分

 この中から選んでやってきたのは奥出浜園地です。湖西道路の交通量が多くて2時間半も掛かってしまい、到着したのは7時半頃でした。

奥出浜園地
やってきました

 奥出湾はこじんまりとまとまっていながら、アシ浜、ウィード帯とバラエティに富み、楽にエントリできる小規模なスロープがあって、とても良さげな感じです。気に入りました。ぜひ釣りをしたいところですが、すでにビュービューに風が吹いていて、カヤックを出したらあっという間に流されて、ロクに釣りにならないこと明白です。

動画

風の様子
風の様子(6sec)

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PC : MP4(1.5MB)

 仕方がないので今回使おうと思っていたタックルを持ち出して、陸から投げてみる&引っ張ってみるテストをやりました。

ルアータックル
タックル

ROD: 3201ML スピンキャストロッド 5ft(リョービ)
REEL: '08メタニウムMgDC7(シマノ)
LINE: マシンガンキャスト16lb(サンライン)
LURE: 出目金クローラー(turboR)

 使うのは職場の後輩turboR氏から頂いた、彼のお手製ルアー出目金クローラーです。氏自らCADを駆使して作った力作で、3Dプリンターによってボディ成型されたこのルアーは、実のところナマズ用に開発されました。
 とはいえ糸で引っ張った際の動き(アクション)は、ブラックバス用ルアーの往年の名作クレイジークローラー(へドン)のように、水面をバタバタとクロールで泳ぐのですから、きっとブラックバスにも効果があるはずです。

 他にもジッターバグの様なカップ型やジグスピナーなどを製作しており、一部はメルカリで購入することも可能です。興味のある方は覗いてみて下さい。

 このルアーはステンレス製の金具を採用しているため自重が34g(約1-3/16oz)あり、僕の手持ちの中で最も適正のある竿はルアー重量指定10~30gの5本継グラスファイバー製でした。およそ40年くらい前の骨董品に装備されているのはハードガイド(ガイドリングが入っていないワイヤーだけのガイド)なので、PEラインの使用には不向きです。よってリールにはナイロンライン16lbを巻いてあります。

動画

試投の様子
試投の様子(40sec)

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PC : MP4(72.8MB)

 風の中を投げて巻いてみました。竿の力は充分で、34gの重さを背負って投げるにも特段の問題は無く、ちょうど良いと思う感触でした。ラバーガングリップは片手投げ専用なので、早々に右手が疲れてくるのが(僕の体力的な)ウィークポイントです。握力が無くなってきたので、左手でパーミングして支えながら投げる方法を、両軸受けリール歴40年目にして新しく編み出してしまいました(笑)。

 グラスロッドらしく、ルアー射出時のスピードは決して速くはなくて、飛距離が出るような反発力はこの竿にはありません。後ろに振りかぶる時にルアーの重さを感じつつ竿を曲げてから投げ出すので、向かい風の中でも力強く飛び出しますが、射出後は急速に押し戻されている様子でした。

 リールのセッティングは遠心ブレーキをきつめに、DCブレーキは一番効くWindモードに合わせて使いました。飛距離は抑えめながら、ブレーキは優秀でバックラッシュは皆無でした。DCってやっぱり凄い。強い向かい風の中、ナイロンライン16lbを使ったのも良かったのかもと思います。

 ルアーを手渡された当初は、スプリットリング2個を繋いでダブルフック(2本鉤)を装着してありました。藻や草への引っ掛かり防止を少し犠牲にしてもフッキング率向上・バラシの削減に振ったセッティングなのでしょう。
 特に横幅がある(太い)ルアーですので、小さいフックではフッキングする率が下がると思います。シャンク(軸)が長く、ゲイプ(軸とハリ先の幅)が広い物を使いたくて、ツインSP-MH(ガマカツ)3/0(廃版)を付けました。

