最良の機会を得て最狂の企画が動き出す
2本めの製作で行った丸竹の分割の模様です。
フル先生は長さ3.6mの丸竹を仕入れています。あらかじめ半分に切った1.8mだと切って廃棄する箇所が多くなってしまうためとのことですが、3.6mでは運送料が高くなるデメリットもあるそうです。まとめて仕入れればメリットの方が大きくなりますが、何より保管場所の確保がタイヘン!です。
もちろん扱いもタイヘンになるわけで、実際、先生宅の駐車場に丸竹を運び出す途中で、家の階段の電球のホヤを竹で叩いて割ってしまいました。先生ごめんなさい。
丸竹割りの手順としては、まず根元側を壁のようなところにあてて、先端側の切り口に竹がきちんと半分になるように切り込みを入れます。ずれないように刃の丈夫なナイフをあてて、木槌でコンコンと叩きます。
竹割り機をあてながら、綺麗に6分割できるように残り2つの切り込みを入れます。
ここで横着すると幅がバラバラでいびつな竹片になるので慎重に作業します。
先生はびぃさん、やってみなよと声を掛けてくださったのですが、竹を割るのは初めてなので恐る恐る竹割り機を握ります。
竹の根元側を壁などに押し付けて、竹割り機を切り込みに合わせて、ぐぐっと押し込みます。
力いっぱい押し込んでみてとの言葉に竹割り機をエイヤっと押し込むと、パキパキと音を立てて竹が割れていきます。これは結構気持ちいいかも。
途中で止まってしまったところではい、びぃさん。一旦竹を垂直に立ててみてとの声が掛かり、竹を地面の上に立ててみます。
3.6mって長いんですよ
竹割りも進むと次第に割れにくくなるようです。地面にコンコンとぶつけて割ってみてとの指示で、打ち付けるように割っていきます。
一旦持ち上げるようにしてから打ち付けました
当然竹割りも終盤になると不安定になって倒れます。向こう側に倒れるとまずいと思って自分の方に傾けると、頭にばさっと竹片が倒れてきました(笑)。
あいた!ってほど痛いわけじゃないけど…
地面まで押し下げると、綺麗に竹が割れました。竹が割れていく感触は確かにスッキリサッパリする心持ちです。ちょっと楽しい。
竹を割ったような性格というのは割った竹が真っ直ぐということではないのですね。スッキリ割れていく感触のことをいうんだとやってみて初めて分かりました。
相変わらず、曲がって生えているのが丸分かりな竹片です
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