ルアービルダーが制作した竿の先駆け
Marionnetter GUL 6' Spinning : GAUDI
TEAMDAIWA-S 2500iA : DAIWA
ガウディというハンドメイドルアーがあります。森田さんという方が作っているルアーで、ボディ自体が回転するキテレツなルアーです。あまりにキテレツ過ぎてコピーする者が現れないという個性ブッチ切りなルアーなのでご存知の方も多いと思います。
ガウディ。色んなモデルがありますがこれでも全てではありません。
実は僕ガウディ大好きなんです。実際にはオリジナルとセブンというモデルでしか釣ったことが無いんですが、fancyな容姿に騙されてたくさん持ってます。ええ。使い切れないほどです。
このガウディはバルサを一個一個デザインナイフで削りだしているそうです。バルサは軽いので多数のモデルが軽いんです。ベイトリールではほとんど投げられないものが多いんです。
そこで作者の森田さんはスピニングタックルを使い、このガウディを使うための竿まで作ってしまった、というワケです。
今でこそトップウォータールアービルダーがたくさん出てきて、オリジナルロッドをたくさん発売しています。ガウディはもう10年以上もルアーを作り続けてきた老舗であり、ビルダーオリジナルロッドの先駆けでもあったと思います。
トップウォータープラッガーはほとんどがベイトタックル愛用者です。それはある程度の重さがあるルアーの方がトップでの釣りに向く動きを出し易いから、重いルアーに向いたベイトタックルを使っているわけです。
その中でトップ用スピニングというのは異端ともいえる存在ですが、ガウディマニアとしてはルアー製作者が作った竿を使ってみたいと思うじゃないですか。やっぱり。
金色にペイントされたブランクです
そこで買ってしまいました。2001年の8月、ヤフオクを見ていると新品未使用、ハンドルのフィルムも剥がしていないというものが出ていました。これは買わねば!と入札し、20,500円で落札しました。
全部で5つのガイドが赤のスレッドで止められています
この竿のガイドは5つと少なくなっています。どこかの雑誌の記事だったかガイドの数を少なくしてブランクの特性を素直に出したかったという森田さんのコメントを読んだことがあります。
この竿に合わせるリールは普段何にでも使っているTEAMDAIWA-S 2500iAにしています。もっと個性的なリールであってもいいと思うのですが、スピニングリールは糸撚れやスプール噛みなどが起きると厄介なので、現代的なリールを使っています。
このタックルでもまだバスを釣っていません。購入後バス釣りの回数が減ったこともありますが、肝心なのはルアーが増えすぎてガウディまで出番がなかなか回ってこないという点です。う~ん。もっと使いたい。
掛けた感じは分かりませんが、すごく柔らかい竿です。GULはごっつウルトラライトの意味だそうです。森田さんは雑誌の取材などで竿を柔らかくして小さなバスでも楽しみたい。糸を太くして竿が折れてしまう方がスリルがある。とコメントしているようです。
あんまりバキバキ折れちゃうとそれはそれで泣きそうになりますが、柔らかい竿の弾力を生かして操るところにガウディの秘訣があるのかも知れません。
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