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憧れのハーレーに初ライド

レンタルバイクを使ってみた

2017-03-25

 ある時ネットニュースでレンタルバイクの記事を読みました。今はこんなのがあるのね…と調べてみると、自分にとって使い勝手の良いサービスだと思われました。久しぶりにバイクに乗ってみようとアレコレ計画を練ってみました。

 どんなバイクに乗るかと考えると、やはりハタチの頃からのアコガレであるハーレーダビッドソンが思い浮かびます。久しぶりに書店でハーレー専門誌であるクラブハーレーを買って、現行モデルのお勉強をしていたら、姉妹誌であるアメカジ専門誌ライトニングと共催でイベント稲妻フェスティバル2017Westを2017年3月26日に大阪泉大津フェニックスで開催するとの告知を発見しました。これにハーレーに乗って行ってみよう!と閃いちゃったのです。

 立てた計画は、24日(金)の仕事後、実家に帰省し、翌25日(土)に電車でレンタルバイクの店舗へ行ってバイクを借り、普段からお世話になっているT氏の家にご挨拶に伺い、26日(日)の朝、稲妻フェスティバルへ行き、バイクを返却して電車で実家へ帰って、27日(月)の朝一番の新幹線で出勤してしまう、というものです。

 借りるバイクを物色しますが、ハーレーはおろか大型二輪車自体が教習所以来、公道では初めてです。かなり不安が残るので小さめのモデルであるスポーツスターXL883N アイアン883を、実家から電車で行けるレンタル819大阪弁天町店で、ヘルメットとあわせて18時30分から24時間の貸出時間で予約しました。
 T氏にお宅にご挨拶にお伺いしていいですか?と相談すると、泊まっていきなよ~というありがたいお言葉を頂戴しました。

 旅程が決まったところで準備を始めます。引っ越しの際にバイク用品を処分してしまったのでグローブが必要です。2りんかん東川口店に物色に行くと、スマートフォンホルダーを見つけました。

こんなものが
スマートフォンホルダーとグローブです

 これをハンドルバー等に取り付けるとスマートフォンのカーナビアプリで道案内をさせることができます。もちろん車では既にやっていたことなのですが、若い頃に夢見ていたようなことが既に普通なんだなと時の流れを感じてしまいました。もちろんグローブはスマートフォン対応のものを選んだのは言うまでもありません。

 グローブ、スマートフォンホルダーの他、バイクブーツ・着替え・T氏宅へのお土産・カバンなどをコンテナに詰めて実家に事前発送しておき、24日仕事帰りに新幹線に乗って帰省しました。翌日、電車を乗り継いで予約の時間より早めの18時頃、レンタル819弁天町店に行くと、店頭にアイアン883が停めてありました。

おお!これが!
スポーツスターXL883N アイアン883(2017年式)

 貸出の手続きをしていると、明日午後、雨の予報ですよね…とカッパを貸してくれました。実は荷物にカッパを入れるかどうか、カバンに入れて持ってくるかどうか、最後の最後まで悩んで持って来なかったのですが、実にありがたい配慮をしてくれました。

 取り扱いの説明を受け、いざ出発。おっかなびっくり走り出すと意外と普通に乗れます。というか排気量が大きくなった分を低速時の力強さに振っているようなバイクですから、中央大通~四ツ橋筋と走った街中の低中速こそが走り易いです。これはいいなぁ。気に入った。
 気になるのは無意識のうちにニーグリップしてしまうとエアクリーナーカバーに脛が当たるコトです。普通のバイク乗りは自然とニーグリップするものですから、わざわざ意識してガニ股で座って走りました。ハタからはエラそうに乗ってるって見られるんだろうなぁ…。本当のトコはだって脛が痛いんだもんだなんて、エラそうどころか弱々しい限りです(苦笑)。

 国道1号線を走ってT氏のお宅へ無事到着しました。初めての大型二輪の公道が大阪の市街地になるとは夢にも思っていませんでしたが、アイアン883で大正解!楽しく走ることができました。

 T氏のお宅は数年ぶりの来訪、家族が増えて賑やかになったところにU氏も参加して、タコ焼きパーティーで出迎えて頂きました。ありがとうございました。

家で焼くのは久しぶり
タコ焼きパーティです

気に入って頂けたようで
お土産と一緒に

 お持ちしたお土産が魔王という焼酎で、これがとても美味しかったこともあり、いろいろお話しして寝たのが4時になっていたような…(笑)。

 のんびり起きてT氏のお宅を辞去する前に、娘さんの撮影会を少し。

女の子とハーレーって珍しい組み合わせ
いい表情です

マスコットのようですな
大きくなったら乗ってくれるかな?

 W650(カワサキ)乗りであるお父さんならではの発想ですが、喜んで乗ってくれる娘さん、いいですね~。

 スマートフォンホルダーを取り付けて、T氏のお宅から出発し、近畿道~阪和道~堺泉北有料道と泉大津フェニックスへ向かって走ります。アイアン883は風をモロに受けるので100km/h辺りで、飛ばそうという気が無くなってきました(笑)が、動力性能に不満はありません。高速道路もスイスイと走って、何も不安ありませんでした。説明を受けなかった謎の黄色いランプが灯りましたけどね(笑)。何だったんだろ?