 投げて巻いてみると、ほぼ毎回きちんと動き出してアクションは上々です。ところがウィードに引っ掛かると途端に動かなくなって、あれれ?と心配させられました。ダブルフックを付けても、羽根の付け根の金具に引っ掛かってしまうのですね。思った以上にウィードに弱いことが判明しました。

 お腹側にも同じハリの同じサイズを付けたのですが、糸に絡んでしまったり、胸鰭に引っ掛かったりと少しトラブルがありましたので、お腹側は少しサイズを下げた方が良さそうです。
 またもっと軽いハリだとクロールにメリハリが出たり、ウィードの上を掻いて泳ぐかもしれません。もっとアレコレと試す余地がありそうです。

 あと欠点というか短所というか弱点というか…このルアーは全高全幅があるので、僕の愛用のタックルケースStowAway3600(PLANO)に入らないのです。メイホウのバーサスVS-3020シリーズに外寸が同じ、かつ深さがもう少しあって、コマが大きいモデルVS-3020NDDMがあると聞いて買ったものの、やはり収まりませんでした。結局実家のキッチンからZiplocの食品コンテナを持ち出して、個別に格納するVIP待遇となりました(笑)。

VIP待遇
コンテナに個別格納するVIP待遇

 ひとしきり投げて巻いて素性が分かったところで終了としました。車に乗って走り出したのは10時半頃だったでしょうか。帰り道の途中だしちょっと様子を見て行こうと、もう一つの候補地だった湖岸緑地 赤野井3南駐車場へ向かいます。
 奥出浜を出て海津を回り、国道161号線へ戻って南へ走ると対向車線、さっきまで走ってきた道がめちゃくちゃに混んでいます。来るのが一時間でも遅れていたら、この渋滞に巻き込まれていたのか…と考えると、背筋に冷たい汗が流れ落ちる思いがします。早めに来て早めに見切りを付けて良かった。

 湖西道路の真野ランプで降りて、道の駅びわ湖大橋米プラザへ寄り道します。レストランのメニューを覗いたり、バカデカいお団子にビックリしたり、とひやかしながら、湖鮎の油漬け・近江牛カレー・イチジクジャムをお土産に買いました。

 道の駅を出たら、琵琶湖大橋を渡って東岸へ渡ります。目標の赤野井3南駐車場にやってくると、なんと工事で閉鎖されていました。次は…と走ると、南隣の赤野井1駐車場は、この日烏丸半島で行われていたフェスト.イナズマ2026専用駐車場にされていて、一般客は使用不可になっています。こりゃイカン。

 駐車場でUターンして北隣の緑地、木浜(このはま)3駐車場に入りました。ずらっと車が並ぶ中、一カ所だけ空いていたスペースに停めました。車から降りて様子を窺うと、公園では家族連れやグループ客がBBQを楽しんでいて、湖面はベタ凪、風は微風の行楽日和です。天気予報はアテにならんなぁ(苦笑)。

ベタ凪の木浜
ベタ凪の木浜(このはま)

 これならカヤックが出せます。時間にも余裕があるどころか、13時半ではまだ日が高くて暑いくらいです。車の中で涼を取り、仮眠して体力を回復させて、太陽が傾き始めた15時過ぎに準備に取りかかりました。

 カヤックを駐車場から湖岸へ運び、買って初めて使う電動ポンプでカヤックを膨らませます。まずは充填圧を1.5psiにセットし、メインチャンバー(船体空気室)に充填しました。
 次にアッパーデッキチャンバーに入れようとしたのですが、全然入りませんでした。入れる順番を間違えたかな?最後にフロアチャンバー(船底空気室)に記載された推奨空気圧1.0psiで空気を入れました。
 夏の炎天下では空気が膨張するため規定値より低め(メインを1.0~1.2psi程度)にするのがトラブル予防のコツだそうですが、この日は雲が多くて直射日光はほぼありません。湿気からくる蒸す暑さなので、規定値の1.5psiまで入れました。電動ポンプって楽だわ~。

