配線はロードホッパーの弱点か
あれは7月24日のことでした。二つばかり隣の町の川で釣りを楽しんだ後、帰ろうとセルスタートボタンを押したら、セルモーターがウンともスンとも言いません。日陰まで押して歩きInstagramに写真をアップしたら、KANAJI☆さんからヒューズ切れじゃないですか?とアドバイスを頂きました。
8mmのスパナでフタを開け、15Aのヒューズを差し替えたら無事エンジンが動き出しました。SNSの普及により、現場で識者がアドバイスをくれるというのは良い世の中になったなぁ…としみじみ思います。
ヒューズの交換
再びエンジンが掛かりました(6sec)
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次の不調は9月23日です。再び二つばかり隣の町の川を訪れようと出発し、途中で上州屋東川口店に寄ったところ、駐車場でヒューズが再び切れてしまいました。もう慣れたもの…とヒューズを取り替え、ページワン春日部へと進路を変えました。
まさかここでヒューズ交換とは…
ページワン春日部で、社長と針替さんにセルスタートボタンを押すとヒューズが切れたんです。二回続いたので…と相談すると、ロードホッパーではよくある話ですと教わりました。
原因の一つとしてメインスイッチから繋がる配線のカプラーが普通のギボシで振動によって緩んでしまい、付いたり離れたりで短絡しヒューズが切れるというものがあるそうです。
上が切れたもの、下が新品です
この日はもうちょっと様子を見ます…と言って、そのまま帰路に付いたのですが、結局自宅まであと800mのガソリンスタンドで三度目のヒューズ切れが起こり、この時は二度ヒューズを換えてもセルスターターが動きません。完全に壊れてしまいました。やはりヒューズが切れた段階でトラブルシュートを依頼すべきだったのですね。面倒でもバイクを置いていけば良かった。
大汗をかきながらもバイクを押して帰れたのは僥倖でした。改めて25日に修理を依頼すべく、レッカーの手配をしました。
二日後の25日11時、レッカー車に積載してもらいました。担当の方はドゥカティとかアグスタってサイドスタンドが折れたりするので気を遣いますとかショベルはよくレッカーするので分かるようになりましたとかリジッドフレーム車は後輪近くにロープが掛けられるので楽な方です。ビッグスクーターが一番困りますなどアレコレお話が聞けて面白かったです。
レッカー車で運ばれます
後を追いかけるようにページワン春日部へ到着すると、すでにバイクは下ろされ、レッカー車は居ませんでした。修理の受付をして、車体を預けて帰路に着きました。
修理にどれだけの日数が掛かるのかな…と思っていたら、翌日26日の17時に修理完了の電話がありました。早いなぁ。故障箇所の目星が付いていたのかな?
10月3日、ページワン春日部に引取りに行き、修理の説明を受けました。
バッテリーからセルスターターへ続く赤い配線を差すとショートするようです。そのためこの間にセレノイド(電磁石モーター)リレーを入れたとのことでした。うーん、電気はよく分からん。配線図くれー。
これがセレノイド(電磁石)リレー
この修理によって、ヒューズ切れはなくなりました。
前掲のギボシ緩みの他にも、ETCの配線の余分を折り曲げてタイラップでフレームに縛っていたところが擦れて切れるという事例は経験していますし、一体どこで何が起きるか想定できない、そして判別するためには逐一テスターで確認したりと手間が掛かるというのが、電装系のイヤらしいところです。
ロードホッパーの特徴である振動の大きさは、同時に配線にダメージを与えるようで、他のオーナーからもヒューズ切れの話を見聞きします。年数や走行距離が増えるとともにダメージは増え、一方で配線は劣化していくワケですから、お付き合いを続けていくには、どうやらこのあたりからオーナーの甲斐性が試され始めるようですね(苦笑)。
Copyright (C) びぃ,2022-01-25,All-Rights Reserved.