 途中、道に迷って隣の埋立地に行っちゃいましたが、どうにかこうにか稲妻フェスティバル会場に到着しました。駐車場に停めて場内へ進みます。

ブースが並んでいました
稲妻フェスティバルの会場にて

ちょっと量が足りなかったかな?
お昼ゴハン

 お腹が空いたので、飲食のブースで神戸ぼっかけ丼をお昼ゴハンに食べ、その後アチコチ見て回ると、アメカジ専門誌とハーレーダビッドソン専門誌の共催だけあって、アパレルやレザーアイテムを販売しているブースが多かったです。

 ハーレーダビッドソン・ジャパンもブースを出していて、体験試乗もできるようでしたが、ここまで来るのが体験試乗のようなものだから…(笑)。謎のランプ点灯について相談しましたが、現車を見ているわけでは無いのでよく分からないとのことでした。あまり気にしないでいいのかな?

 アレコレ見て、欲しくなったのはバイクブーツでした。ワイルドウイングというメーカーで、元全日本ライダーの藤林さんという方がカカトの作り方ひとつにも拘っているんですよと商品説明をしてくれました。
 もともとの値段設定もバカ高いワケではない上に、イベント特別価格ということで、かなりお買い得だった記憶があります。今履いているのはカドヤのバイクブーツで、ハタチの頃に買った四半世紀モノです。あまり履いていないのでまだ使えるけれど、内装が痛んでいるので換えてもいいなぁ。今履いてるブーツをゴミ箱に突っ込んで新しいのを履いて帰れば…とまで考えましたが、何とか踏み留まりました(笑)。

 ブーツを踏み留まり、買ってしまったのはお財布でした。これまで使っていたものは彼女から誕生日に貰ったものですが、コイン入れの内装が破れ、時折行方不明になるので、さすがにそろそろか…と思ってました。

装飾の無いシンプルが好み
買っちゃった(笑)お財布

 レザーアイテムの有名どころのブースもいっぱい出ていましたが、一目見て気に入ったのがこれ、サムライクラフトのラウンドファスナーロングウォレットType-1でした。
 ルガトショルダーという革だそうで、特徴は木材の杢のようなトラ目が出ているところ。フライフィッシャーにはリールシートやランディングネットなどで馴染みのある模様が好ましいです。
 サムライクラフトのウェブショップを見ると、フィッシングツールのカテゴリがあります。お客さんかスタッフかは分かりませんが、お好きな方が居るんですね。なんだかイッキに親近感が湧きます。
 ブースでお話ししたスタッフの方は僕、ブラックバス釣りやるんですよとおっしゃる。この日着ていったのはゲーリーヤマモトのサテン生地のスタジアムジャンパーだったので、胸のジャンピングバスの刺繍を見せたらあら!と。さすがはバス釣る人で知らぬ者無しゲーリーヤマモトでございます。アメカジでしょ?(笑)

外れました
メインステージではクイズ大会が

 ステージショーも終わり、帰途につくお客さんが増え始めた15時半頃、僕も引き上げることにしました。

ハーレーと
帰り間際に記念撮影をしてもらいました

 今にも降り出しそうな空を見上げて、念のためにカッパを着ようと取り出したものの、サイズがだいぶ小さい…。諦めてそのまま走ることにしました。
 泉大津入口から阪神高速湾岸線に乗り、何とか降らないで…と願いも虚しく、雨が本降りになりました。泣きそうになりながら走っていると、天保山出口で下りる前に止んできました。これなら雨宿りしても良かったかも?暗くなる前に返却してしまおうと思って走ったのがアダになったかもしれません。

 返却前にガソリンスタンドで給油をするのですが、ガソリンキャップの開け方が分かりません。一度大阪弁天町店に帰り、スタッフのお兄さんに教わってから、再び給油し、無事返却となりました。帰りはファミレスで休憩します。濡れた靴下を少しでも乾かせたので、助かりました。
 帰りに中津のアンティークショップイレクターズに寄り道して、無事に実家に帰ってきました。

ペリンです
買ったオートマチックフライリール

何か味があります
コルクポッパーです

 レンタルバイクを利用して、ハタチの頃から憧れだったハーレーダビッドソンを初体験することができました。雨に降られたものの、素晴らしい体験ができたと満足しています。

 大型二輪を限定解除した15年前はハーレーの盗難が酷くて、庭先で青空駐車なんて絶好のカモでした。二の足を踏んでいた15年間は車に乗って積極的に釣りに行ってましたので、バイクはすっかり縁遠くなっていました。レンタルであれば保管場所の問題はありませんので、これはいいな、と。都市部に住んでる人に保管は切実な問題です。

 億劫になりがちな手前整備も不要です。結局ミニトレGT80はイジって遊ぼうと思っているうちに、釣りにかまけて不動にしてしまいました。イジる愉しみは理解しているつもりですが、僕の場合、釣りとバイクの両方は無理ですね。
 むしろプロに整備されているので安心感は抜群です。整備を怠れば所有していても乗りたい時に乗れないコトが起きるのがバイクの常ですから。W650を所有するT氏は二人のお子さんが育ち盛りとあって、バイクに乗る機会は半年に一度と言ってました。半年乗らないとバッテリー上がり、キャブ詰まり(最近はFIですが)のリスクが出てきます。

 新車価格で100万円超のハーレーなんておいそれと買えるものではありませんし、半年に一度とは言いませんが、僕がバイクにどのくらいのペースで乗るかなんて、まるで未知数なものにいきなり高額な出費はどうなの?と。レンタルで様子を窺ってから買っても遅くないし、試乗体験と考えれば、購入車種検討の参考になるでしょう。
 僕の現状には、レンタルバイクは購入よりベターな選択だと思ったので、自宅近くの店舗の年間会員になりました。今年アレコレ乗ってみようと思っています。

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