 カヤックの中央にシートを置き、背中の後ろにバケットマウスBM-7000(明邦化学工業)を横に置くと船体の両舷からしっかりと挟まれるちょうど良い塩梅でした。今回は竿一本ですから使いませんが、ロッドホルダーはボックスの側面に付けるので向きを変えなきゃイカンと判明しました。各部の勝手は逐一使ってみないと解らないものですね。
 前掲のルアータックルとラバーネットを載せ、ダブルパドルを持ち、膨張式ライフジャケットを着て16時前に出艇します。ちょうど湖岸が階段状になっているのでエントリがとても楽でした。

出艇
出艇

 沖に出ると水面まで生えたウィード(藻)が生い茂っていて、久しぶりの大規模なウィードエリアに琵琶湖っぽさを感じます。
 今回は出目金クローラー一本勝負ですが、奥出浜での試投の通り、ウィードが絡むと途端に動かなくなるので、ウィードの無いところや、背が低くて水面まで届いていないところを探して投げていきます。

 パドリングによる掌のマメ防止のための5本指抜きグローブを嵌めたまま釣り始めたところ、グリップ感が上がって操作が楽になりました。これは今後も続けていきたい発見でした。
 出目金クローラーはたまに、動き出しの2アクション目までクロールしていないように見える時がありました。ウィードに絡んでしまったのか、常に竿先が水面に近いため糸の角度が浅い(直線に近い)ためか、はたまた目の位置(アイポイント)が低いために単に見えていないだけか、もうちょっと検証が必要です。

 ふと北の琵琶湖大橋の方を見ると、赤い取水塔?観測塔?が見えます。大きな建造物があるなら良いポイントじゃないか?と漕いで行ってみます。
 この塔周辺はウィードの背丈が低く、水面まで届いていないようです。これはいい所じゃん!と集中してルアーを投げて曳いていきます。周囲をひとしきり流してみて、う~ん、出ないかなぁ?と気を抜いて余所見をした瞬間にドバン!と激しい水音が!

動画

バイトシーン
余所見をしたらバイト!(32sec)

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 ググっと引かれる感触が伝わって、ドラグが効いてスプールが逆転し、糸がズルっと少し出されました。もうちょっとドラグを締めた方がいいか?と思った瞬間に、ふっと軽くなってルアーが飛んできました。ハリ掛かりが弱かったかスッポ抜けたようです。

 その後、もう一度魚が食い付いてこないか、頑張って投げ続け、巻き続けたのですが、無情にも日が傾いて薄暗くなってきました。

木浜の赤い夕焼け空
木浜の赤い夕焼け空

 エントリーポイントの近くまで戻ってきて、動画ではもう撮れないほど暗くなった頃、集魚ライトの存在を思い出しました。

集魚ライト挿入口
集魚ライト挿入口

 この出目金クローラーの背中とお腹にはそれぞれ直径約3mmの穴があり、集魚ライトを挿せるようになっています。おそらく3Dプリンタによる製作上必要な穴じゃないかと思うのですがね。それを見てケミホタル25のイエローとレッドの2種を買っておいたのでした。
 この集魚ライトが効くかも?との考えが頭をよぎったのですが、秋の夕日は鶴瓶落としの諺の通りにどんどん暗くなっていくので、結局試すことなく上陸して終了しました。

 上陸の際には階段上の場所に船底が当たって接舷できず、湖岸でフェスト.イナズマ2026フィナーレの花火を待っていたご夫婦に船を引っ張って貰いました。水位の加減がちょうど悪かったのですが、この時に長靴があれば苦労しなかったのに…。今後は忘れず準備しようっと。
 ヘッドライトで辺りを照らしながら後片付けをして、カヤックを車に積んで帰宅の途に着きました。

 残念ながら出目金クローラーでブラックバスをキャッチ!とはいきませんでしたが、40年前の年代物の竿が思いのほか快適に使えたり、大きな音をさせて魚が食い付いてきたりと収穫がありました。まだまだ琵琶湖へやってきて、次こそ釣りあげてニッコリ自撮り写真を撮りたいものですね。

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