辛く厳しい道とは知りつつも一度は釣ってみたい憧れの魚
2004年から新潟の大川・三面川・荒川で桜鱒釣りが一部解禁になりました。事前に申し込み、抽選によって、あらかじめ決められた定員に特別採捕許可が下りるというカタチですが、首都圏から比較的近い新潟県で桜鱒釣りができるというのは画期的でさえあります。
実際、世間の耳目を集めたようで、抽選は結構な倍率となったようです。僕は4月1日から5月30日まで解禁される荒川に申し込み、キャンセル待ちでようやく引っ掛かり、晴れて桜鱒釣り師の末端に加われることとなりました。
今回桜鱒釣りができるのは荒川の河口にある堰堤の下流側から漁協の増殖事業施設がある辺りまでの約2.2km区間でした。
見当で赤線を引いているので正確ではありません。
解禁当日となった1日は木曜日でしたので、残念ながらお仕事で釣行できませんでした。2日(金)の仕事が終わった夜から出掛け、3日の早朝、ようやく荒川に駆けつけることができました。
2日にはやや強い雨が降ったようでかなり増水し、強い泥濁りが入っていました。
荒川左岸から上流へ。3日午前6時30分頃の川の様子です。
同地点(左岸)から下流側へ。
同地点で川岸に近づいて撮ってみました。
まずは様子を伺うということで解禁場所をウロウロと見て回り、既に始めている釣り人や漁協職員の巡回員の方に話を聞いてみたりしました。
その中で一番釣り人が入っていたのが左岸区域上流部でした。このあたりは堤防から川までに潅木のある湿地があり、そこを通って川に出ます。川に入ると、岸近くですぐに深くなっていて、数歩進めば腰くらいの深さになります。
背後は潅木ですので、フライは振れません。ルアーの人がたくさん入っている一番人気の場所でした。
今年の第1号はこの対岸で釣れたそうです。
色々と聞いて回り、こちら側の岸(写真より左側の下流)でもすぐに釣れたそうですが、登録の持込順で2番目になったとか。「左岸の区域最下流部も良い場所だよ」と漁協職員の方から聞いたので、人気場所を避けて左岸側の区域最下流部へと入ってみました。
ここで竿を出し、ルアーを投げ始めてみたのですが、増水していたこともあって、ほとんど立ち位置が確保できず、早々に場所移動することにしました。
次に下流部のある地点に入ってみました。ここも漁協職員の方に「実績のある場所だよ」と聞いていたところでした。この区域は全般的に左岸に流芯が寄っている所でした。
下流に向いて撮ってみました。
ルアーを取り出して釣りを始めると、予想以上に流れが速く強いことに驚きました。12~24g程度のスプーンを使い、底をゴロゴロと転がすようにして、流れを探っていきました。
予想通りと言うか、やっぱりアタリは無く、スプーンを次々と根掛かりでなくしてしまいました。
同地点の上流側。流れは結構速かったです。
この日はとても寒く、ネオプレーンの手袋をしていなければ何分と経たないうちに手がかじかんでしまうような気温でした。ウロウロとポイントを変えつつ、ときおりディープダイビングのミノーに変えたりしました。
しかしながら、延々と投げ続けても何のアタリも無く、初日の釣りを終えたのでした。
その2へ続く
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